9、ファイル情報&ID3タグ編集画面

※注意※
タグ編集によるファイルの破損など発生したすべての損害等について作者は一切の責任を負いません、あらかじめご了承ください。


1、メニュー「ファイル情報」&「再生ファイル情報」

選択しているファイル、再生中ファイルのファイル情報の表示とID3v1、v2(v2.2を除く)タグの編集ができます。

編集画面(ID3v1編集画面)


(ID3v2編集画面)
 

ID3v1編集画面とID3v2編集画面の切り替えはタブをクリックすればできます。
読み込み時に各編集画面の「有/無、削除」にチェックがある場合そのファイルに各タグが存在します。(上のv1編集画面の状態)
チェックがない場合はタグが存在しないので新しく入力する場合はチェックをいれてください。
(チェックを入れないと編集できません。上のv2編集画面の状態)

「更新」を押すとID3v1、v2共に編集します。 新たにID3v2タグを追加するときは「有/無、削除」チェックボックスの横にある
コンボボックスで選択したバージョン、文字コードで書き込みます。

※選択可能バージョン一覧

・v2.3-バージョン2.3、文字コードShift_JISで書き込みます。
・v2.3(UTF-16)-バージョン2.3、文字コードUTF-16で書き込みます。
・v2.4-バージョン2.3、文字コードShift_JISで書き込みます。
・v2.4(UTF-16)-バージョン2.3、文字コードUTF-16で書き込みます。
・v2.3(UTF-8)-バージョン2.3、文字コードUTF-8で書き込みます。

再生中のファイルを編集する時は一旦、再生が停止します。編集後、再度再生しますが再生位置が多少前後することがあります。

ID3v2タグの編集は書き込まれているバージョン、文字コードで行います。(編集時はコンボボックスからバージョンを選択できません)
v2タグに新たなフレームを追加する場合も他のフレームと同じバージョン、文字コードで書き込まれます。

アーティストは「アーティスト追加」でリストを作成した場合、リストから選択することもできます。
(リストについては下の「アーティスト追加」ボタンの説明をご覧ください)

ジャンルは一覧の中から選んでください、なおジャンルはデフォルトではID3v1の標準80種とSCMPX互換の中から作者が独断で選んだジャンルが選択できます。
ジャンルリストは独自に編集することができます。ジャンルリストについて詳しくはこちらをご覧下さい。
ジャンルリストにないジャンルの場合はリストの一番下に内容が追加されています、修正しない場合はそれを選択してください。
なお、他のプレイヤー等でジャンルを空欄にした場合、このソフトでは「アニメ(J)」と表示される場合があります、これは「設定」で「ジャンルの空欄を255にする」を チェックすると正しく表示されます。(詳しくは「設定」をご覧ください)
(そのままにしておいても他のプレイヤー等では空欄で表示されます)

また、ファイル名を変更するときは「ファイル名」の入力ボックスに新しいファイル名(拡張子を除く)を入力し、「更新」してください。
確認ダイアログが表示されますので「はい」を押すと変更されます。
ファイル名に使用したいタグの入力ボックスにフォーカスを合わせた後、「追加」ボタンを押すとそのタグの内容がファイル名の入力ボックスに入力されます。
(入力は最後尾にされます、カーソルの位置ではありませんのでご注意ください。)
また、書式を使用してタグをファイル名に入力することもできます、書式での編集方法は「ファイル名を書式で編集」をご覧ください。
(ファイル名とタグを同時に編集するときは「更新」はすべて編集してから一度だけ押せば編集されます。)

なお、ID3v2の編集時にはファイル破損の恐れがあるので初期設定でバックアップファイルをソフトのあるフォルダに「backup.mp3」として保存します。
万が一、ファイルが破損しましたら「backup.mp3」をリネームしてファイルを復元してください。
(「設定」で変更することができます、詳しくは「設定」をご覧ください)

