トムソン下肢チェック

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【レッグチェックの手順】

Step I

患者を伏臥位とし、術者は患者の後ろに(患者の足方に)足を前後に開いて立つ。

足を少し持ち上げる。 母指で足底を、四指で足背を把握する。

その際、患者下肢の底背屈・回内外・内外反を取り除く。

左右踵の中心が、正中線(外後頭隆起〜殿裂〜踵中心)から離れない様にする。

膝関節伸展位のままで、上から(患者からみて後方から)踵または内果を観察し、脚長差をしらべる。

Step II

患者の膝関節を90度以上屈曲させる。

その際、左右踵の中心が殿裂・外後頭隆起のラインから外れないように注意する。

膝関節屈曲位で、術者は体を低くし患者の踵の高さに目線を下げ、後から(患者からみて足方から)

踵または内果の高さを観察し、脚長差をしらべる。

Step III

膝関節伸展位に戻し、患者の頚部を右または左に回旋してもらう。

この際、患者の頚部が側屈・前屈・後屈しないように、また力を抜いてリラックスしてもらう様に注意する。

その状態で、上から(患者からみて後方から)踵または内果を観察し、脚長差をしらべる。

一度患者の頚部を元に戻す。

次に逆の方向に頚部を回旋し、同様に脚長差をしらべる。

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--- MEMO ---

【逆転症候とは】

-D矯正後のポストチェックで+Dになる事。あるいはその逆。

矯正によって仙腸関節の軸が移動する為に起こる現象。

患者を少し歩かせて再チェックし、異常があれば矯正する。

【下肢長差の現れる原因】

下部腰椎・骨盤帯の伸筋の痙攣性収縮 / 短下肢側腸骨のPI変位

【レッグチェックの後、確認する事】

頚椎チェック後方坐骨チェック仙骨チェック

【主なコンタクトポイント】

#1豆状骨        #5中指端/カイロプラクティックインデックスフィンガー)

#8示指根        #10母指球       #11手根部

【触診のルール】

下方手#5で、上から下に触診する