その1 どんな話にしましょーか??編

「う〜ん、急に作ってみようって言われても、かなり不安だなあ・・・・・。」
「あっはっは、オイラがついてるから大丈夫だって!!どんとうぉーりーよ!!!」
「・・・・・不安だ・・・・」
「じゃあ、始めようか。単純に作ると言っても、まずどんな話にするかを考えなくちゃね。どんな話にしたい?恋愛?ホラー??」
「えっ?!そ、そうだな・・・・・。じゃあ〜〜恋愛!やっぱ最初はコレっしょ?!」
「ふっ・・・・・。恋愛経験が乏しいお前にそんなの作れんかい?」
「なっ、し、失礼なっっっ!!!それはお互い様だろ?!!」
「じゃあ、早速取りかかろうか!!」
「流しやがった・・・!」
「恋愛アドベンチャーが作りたい!!っても、これだけじゃどうするかまとまったわけじゃない。あたりまえだけど」
「もっと細かく考えていこう?」
「うん。恋愛って言うくらいだから、もちろん主人公とヒロインが結ばれる結末ってのが一般的でしょう。主人公が男のときはね」
「うん、そだねぇ」
「じゃあ、簡単に『こんな感じの話』ってのを決めようか。はい、さっさと考えて」
「俺ばっかかよ?!!」
「オイラが考えちゃ意味ないだろ」
「まあな・・・・。えと・・・・・。学園物がいいな。主人公には『佐藤』という名の親友がいる。そしてある日、自分が想いを寄せていた同じクラスの女の子のことが親友・佐藤も好きだったという事実を知る!!驚愕の事実!!!親友といえど、この恋は譲れない!!!親友だった2人はライバルに!!!そして・・・・そして・・・・!!!!!
「わかったわかった。なんだ?その一昔前の恋愛ドラマのようなストーリーは?なんとも乏しい発想力だな。世界崩壊だ。悲しいよ」
「そこまで言わなくても・・・・・」
「まあいい。名作を作ろうって訳じゃないし。でも、そのまんまじゃつまらないから、少し手を加えよう」
「あ、ああ・・・・。じゃ、じゃあ、親友じゃなくて主人公の仲の良いグループ全員(4・5人)が同じ女の子を好きだとか。」
「へぇ〜〜〜〜そりゃすげ〜〜〜〜・・・・・」
「・・・・・・・。じゃあ、クラスの男子全員っっっ!!!!」
「増やしゃいいと思ってんのか?おめでてぇな。お前の頭、オープンリーチだな」
お前はケチつけるだけかい!!!
「わかったわかった。でも、登場するキャラが多いと描くの大変だから、親友って案でいいよ」
「どうでもよくなってないか・・・・・?」
「今回は『実際に作る』ってのが本題だから、話自体はどんなのでもいいからな。さて、せめて味のある脇役がほしいぞ」
「主人公の幼なじみ」
「もういいよ」
「話自体はどうでもいんだろ?!!」
「限度ってもんがあるんだよ!!!このマルコメ味噌が!!!!」
「ぐっ・・・・・!!」
「幼なじみな!!おっけーおっけー!素敵なアイデアだ!」
「マジへこむぞ」
「じゃあ、タイトルを決めよう」
『男の絆・涙の恋』ってのは?!」
「次回から制作に入ります。それでは、さよなら〜」
「終わらすな!!!」
「これ以上続けたらお前逮捕されんぞ!!!」
「俺なりに一所懸命考えてるのに罪になんのか?!!」
「テメェの存在自体犯罪なんだよ!!!」
「なんだよそりゃ?!!!」

ドタバタッ!!



すいませんでした・・・・・。

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