その2 タイトル画面を作ってみよう!!編

「いやぁ、間があいたねぇ」
「あきすぎ。忘れちゃうよ」
「お粗末な頭してるもんなぁ、お前」
「キサマに言われたくないやい!!」
「さて、今回はシンプルなタイトル画面を作ってみよう」
「シンプルって」
「辞書を引いてみよう」
「そ、そういう意味じゃなくてさ・・・・・。どんな感じかっていう・・・・・」
「簡単なやつだよ。ハッキリ言って、つまんないやつ。そそらないやつさ」
「なんか答えが違うような・・・・」
「ズバリ、やってみたくなくなるタイトルだ」
「おい・・・・・」
「つくりは殆ど同じだと思うし、そそるタイトル画面なんて作る人のセンス次第だからなぁ」
「そうなんですか・・・・・」
「んじゃ、はじめるよ〜。ゲームを作るってんだから、ペイントソフトぐらいもってるよな?」
「元々付属されてるペイントじゃダメなんか?」
「本人の好みによるけど・・・・・。とりあえず、タイトル画像を用意せないかん。えっと・・・・・前回、『男の絆・涙の恋』ってのに決めたんだよな。・・・・・はぁ
「なんだよ、そのため息は?!画像の大きさとかは?」
「任せる」
「なんか、今回適当じゃない・・・・・?」


15分後


「できたよ」


「おいおい、なんでこんなのに15分も掛かるんだよ?」
「う、うるさいなっっ!!」
「じゃあ、表示させてみよう・・・・・の前に。画像とかを闇雲につっこんでおいたらごちゃごちゃになってしまうよね」
「へ?」
「へ?じゃなくて。じゃあ、下の画像を見てごらん」

見本1 見本2


「小さくてわかりずらいけど、どうよ?」
「どうって・・・・・右のはいっぱいファイルがあるなぁ・・・・・と」
「これ、両方とも内容は同じ。違うのは、右は全部同じ階層にフォルダが置いてあって、左はファイルをフォルダ別に整理してある。なんか、左側の方がよくない?」
「ん〜〜〜・・・・・まあ、見た目はきれいだよね」
「うん。暗号化しちゃうと結局は同じになるけど、作る上で整理しておいた方がよくないかい?制作意欲に関わると思う」
「つまり、ちゃんと整理しておけ・・・と」
「はいな。あのタイトル画像は画像ファイルだから、『image』ってフォルダを作ってその中に入れよう。つまり、画像ファイルは『imageフォルダ』、音楽ファイルは『musicフォルダ』ってな感じで分別するほうがいいと思うよ。まあ、これも自由だけどね」
「入れたぞ」
「ではいきましょう。シンプルなタイトル画面ってことで、下のようなタイトルを作ってみよう」

サンプル

「本当にシンプル・・・・・」
「じゃあ、テキストの中身を見てみよう」

*define

game
*start

setwindow 210,348,20,23,26,26,0,2,20,1,1,#ffffff,0,0,639,479
bg white,6,1000

!w1000
lsp 1,"image\title.jpg",54,50:print 10,1000
!w1000

*stsel

select"・はじめから",*new,"・つづきから",*load,"・おわる",*exit

*new

!w500
vsp 1,0;print 10,1000
!w1000
goto *go

*load

!w500
systemcall load
!w500
goto *stsel

*exit

!w500
vsp 1,0;print 10,1000
!w1000
end

*go

:ここからゲームの内容に入ります。


「実際に書いてみて気づいたけど、ながっ!!」
「・・・・・・」
「さて、本当に特別なことはやってない。これまでのことを理解していれば分かるはずだよ」
「うん、特別新しいのも・・・・・ん?ちょっと待った」
「なに?」
「2つあります。まず1つは、最初の方にある『lsp』。スプライトだってのはわかるんだけど、『image\』ってのは・・・・・?」
「はぁ、やれやれだぜ・・・・・。文字列(『"』で囲まれた部分)」
は、表示させる画像を指定してるってことはわかってるよね? 「うん」
「これはね、『nscr.exe』から見て、どこにある画像だって意味なのよ。ここで質問。『nscr.exe』から見て、『title.jpg』(タイトル画像)はどこにある?」
「えっと・・・、『imageっていうフォルダ』の中に入れたから・・・・・。同じフォルダにあるimageっていうフォルダの中
「そうだね。つまり、この文字列は、『nscr.exeから見て同フォルダ内にあるimageというフォルダのなかにあるtitle.jpgというファイルです』とするわけだね。」
「わかった!『image\』ってのは、『imageというフォルダの中の』という意味か!」
「その通り。っていうか、鈍いなぁ・・・・・」
「うっさいな・・・・・。あと1つ。『systemcall load』ってのは?」
「前後からわからないかい?」
「・・・・・ロード画面を呼び出す?」
「そうです」
「なるほど。よし、もうわかったぞ!」
「最後に、このタイトルの流れを・・・・・。」

nscr.exeを実行する



ゲームが起動される



背景が白くなる



タイトルが出る



『はじめる』等の選択肢が出る


『はじめる』を選択した場合



普通に最初からスタートする(*go以降)


『つづきから』を選択した場合



ロード画面が表示される

選べば普通に記録がロードされ、
キャンセル(右クリック等)すれば、
最初の選択肢へ戻る


『おわる』を選択した場合



ゲームが終了される


「こんな感じでんねん」
「そうでっか・・・・・」
「今回はこれで終了かな」
「次はどうすんの?」
「どうしよう・・・・・。制作過程なんていちいち説明してたら大変だよ・・・・・。」
「ど、どうすんだよ・・・・・?」
「う〜ん・・・・・、要所要所の部分を説明していこう。エンディングとか」
「もうエンディングっすか?」
「考えとくよ。とにかく、今回はここまで!頑張って作ったろうぜ!!!」
「おお!!!」

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