(注)XPスタイルの場合、ID3v1タグ編集画面での入力制限が仕様によりバイトから文字数(全角も1文字と計算)に変更されています。
これによってタイトルなどは全角でも30字入力できるようになってしまいます。
ID3v1は最大30バイト(全角で15文字)しか入力できません。XPスタイルの場合、一応制限を超えた分は無視しますが一部文字化けする可能性があります。

●ボタンの説明

ファイル名編集関連

■「追加」ボタン
ファイル名の入力ボックスにフォーカスのあるタグの入力ボックスの内容を入力します。すでに文字が入力されている場合はその後ろに入力されます。

■「クリア」ボタン
ファイル名の入力ボックスを空欄の状態にします。ファイル名の入力ボックスが空欄のときはファイル名は変更されません。

タグ編集関連

■「ファイル名入力」ボタン
フォーカスのある入力ボックス(西暦、Trackを除く)にファイル名を自動入力します。
すでに文字が入力されている場合はその後ろに入力されます。
ファイル名が30バイト(半角は1バイト、全角は2バイト)を超える場合、入力ボックスにはすべて入力されますが、保存されるのは30バイトのみになります。

■「元に戻す」ボタン
すべての入力ボックスを初期状態(読み込んだタグ内容or空欄)にします。

■「ID3v1→ID3v2」ボタン
ID3v1タグの入力ボックスに表示されている「Track」「タイトル」「アーティスト」「アルバム」「西暦」「ジャンル」「コメント」の内容を ID3v2タグの入力ボックスにそれぞれコピーします。
なおコピーされるのはID3v1側に現在表示されているものになります。
押した後はID3v2編集画面になります。ID3v2タグの入力ボックスに文字が入力されていても上書きしますのでご注意ください。

■「ID3v2→ID3v1」ボタン
ID3v2タグの入力ボックスに表示されている「Track」「タイトル」「アーティスト」「アルバム」「西暦」「ジャンル」「コメント」の内容を ID3v1タグの入力ボックスにそれぞれコピーします。
なおコピーされるのはID3v2側に現在表示されているものになります。
押した後はID3v1編集画面になります。ID3v1タグの入力ボックスに文字が入力されていても上書きしますのでご注意ください。

■「アーティスト追加」ボタン
このソフトではアーティストのリストを作成することによってアーティストをリストの中から選べるようにすることができます。
リストの表示順は文字コードの昇順になっています。(五十音順にはなっていません)
リストへの追加方法は「アーティスト」欄に追加したい内容を入力し、「アーティスト追加」ボタンを押してください。
(リストへの追加のみもできます)
現在表示されている編集画面の「アーティスト」欄の内容をリストに追加します。追加リストへの追加が完了すると確認ダイアログが表示されます。
初めて追加するときはソフトと同じフォルダに「artist.txt」というファイルができます。このファイルがリストの内容になっています。
なお、リストからの削除はお手数ですが「artist.txt」を開いて、該当行を削除して上書き保存してください。
(改行を入力するときは半角で入力してください)

◆リスト表示例


●ID3タグの削除方法

各タグがある時に各編集画面の「有/無、削除」のチェックを外して「更新」ボタンを押すと、ID3v1、v2タグを削除することができます。
確認ダイアログが表示されますので「はい」を押すと削除されます。


2、「リスト内連続タグ編集」

ここではリストに表示されているすべてのファイルのタグを連続で編集することができます。
「更新」「キャンセル」を押すとリスト内のすべてのファイルを読み込むまで続けて次ファイルの編集画面が表示されます。
編集画面はほとんど同じですが連続編集のみで使える機能がいくつかあります。



●1曲編集時と違う点、専用機能について

■「入力内容保持チェックボックス」(赤枠で囲まれた所、ID3v2編集画面も同様)

