#2 uses


 さて、次はユニットファイルの追加です。ソースつけて語りましょう。
 一応お絵かきまでして作ったので「頑張れデルファイ!!!#1/2 ユニットファイルの巻」も見てください。デルファイtopページから行けます。

「プロジェクトマネージャ!」の巻

 Delphiに限らず、最近の開発環境でアプリケーションを作ると言語が何であっても、色々なファイルを組み合わせたり、部品(クラスとか)を組み合わせて開発をします。
 優れたIDEは、開発中のアプリケーションに関係するファイルをまとめて管理する手段を提供してくれます。Delphiのプロジェクトマネージャはその一つです。
 #1のソース1-3のプロジェクトファイルTST01.dpr(と名前書き換えたとします。)を開いた状態で次のことをしましょう。

 メニューバーから「ファイル/新規作成/ユニット」でユニットを追加して下さい。自動的にソースのエディタにUnit1が加わり、TST01.dprのソースがソース2-1次のように変わって、ソース2-2のようなユニットが加わっているはずです。

ソース2-1:

program TST01;

{$APPTYPE CONSOLE}

uses
  SysUtils,
  Unit1 in 'Unit1.pas';

var s:string;
begin
 writeln('Hello World!');
 read(s)
end.

ソース2-2:

unit Unit1;

interface

implementation

end.
 プロジェクトファイルのusesにUnit1 in 'Unit1.pas';という記述が自動的に加わりました。Delphiのソースをいじるときは可能な限り、IDEを経由して、もしIDEが勝手に各ところを手動でいじるときはいったん実験して、知識を確実にするべきです。とにかくよく出来たIDEで、矛盾のないコードをばんばん吐き出してくれますから。
 usesは節で、利用する外部ファイルを示すと#1で説明しました。でもusesでの記述はSysUtilsと違うのに注意してください。Unit1;でも良いのですが、Unit1 in 'Unit1.pas';とユニットファイル名をつけるとプロジェクトマネージャという管理プログラムの監視の下に置かれるのです。デバックの対象にできると考えるといいかも知れません。
 プログラムの部品をユニットに押し込めて、プロジェクトファイルで使うところだけが見えればよいのでユニットファイルにコードを置いてみます。beginとend.の間はハローワールドをとにかく置いただけですからもう消してしまい、ユニットをJan02.pas、プロジェクトファイルをTST02.dprと名づけて保存します。

 メニューバーから「表示/プロジェクトマネージャ」と選択して下さい。小さな「プロジェクトマネージャ」ウインドウが開いたと思います。古いバージョンだとユニットファイル(Jan02.pas)だけがリストアップされていて、新しいバージョンだとTST02.exeがツリーリストになっているので、クリックするとユニットが現れます。uses節をJan02;のように書き換え、プロジェクトを保存しましょう。すると「プロジェクトマネージャ」から、Jan02が消えるのが解ります。
(2004/Jan/04)


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