Zerius Vocoder ヘルプ
このプログラムはスピーチ・サウンドをcoolにするのに使われます。スピーチのボーカル効果を他のサウンドに負わせます。この技術はKraftwerk や Laurie Andersonのようなアーティストによってポピュラーになりました。
このチャンネル(周波数帯)ボコーダはmodulator (変調波)で周波数を解析し、band (帯域)に分離し、各帯域のマグニチュード *1 を見つけ、そしてcarrier (搬送波)の一致する帯域をマグニチュードによって増幅する働きをします。
この表はフォーム上のコントロールを説明しています:
Modulator File |
[Browse]をクリックして、あなたの話し声のファイルを選択します。通常よりかなりはっきりと、通常よりゆっくり話すとうまくいきます。 |
Carrier File |
[Browse]をクリックして、modulatorであなたが話した「saying」にしようとするサウンドのファイルを選択します。carrierは周波数の種類が豊富な波形でなければなりません。ホワイト・ノイズでうまくいきます。周期的なホワイト・ノイズ(例:ホワイト・ノイズの極短いサンプル)でロボットのようなサウンドになります。もう一つの良さそうなものはシンセサイズされたストリング・コードです。この波形は自動的にループされます。 |
Output File |
[Browse]をクリックして、ボコーディングの結果を書き込むファイルを選択します。このファイルは現存する必要はありません、作成されます。 |
Window Length |
処理する窓 (window)をどの程度の長さにするか、スライダを動かし、秒を選択します。入力音声はこの長さの窓に分割され、窓ごとに独立して処理されます。最適な窓の長さは、モジュレータの話し言葉の音節毎におおよそ2つの窓になるものです。窓が長すぎると結果が分かりにくくなります。短すぎても結果は良くないようです。 |
Window Overlap |
処理する窓をどの程度重複させるか、スライダを動かしwindow lengthのパーセントを選択します。サウンドは別個の窓で処理されるので、outputは次の窓に移る所でとても急に変化します。これはカチッという様に聞こえます。これを除去するために、プログラムは窓を重ね合わせ、それらの間をcross-fade させます。このパラメータはどの程度重複させるかを調整します。 |
Band Count |
スライダを動かしキャリアが変調される周波数帯域の数を選択します。キャリア内の周波数をexcite させるため、モジュレータの周波数は帯域に分割されます。band-countを大きくするほど、outputはmodulatorに近いように聞こえます。おおよそ8から64の間が最適のようです。 |
Output Volume |
outputをどの程度の大きさにするか、スライダを動かしパーセントで選択します。もしoutputが歪んでいるか、もしくは小さすぎるなら、音量を変えることが出来ます。ゼロより小さければ音量は下がり、ゼロより大きければ音量は上がります。 |
Normalize |
チェックを入れるとcarrierを考慮しoutputをノーマライズします。オフにするとクリアな結果が損なわれるでしょう。 |
Restore Defaults |
すべてのparameterを初期値に戻します。 |
Vocode Progress |
ボコーディングの進行中に、どの程度完了したかを表示します。 |
Stop |
進行中のボコーディングを終了します。 |
Vocode |
ボコーディングを開始します。 |
Vocode and Listen |
ボコーディングを開始し、完了したら結果を再生します。 |
Help |
ヘルプを表示します。 |
Close |
vocoderを閉じます。 |
コンタクト
最新の情報は次のウェブ・サイトをご覧下さい
http://www.epiphyte.ca/code/vocoder.html *2
最新バージョンはこちらで入手できます。
何か問題がありましたら、躊躇せず私に連絡下さい。私はいつも喜んでお手伝いします。また、問題や提案がありましたら御一筆下さい。私は特にあなたの作ったものを聞きたいと切望しています。あなたがこのボコーダを利用した音楽をリリースするなら、私がそれを見つけることが出来るようにお知らせ下さい (無料のものは受け入れます)!私のe-mailアドレスは *3 です。
MacOSへの移植を行ったCody Jones *4 に感謝します
いかなるバグ報告も感謝します。
著作権
The Zerius Vocoder is Copyright (C) 1996-1999, 2002 Emanuel Borsboom.
The FFT code (contained in fftn.c, fftaux.c, fft.h, and spt.h) is Copyright (C) 1993 Steven Trainoff.
The code for converting to and from IEEE floating-point numbers is Copyright (C) 1988-1991 Apple Computer Inc.
著作権表示をそのままにし、あなたの行った変更点を表示すれば、あなたはこのボコーダで行うことのすべてが自由にできます。
保証はありません。
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