この各チェックボックスにチェックが入っていると「更新」「キャンセル」で次ファイルを読み込むときにタグの有無に関わらず現在入力していた内容が入力されたままの状態にします。
各チェックボックスは横の編集項目と対応しています。
(アルバムの内容を保持する場合はアルバムの横のチェックボックスにチェック)
例えば、アルバム等の編集で同じ内容を全曲に入力するときなどの場合、1曲目で入力し、チェックを入れておけばその後は入力しなくても自動で同じ内容が入力されます。
内容自体は「更新」ボタンを押さないと更新されません、次ファイルにすでにタグが入力されている場合でも現在の入力内容が表示されますのでぐれぐれもご注意ください。
チェックが入ってない場合は1曲編集と同じように読み込んだタグ内容or空欄の表示になります。

■「ファイル名保持チェックボックス」(青枠で囲まれたところ)

このチェックボックスにチェックが入っていると「更新」「キャンセル」で次ファイルを読み込むときにファイル名の入力ボックスに現在入力していた内容がそのまま表示されます。
このチェックボックスにチェックを入れてファイル名を書式で入力しておくとわざわざ入力しなくてもタグの内容を使ってファイル名を編集することができます。
書式を使ったファイル名の変更方法はファイル名を書式で編集」をご覧ください。

■「自動トラック」チェックボックス

このボックスにチェックが入っているとトラック番号を自動で入力します。
番号はチェックを入れた時点で表示されている編集画面のトラック番号を基準にしてチェックが入った状態で「更新」を押されるごとに1ずつ増えていきます。
(「キャンセル」時は増えません、0、空白が入力されているときは1が基準になります)
チェックをはずすと今までカウントされた数は無効になります、再度チェックをいれると現在表示されている番号が基準になります。

■「元に戻す」ボタン

基本的には1曲編集時と一緒ですが上の「入力内容保持チェックボックス」にチェックが入っている場所はそのままの状態になります。
チェックが入っている場所を元の内容(読み込んだタグ内容等)にしたい場合は「入力内容保持チェックボックス」のチェックをはずしてください。

■「ID3v1→ID3v2」、「ID3v2→ID3v1」ボタン

基本的には1曲編集時と一緒ですが上の「入力内容保持チェックボックス」にチェックが入っている場所にはコピーされません。
チェックが入っている場所にコピーしたい場合は「入力内容保持チェックボックス」のチェックをはずしてください。

■「保持全解除」ボタン

ID3v1、ID3v2編集画面の全「入力内容保持チェックボックス」のチェックを解除します。

■「<<」ボタン

編集ファイルを一つ前のファイルに戻すことができます。自動トラックにチェックが入っていた場合、解除されます。

■「>>」ボタン

「キャンセル」と同機能です。

■編集画面ウインドウの「×」(終了)ボタン

「キャンセル」ボタンを押すとタグの更新をせずに次ファイルを読み込みますが、ウインドウの「×」(終了)ボタンを押すとすべてのファイルまで到達してなくても、 編集画面を終了します、途中で編集作業を終了させる場合はこちらでウインドウを閉じてください。


3、「ファイル名を書式で編集」

ファイル名にタグの内容を使用するときに書式を使ってタグの内容を入力することができます。



書式の種類は以下をご覧ください。
書式以外の文字はそのまま使用されます、なお書式は1ファイル、各項目(v1、v2は別)各1回しか変換されません。([%1ti-%1ti]などは前半しか変換されません)
書式で入力した内容が空欄だった場合、その部分には何も入力されません。
上の例の場合「angela-01-Shangri-La」(v1のアーティスト-v1のトラック2桁-v1のタイトル)になります。

● 書式の種類(xの部分には数字が入ります、ID3v1タグの内容を使いたいときは1、ID3v2タグの内容を使いたいときは2を入力してください)
「%xti」-タイトル
「%xar」-アーティスト
「%xal」-アルバム
「%xye」-リリース年
「%xcm」-コメント
「%xtr0」-トラック(0の部分には桁数を入力してください(指定しない場合は0))トラックがこの桁数未満の場合、入力した桁数になるように頭に0を付けます)
以下はID3v2のみ
「%2sa」-作曲
「%2or」-オリジナルアーティスト
「%2co」-著作権
「%2ur」-URL
「%2en」-エンコードした人、組織

