評価p | 書名 | 著者 | 出版社 |
★★★★ | 男道コーチ屋稼業 | 掟ポルシェ | マガジンハウス |
僕はお馬鹿な人大好きです。この「掟ポルシェ」なるケッタイな芸名のおじさん、馬鹿さ加減で世界最強ではないかと思います。あえて言うと江頭2時50分と芸術性を抜き取ったアラーキーと大仁田厚とテリー伊藤と金正日を全部足して100倍したくらい大馬鹿もんです。深夜番組かなんかで有名な人なのかもしれませんね。僕は知りませんでしたが・・・。バンドのボーカルみたいです。CD買ってみようかな。 いーっつも、くそまじめな本ばっかり紹介してると批判される(そんなつもりじゃないんですが)のでこれまで紹介した本のまじめ度をすべてちゃらにするトンでもない本書を紹介します。 雑誌の連載記事が単行本になったものらしいのですが、まとめて一気に読まないとこの人に惚れ込むことはできません。表紙にはもう36歳になる掟ポルシェ氏が武田久美子とおんなじ白い貝殻のブラジャーとパンティー(?)をつけた格好で写真になっています。長髪なので一見不細工な女の人がグラビアになってるように見えますがまぎれもない不細工な掟ポルシェ氏です。最初の数ページにこの格好で彼が微笑み一杯の顔で九十九里浜で色々なポーズをとっています。 極太ゴシックのボールドで書かれた序文によると、万力で己の睾丸をじわじわと締め付けながら、「自分は馬鹿なことをやるために生まれてきた。それは男の美学なんだ。」とかなんとか・・・・。この圧倒的な量の馬鹿をみると確かに美学がある。彼の今後が凄く気になります。ビートたけし並みの芸能界の巨星になるかも。 全編信じられないほどアホな文章ですが、ときどき大山倍達の愛弟子がやってる激辛カレー(大沢カレー)の完食などと言う記事があって、そうかそんなカレーがあるのかぁためになるなぁと感心してしまう。文章はアホだけどすごいインテリジェントです。(昔、「かんべむさし」って作家の本を読んでましたが、ちょっと似てる。)文章が一見ナンセンスで、もの凄い勢いにつられて読んでるとちょっとインテリ感じる。まあ不思議な本です。載ってる写真もいちいち愉快。仕事でつかれたときにまた読もうっと。ライブ行ってみたいな。彼が説教してくれるようです。 |