頑張れデルファイ!!!の前書き


ながい。ながーい前書き。あんまり長いんで別ファイルに分離しました。(戻り。

 皆さん。デルファイ(Delphi)って知ってますか?
 いまさらながらと思うのですが、会社の人にいうと名前も知らない人がたくさんいるので改めて紹介です。DelphiはBorland社が販売しているPascalの処理系です。Object指向プログラミングができるように言語仕様を拡張し、ドラッグ&ドロップでじゃんじゃかGUI画面を作れる統合開発環境(IDE)が付いています。よく売れているのに、僕の会社のような汎用機用のソフトウェアベンダーでは異端視されます。
 DBアプリケーションがいとも簡単に作れます。ちょっとしたのならコーディングゼロでいけちゃいます。
 ところで、僕の会社では、AS/400だのRPG言語だのIBMの汎用機の技術以外はあまり歓迎されないようです。(聞いたことないでしょ。Delphiの方がメジャーだと思うんだけどな。全く。)
 うちの会社では企業で使う経理・受発注・生産管理などの諸機能を統合したソフトウェア(ERP)を売っているのですが出来合いのソフトなため、入力画面が使いづらかったりしてお客さんに嫌われることが多いです。
 (これまで何とか切り抜けてきましたが)クライアント画面の作りこみ用に沢山のAPIを持っているのですが、それを使ってPC側でコーディングするのでなく、中身にモディファイかけたがる不届き者が沢山いました。
 長年(といっても3年位ですが)「デルファイで外部にアドオンした方が安全だよ。」といいつづけていました。ナンボ言っても効果ないなと思っていたときにだんだん会社の思想が変わってきました。
 さてここでクライアントアプリを何で作るかです。本社(=本国。外資系です)Javaとか、VBとか言うのですが、僕はDelphiを薦めています。(だーれも聞いてくれません。例外は一人だけ。会社に陽気なおじさんがいてたぶん中身は分かっていないのに無邪気にデルファイに理解を示してくれます。)
 Whyデルファイ? と聞かれたら、「@Javaより早い。(完成したプログラムは圧倒的に早い)」「A結局お客さんが使うのはWindows環境だ。最近はデルファイのコードをUnixに移行するのも簡単だ。」「Bオブジェクト指向で一日の長あり、Javaがなんぼ変なAPIだしてこようとデルファイのコンポーネントの完成度には敵わない。」「C(たぶん)ちゃんとコンパイラの根っこからオブジェクト指向してる。C++みたいに構造化言語にプリプロセッサの皮かぶせてるニセもんじゃない。だからコンパイルも(びっくりするほど)早い。」....とのっけからわけのわからんこと書いてますが、とにかくデルファイにほれ込んでいるのです。どーしてこんなにいいもんを分かってくれないんだ。
 そこでデルファイのページも設けました。ちなみにデルファイとJavaは、JavaとC/C++より似てると思います。演算子などはCの方が似てるんですが、言語仕様の本質的なところはデルファイの方が近いです。Javaをマスターした人がC++に行くよりはDelphiにいく方が敷居は低く、開発効率もいいです。出来たオブジェクトがエラーを起こす確率も低いでしょう。
 すでにC/C++をマスターしちゃったのでなければ、デルファイをお奨めします。戻り。