4、ジャンルについて

●ジャンルリストについて
表示されるリストの内容はソフトと同じフォルダにある「genre.txt」に書いてあります。
なお、リストの表示が英語版のものを「genre-e.txt」として入れてあるので英語表示の方が良いという方はファイル名を「genre.txt」に変更してください。
このファイルの内容を変更することによって新たなジャンルの追加やジャンルの削除、順番の変更をすることができます。
変更するには「genre.txt」をメモ帳等で開いてください。

内容はこのようになっています

 / 
J-ポップ/(146)JPop
J-ポップ(J)/(250)J-POP(J)



1行が1項目です。「/」で区切ってあって前半がリストに表示される名前、後半が実際にタグに書き込まれる内容です。
タグに書き込まれる内容はv1は()で囲っている数値、v2は後半全体です。
v1タグで選択した項目に()がなかった場合、空欄として編集されます。
v2タグのジャンルは独自に定義できるようになっているので自由に追加することができます。
タグを読み込む時はv1は()で囲っている数値を検索して見つかった場合は表示名で表示します。
v2は読み込んだタグに()が付いていれば数値が、付いていなければ()以降の文字が完全一致した場合は表示名で表示します。
それ以外は未対応ジャンルということでリストの一番下に追加されます。(「更新」か「キャンセル」すると未対応ジャンルはリストから消えます)
この書式で追加、編集することで内容を変更することが出来ます。(一番上の「 / 」は空欄用なので削除、順番変更しないでください)
リストの表示順は上から順です。(1行目が一番上、編集可能は2行目から)

例えば
「お笑い/(200)owarai」と追加するとv1タグのジャンルは[200]、v2タグのジャンルは[(200)owarai」が書き込む内容になり、
リストに「お笑い」と表示されます。

●デフォルト対応ID3ジャンル一覧
(注意)v1タグに入力したときは黄色はwinamp、SCMPX互換プレイヤー等、水色はSCMPX互換プレイヤー等でないと表示されません

00:ブルース 20:オルタナティヴ 40:アルタナロック 60:トップ40 145:アニメ
01:クラシックロック 21:スカ 41:ベース 61:クリスチャンラップ 146:J-ポップ
02:カントリー 22:デスメタル 42:ソウル 62:ポップ・ファンク 250:J-ポップ(J)
03:ダンス 23:プランクス 43:パンク 63:ジャングル 251:声優
04:ディスコ 24:サウンドトラック 44:スペース 64:ネイティブアメリカン 253:萌えソング
05:ファンク 25:ユーロテクノ 45:メディテイティブ 65:カバレット 254:特撮
06:グランジ 26:アンビエント 46:インストポップ 66:ニューウェイブ 255:アニメ(J)
07:ヒップホップ 27:トリップホップ 47:インストロック 67:サイケデリック  
08:ジャズ 28:ヴォーカル 48:エスニック 68:レイブ 247or255:空欄
09:メタル 29:ジャズ+ファンク 49:ゴシック 69:ショートゥーン  
10:ニューエイジ 30:フュージョン 50:ダークウェイブ 70:トレーラー  
11:オールディーズ 31:トランス 51:テクノ・インダストリアル 71:ローファイ  
12:その他 32:クラシカル 52:エレクトロニック 72:トライバル  
13:ポップス 33:インストゥルメンタル 53:ポップ・フォーク 73:アシッドパンク  
14:R&B 34:アシッド 54:ユーロダンス 74:アシッドジャズ  
15:ラップ 34:ハウス 55:ドリーム 75:ポルカ  
16:レゲエ 36:ゲーム 56:サザンロック 76:レトロ  
17:ロック 37:サウンドクリップ 57:コメディ 77:ミュージカル  
18:テクノ 38:ゴスペル 58:カルト 78:ロックンロール  
19:インダストリアル 39:ノイズ 59:ガングスタ 79:ハードロック