■soft
現在、病院モノの恋愛(?)アドベンチャー(シュミレーション要素強)の製作に取りかかっています。テーマは[家族愛][生と死][自分の居場所]。ヒロインが三人と、サブヒロインを二人ほど想定しております。
ゲームは読むだけのノベルではなく、プレイヤーが積極的にゲームに参加できる形を取りたいと思っています。期限内の日程の中で、患者の治療・投与する薬・話す内容を自分で決め、その結果により様々なエンディングを迎えられる方式にしたいと思っています。そう、まさしく医療ゲーム。
これらは、以前自分が作ろうとして挫折したシナリオとゲームシステムを複合したものです。こうすれば面白いんじゃないか? という発想を、ジャンク品の中からリサイクルしました。以前公表して挫折した作品もあるので、常連さんにはもしかしたらピンと来るものがあるかもしれません。
■title:「一夏の影」(仮)
〜プロローグ〜
医者である主人公:国頭 トウジ(くにがみ トウジ)は、二年前に最愛の妻:国頭 有紗(くにがみ ありさ)を自らの手で失った。
その後、自分に失望したトウジは六歳になる息子:国頭 勇(くにがみ ゆう)と、研修時代からの友達であった看護婦:由良木 さくら(ゆらき さくら)と共に小さな診療所を始める。
妻が死んでから二年が経ち、だんだんと妻の記憶がセピア色になってきた頃、診療所に大学病院時代の親友であった藤崎が尋ねてくる。藤崎は、相馬に難病を抱えた一人の患者を紹介する。
そこに現れたのは、紛れも無い二年前に死んだ妻の姿だった――
〜キャラクター〜 ■・・攻略可能 / □・・攻略不可能
■朝霞 紗江(あさか さえ)
難病を抱えた女性。
どういうわけか、二年前に死んだトウジの妻とそっくりである。性格は物静かで他人に優しく、特に子供が好き。自分の死を悟っているようなところがあり、時々悲しい顔を見せる。
■西野 鈴香(にしの すずか)
知恵遅れの女の子。
ある日、交通事故に巻き込まれて病院に担ぎ込まれてくる。幸い軽い怪我だったものの、トウジはもしものことを思って入院を薦め、彼女を入院させることにする。精神的に同じ年齢なのか、勇と仲良く遊んでいる姿を目にする。
■沖菜 岬(おきな みさき)
病院の前で行き倒れになっていた女の子。
病院の前で行き倒れになっていたのを勇が見つけ、トウジはみかねて彼女に栄養剤を打つ。しかし、それに味を占めたのか、彼女は強引に病院に居座るようになる。小さな勇のことを「クソガキ」といって無茶苦茶に可愛がる。
■由良木 さくら(ゆらき さくら)
主人公の大学病院からの友人であり看護婦(看護士)。
トウジが小さな診療所を開くといったとき、有無を言わさずに主人公と共に大学病院を後にし、それから診療所唯一の看護婦として働いている。面倒見が良くルックスも良いので、彼女目当てに遠いところからこの診療所に来る輩も少なくはない。
ちなみに、主人公と同棲していたりするが、別段そういう関係ではない。
□藤崎 哲(ふじさき てつ)
主人公を昔から知る人物。
帝王大学病院の医師。トウジの妻に良く似た紗江をつれてきた張本人。このことが切欠で、トウジが再び大学病院に戻ることを望んでいる。
□国頭 勇(国頭 勇)
六歳になる主人公の息子。
二年前に死んだトウジの妻との間に授かった子供。純真無垢であるがゆえに、母の死に耐えられずつい最近まで引きこもっていた。紗江のことを、本当の母だと思いこんでいる。