= ユーザー入力 =

一般的なGIFアニメーションは、指定された時間が経過すると次のコマに移行する。
ユーザー入力 とは、上記の時間では無く、ユーザーからのアクション によって次のコマに移行するための機能である。

ここで言う ユーザーからのアクション とは

等、様々なモノが挙げられるが、
実際にどのアクションを ユーザー入力 とするかはGIFを再生するアプリケーションに依存する。
ユーザー入力 に対応していないアプリケーションも存在する)


ユーザー入力待機時間 と組み合わせて使用する事ができる。




= 画像の処理方法 (旧 背景の処理方法)

画像の処理方法 とは、

現在のフレーム(α)を表示した後に次のフレーム(β)を表示する際、α で表示した内容をどうするか

を指定するための項目である。


Picture 1.1 Picture 1.2 Picture 1.3 Picture 1.4 の4つのフレームから成る GIF(図1) を元に解説をする。

  1. 0:指定しない
    処理方法をGIFを再生するアプリケーションに丸投げする。
    大抵のアプリケーションでは 1:現在のまま と同様に扱われる模様。

  2. 1:現在のまま
    αで表示した内容に重ねてβを描画する。

    図1全てのフレームが 1:現在のまま に設定されていた場合、イメージは次のように推移する。

    GIF
    Picture 2
    1->2 2->3 3->4 4->
    Picture 2.1 Picture 2.2 Picture 2.3 Picture 2.4 Picture 2.5 Picture 2.6 Picture 2.7 Picture 2.8

    の部分で 1:現在のまま の処理が成されている。ただ、現在のまま なのでイメージに変化は無い。
    また、○->○ の部分は内部での画面イメージであり実際に画面に表示されるイメージでは無い。


  3. 2:背景色で塗り潰し
    βを表示する前に、αで描画した領域を背景色で塗り潰す。

    図1番目のフレームが 1:現在のまま番目のフレームが 2:背景色で塗り潰し に設定されていた場合、イメージは次のように推移する。
    ※ IE6 のエンジンで GIF を表示しているブラウザでは、アニメーションが 1:現在のまま と同じように再生される?…。

    GIF
    Picture 3
    1->2 2->3 3->4 4->
    Picture 3.1 Picture 3.2 Picture 3.3 Picture 3.4 Picture 3.5 Picture 3.6 Picture 3.7 Picture 3.8

    の部分で 2:背景色で塗り潰し の処理が成されている。
    見て判る通り、先に描画したイメージを背景色  #000000 で塗り潰している。
    なお、この背景色による塗り潰しはGIF全体に対して行われるワケでは無い。
    フレームの領域に対してのみであるので注意。
    また、○->○ の部分は内部での画面イメージであり実際に画面に表示されるイメージでは無い。


  4. 3:以前の状態に復元
    βを表示する前に、αで描画した領域をα描画前の状態に戻す。

    図1番目のフレームが 1:現在のまま番目のフレームが 3:以前の状態に復元 に設定されていた場合、イメージは次のように推移する。

    GIF
    Picture 4
    1->2 2->3 3->4 4->
    Picture 4.1 Picture 4.2 Picture 4.3 Picture 4.4 Picture 4.5 Picture 4.6 Picture 4.7 Picture 4.8

    の部分で 3:以前の状態に復元 の処理が成されている。
    見て判る通り、イメージがフレームを描画する前の状態に戻っている。
    また、○->○ の部分は内部での画面イメージであり実際に画面に表示されるイメージでは無い。