英語とらこんへの道。前書き

Dear特に会社の後輩たちへ

  修行なんていうとびっくりする人がいると思います。
  僕もそうでした。しかし修行と呼ぶにふさわしい努力をしないと英語力というものはなかなか上がらないのです。
  帰国子女とか、外人がみっちり英語を教えるような私立高校・中学を出た人なら何でもないことかも知れません。
  が、あなたがかつての僕のようなレベルだとしたら、単純な2-3行位の文を外人さんが普通にしゃべるとマシンガンのように早く聞こえるでしょう。ノートに1pageくらいの文を一気にしゃべられるとお猪口でバケツの水を受け止めるみたいに何を言われているのかさっぱりなんじゃないでしょうか。NewsweekやTimeなど辞書を引き引きしないとおおまかな意味をも掴めない状態?
  大学院2年生のとき、内定先の会社から言われてTOEICを受けてスコアを申告する羽目に陥りました。
  そのとき交際していた彼女が「大那くんは海外旅行の経験も豊富だしきっとすごくいい点とるよ。」といっていました。そして彼女と同時の回に受験しました。
.....(結果)........。
  彼女760点、僕は480点.....1ヶ月位後に受けた英検準1級も彼女は受かって、僕は惨敗でした。
  TOEICは会社に入社してからも3ヶ月に一度位は受けさせられました。800点台だと留学のチャンスもあると聞いてどうしても点数をアップさせたいと思ったのです。
  会社は2週間の缶詰特訓をさせました。TOEIC600点ないと駄目だというのです。(もっとも前の会社では使う機会あまりありませんでした。)
  ある本(TOEIC最強の学習法の書評欄)に出会って、人生かわりました。なんだ努力がたりないんじゃないかそう思ったらほっとして「やればいいんだよ。」と。27-29くらいの年齢の間、余暇をほとんど英語の学習に費やしました。会社も無駄な残業を止めてウォークマン聞きまくり、再生リピートが早くて練習に有効だと聞いて、その頃あまり普及していなかったMDウォークマンを買ってテープやCDから聞きながらダビングしてせっせとディクテーション練習に励みました。(ディクテーションとは書き取りのことです。)
  最初の壁は700点位ここまでは割と勢い良く上がります。
  次は800点の壁、これがだいたい英検準1級くらいに相当するんじゃないでしょうか?この2つめの壁に到達するのは大変でした。
  900点:まだ僕が超えてない壁です。950点台になると映画がノー字幕でばっちりなことが多いそうです。
(でもある970点ホルダーがエディマーフィのマシンガントークに反応できなかったと言ってました。コメディアンのトークショーも笑えなかったといってました。それは文化の違いかも...。)


 自分自身のことを振り返ると、最近しばらく受けてませんし、負け惜しみでないのですがノンネイティブなら850ありゃ十分です。海外のコンファレンスなんかでも聞き漏らすことはないし、応答も問題ないです。分からないことは日本語でも分からないことです。マトリックスとかだったら(前編のストーリが分かっているし)ノー字幕でも楽しめたです。上の第一の壁700位は外資系企業なら「たしなみ」という時代ですが、最近の若い人たちはもっともっと出来ますね。もうすぐシンガポールみたいにテレビが英語ばっかりという時代が日本にもくるでしょう。恐ろしいことですが、トラさんに英語字幕が出る日だって遠くないかも。
 そこで高邁ながらTOEIC850への道を展開しちゃいます。どんどん僕を追い越しちゃってみなさんも900への道とかHP立ち上げてください。
英語とらこんへの道のトップページへ