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超不定期連載 MeRu# 〜C#でつくるMediaPlayer〜 |
2. C#で行こう (初出:2004/05/30 更新:2004/06/05)
当たり前のことだが(一般の人には当たり前じゃないかもしれないけど)
プログラムは何らかのプログラミング言語で書かなくてはならない。
そして、プログラム言語には色々種類がある。
例を挙げると、C, C++, VB, Java, Delphiなどなど。
それぞれの言語には得意、不得意な分野(アプリ)があり、
一概に何が良いと結論を出すことはできない。
では、「MeRu#」は一体何で書くのがいいのだろうか。
はじめは現在MeRuを開発している C++ で書こうと思っていた。
しかし、もっと良い言語を見つけてしまった。それが C# である。
C#はご存知の通り、マイクロソフトが提唱している .NET Frameworkのメイン言語である。
完全なオブジェクト指向言語であり、後発だけあり一部を除いて、
C++とJavaの良いとこ取りをした言語仕様になっている。(一部、そうでもない部分もあるけど)
C#は2年くらい前から勉強したいな、と思っていたのだが、なかなか触れる機会がなかった。
その機会が今、巡ってきたのだ。それに、マイクロソフトも推奨しているし、
これからWindowsでアプリを開発するならこいつだと思う。
Visual Basicの方が簡単で開発者も多いかもしれないが、軽く触ってみた感じでは
個人的にはVBよりもC#の方が多機能かつ簡単だと感じた。
なによりも重要なのはコンパイラ&開発環境(IDE)がタダなことだ。
というわけで、「MeRu#」は勉強も兼ねてC#で開発することに決定。
さあ、ここまで書けば分かるだろう。「MeRu#」という名前には
「MeRuを半音上げたくらいの機能のソフト」という意味と、C#で開発してるよ、という
2つの意味が込められているのである。
では、言語も決まったことなので、まず開発環境を整えよう。
次回以降の連載でアップするソースをコンパイルするのに必要なのは以下のもの
上の3つはWindows Updateで既にインストールしてある可能性もあるので、
自力で持ってくるのはNET Framework SDK と SharpDevelopとDirectX SDKの
3つで良いかもしれない。
落としてきたら全てインストールし、SharpDevelopを立ち上げてみてほしい。
すると多分、メニューなどが英語になっているので、ずはこれを日本語の表示に直す。
メニューの Tools から Options を選ぶとOptionsダイアログが開く。
そのダイアログの SharpDevelop Options の UI Language を選択し、
Japanese(日本の日の丸の国旗のアイコン)を選択して、OKボタンを押す。
これでメニューも全て日本語で表示されるようになるはずだ。
(ただし、ヘルプは英語のまま)
SharpDevelopはフリーなのにめちゃくちゃよくできていて、
VisualStuido.net と比べても遜色ない出来で、お気に入り。
このソフトがなければ、C#で開発をやろうなんて考えなかったと思う。
最近はC# & SharpDevelpとかJava & Eclipseとか、フリーで良い開発環境が
手に入る良い時代だなぁと感じる、今日この頃。
次回からはいよいよSharpDevelpを用いてC#のプログラミングに入っていきたい。
掲載予定は1週間後。お題は当然 MediaPlayerだ。
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