ウイルス感染ランキングって必要？
コンピュータウイルスには困ったもので今や社会的な大きな問題の一つと言えるでしょう。
ところでこのウイルス、自然発生するわけでなく悪意をもった人間が作っているわけですよね。
なぜ彼らはそのようなものを作るのでしょうか。
本当のところはその悪人さんに聞いてみなければ分からないと思いますが、
私が常日頃気になっていることが一つあります。
それは、ウイルス対策ソフトメーカーによる感染ランキングの発表や、新聞などのメディア
による「ある特定のウイルスが猛威をふるっている」というような報道です。
ソフトメーカーやメディアは「警鐘」を鳴らすというつもりなのでしょうが、
まったく意味が無いと思います。それどころか逆効果です。
ウイルスの生みの親にとっては「わが子の成績発表」みたいなもので、
ランキングに入らなければもっとがんばってランクインしようと「改悪」したり、
上位ならこれまたさらにどんなもんだとばかりに「改悪」を進めたりと、
悪い方向の「やる気を起こさせる」だけだと思うのですが、みなさんどうお考えでしょうか。
少しでも「やる気」を起こさせないためには「無視」することです。
自分の作ったウイルスがどれだけ繁殖しているか、確認することが出来なくなれば
少なくともそういった意味の悪人は減るのではないかと思います。
対策ソフトメーカーさん、感染ランキングの発表は即刻やめて下さい。
（メーカーさん、まさかウイルスが減ったら商売あがったりだ、なんて思ってないですよね。^d^）
報道のみなさん、事実を報道しただけでは返って「犯罪」を助長する場合があることは
ご承知のとおりです。ぜひ一考をお願いしたいと思います。