断熱くん1号使用説明書
1.はじめに
このプログラムはWindowsNT/95上で動作します。
また、動作にはVB6ランタイムを必要とします。
2.インストール
解凍するとフォルダ中に実行ファイルがいくつか出来ます。
インストールは必要としません。
実行ファイル(*.exe)をダブルクリックすることで起動します。
3.使い方
(1)平均熱伝導率
プログラムファイルは、以下の通りです。
@ロックウール保温材は、ロックウール平均熱伝導率.exe
Aグラスウール保温材は、グラスウール平均熱伝導率.exe
Bけい酸カルシウム保温材は、けい酸カルシウム平均熱伝導率.exe
Cセラミックブランケットは、セラミックブランケット平均熱伝導率.exe
Dはっ水性パーライト保温材は、はっ水性パーライト平均熱伝導率.exe
Eポリスチレンフォーム保温材は、ポリスチレンフォームの平均熱伝導率.exe
Fポリエチレンフォーム保温材は、ポリエチレンフォーム平均熱伝導率.exe
Gフェノールフォーム保温材は、フェノールフォーム平均熱伝導率.exe
H硬質ウレタンフォーム保温材は、ウレタンフォーム平均熱伝導率.exe
いずれも、保温材の種類をプルダウンメニューから選択し、低温側温度
と高温側温度を入力し、計算をクリックすると平均熱伝導率が計算されます。
平均熱伝導率しか計算されません。特定の温度の熱伝導率は計算されません。
(2)表面熱伝達率
ファイルは、熱伝達率.exeです。
環境温度、表面温度、風速、配管の直径(平面の時は0)、断熱材の厚さ、
プルダウンで放射率を入力してください。熱伝達率が計算されます。
(3)放散熱量
ファイルは、放散熱量.exeです。
断熱材平均熱伝導率、断熱材内側温度、断熱材外側温度、周囲温度、表面
熱伝達率を入力してください。
平面の場合、断熱材厚さを入力してから平面の計算をクリックしてください。
配管の場合、断熱材の内径と断熱材の外径を入力し、配管の計算をクリック
ください。
放散熱量が計算されます。
(4)飽和水蒸気圧・露点温度
ファイルは、飽和露点.exeです。
気温を入力して計算をクリックすると飽和水蒸気圧が計算されます。
相対湿度も入力して計算をクリックすると露点温度も計算されます。
(5)断熱厚さ
ファイルは、断熱厚さ.exeです。
断熱材平均熱伝導率、断熱材内側温度、断熱材外側温度、周囲温度、表面熱伝達率
を入力してください。平面の場合はそのまま平面の計算をクリックします。配管の
場合は、断熱材の内径を入力してから配管の計算をクリックしてください。断熱材
厚さが計算されます。
(6)施工後の断熱材の表面温度
ファイルは、表面温度.exeです。
周囲温度、放散熱量、表面熱伝達率を入力してください。平面の場合は平面の計算を
クリックすると計算されます。配管の場合は、断熱材の外径を入力し、配管の計算を
クリックしてください。断熱材外側温度が計算されます。
(7)施工後の放散熱量
ファイルは、後放散熱量.exeです。
断熱材外側温度、周囲温度、表面熱伝達率を入力してください。平面の場合は平面の
計算をクリックすると計算されます。配管の場合は、断熱材の外径を入力し、配管の
計算をクリックしてください。施工後の放散熱量が計算されます。
(8)参考文献
・理論実際保温保冷工学 渡辺常正著 朝倉書店
・伝熱と保温 九州大学西川兼康監修 中央熱管理協議会編
・JIS9501
4.ダウンロード
ベクターでダウンロードしてください。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/edu/se274352.html?y
5.履歴
2003/01/01 ver.1.0
2003/07/07 ver.2.0 平均熱伝導率を整備
2003/09/09 ver2.1 熱伝達率バグ修正
6.掲載
宝島社 DIGI USER 8月号に掲載
7.最後に
・このプログラムの著作権はBaron_feragameに帰属します。
・このプログラムは使用料無料のフリーウェアです。
・このプログラムの使用に起因するいかなる事態も責任を負いかねます。
・通信と個人的な手渡しによる転載、流通に関しては内容の改変等が無い限り
制限はありません。
・本プログラムは、学業、趣味に使用することにのみ許可します。
・無断で許可なく商用活動、会社業務などに使用または利用することは禁止します。
8.問い合わせ先
Baron_feragameまで
いーめいる
Baron_feragame@yahoo.co.jp