12月29日号の解説

 12月29日の問題に解説つけました。オレンジが正解です。ほとんどの問題が5点配点でしたが、10点を配したものもあります。10点のものは「10点」と解説に入れています。
問1 The police *** investigating the murder case. ***に入るのはどれが適切。
警察policeは集団を表す名詞なので、常に複数形です。areが入ります。 「警察がその殺人事件を調査中だ。」です。
問2 His family *** large. 彼のうちは大家族だ。という意味では***になにが入る。
家族という塊として、familyが用いられるときは単数形です。
問3 My family *** all well. うちの者は皆元気です。***に何が入る。
家族の構成員のそれぞれがどういう状態かをあらわすとき、(元気だとか・・・)は複数形で扱います。
問4 the late Mr.Suzuki っていったらどんな鈴木さん?
故人の意味です。決まっているので覚えましょう。
問5 次のうちおかしいものは?「10点」
普通固有名詞には冠詞をつけません。どこにでもある何かの一つ「a」でもなければ、その「the」でもありませんから、でも河川(the Nile)、建築物(the White House)、乗り物(the Hikari)などは例外でつけます。大学は基本的に冠詞つけず Kyoto University(外国なら、Harvard Universityなど)と言います。この場合は京大にtheがついてるのがおかしい。余談ですが、・・・of ・・・の固有名詞はtheがつきます。(the university of Tokyoとか)ですから、大学でもof・・・はtheがつきます。東大と京大の例で覚えるといいんじゃないでしょうか?
問6 次の文で正しいのは?
頻度の副詞と否定の副詞は動詞の直前が基本です。
問7 Could you explain what she said? -Sorry I don't get it *****. *****に何が入る?
「彼女がなんていったのか教えてくれる。」「ごめん。私もわかってないのよ。」・・・もない。と否定の意味で「も」言うときは,tooではなくeitherで受けます。ちなみにヨーロッパの人はわりとこれを「アイサー」と発音するように聞こえて、米国の人は「イーサー」というように聞こえます。あくまで僕の接した人の中でですが。ブリティッシュがアイサーなんだろうか?米国人にアイサーで通じます。
問8 次のうち正しい文章は?
discuss,marry,attendどれも他動詞です。すなわちwithだのaboutだのtoだのは余計です。
問9 She shall go to the place.ってどう言う意味?
 shallはとっても特異な印象を抱かせる助動詞らしいです。willはその人の意思でやることを指しますが、shallの場合は彼や彼女の意思に関わらず何かをさせるという意味になります。王様が召使をこき使うように聞こえそうですね。
 僕が昔、アメリカでウェイターしてた頃に米国人のお客さんにお茶をお持ちしましょうか?くらいのつもりでShall I ・・・と切り出したら、とても変な顔をされました。まるで「(自分にはあなたにお茶を出す気が無いのに)あなたが欲しいなら持って来ましょう」と聞こえたのかなといまさら思います。使うのは控えましょう。変な英語です。アメリカ人がジョークで彼女を落としてみせる「She shall be mine.」と言ってました。学校英語で・・・しましょうか=Shall I・・・?と習いましたがおかしいと思います。
問10 He suggested that more information *** made available to protest investors. 反対派の投資家にもっと情報を開示すべきだ。と提案している***に何が入る?「10点」
suggestedとか、insistedは提案内容に原型を持ってきます。isじゃなくてbeです。should beというのもありですが、選択肢にないのでこれが○です。仮定法の一種らしいですが、beとか他の動詞なら「三単現でも「s」つけない」と覚えましょう。提案とか主張なのでwillなどは入らず、上と同じ理屈でshallです。しかし仮定法なのでshouldになるようです。そう考えると難しいので「be,should be,sなし。」と覚えましょう。
問11 If I *** sexually harassed on the job, I would bring the case to the court immediately. ***に何が入る。(まあそんなこと滅多にありえない職場と思ってください。)
ホントに滅多に起きないと(含む、起きてはならないこと)いうことはwere to beで仮定法(万一・・・だったら、・・・)です。(should・・・仮定法未来も同様に使えます。選択肢にありませんが)セクハラは健全な職場ではwereでは弱すぎますね。
問12 Have it not for your advice, I might have been committed the crime.
おかしいのはどの部分?
後ろがI might have been・・・と続くので、Had it not for・・・,「もしも・・・が無かったら、」で始まってなければなりません。単純にWithout・・・,で同じ意味を表しますが、ネイティブがHad it not for・・・と口にしたのを耳にしたことあります。相手が使うものは覚えねばならないでしょう。
問13 Can I go there *** jeans?  ジーンズで行っていい?***に何が入る。
服装はinを使います。ぴたっとしててもonじゃなくてinです。
問14 See you *** 10 minutes. 10分後に会おう ***に何が入る?
未来の時間予定はinです。
問15 I'm *** his proposal. 彼の意見に賛成なら***になにが入る?
賛成を前置詞で言うなら、forです。(バカボンパパのサンセイのハンタイはどうやって英語にするだろ?)
問16 (雑学編、TOEICだけでは会話できん。)
「駒鳥を殺したのは誰?」 何が出典?
Who killed the cockrobin? とマザーグースにあります。よく新聞の見出しにWho killed・・・?とタイトルがついてますが、英米人の心象にずんとせまる表現なのかもしれません。子供のときに良く聞いたフレーズのマザーグースにあわせて文章を作っているものと思われます。ジャックとベティとか、ロンドン橋とか、奇妙で怖い簡単に「○○が死ぬ。」とかのフレーズが出てくるので、結構味のあるミステリーにマザーグースの詞が登場します。
 古い漫画ですが、「パタリロ!」にクックロビン音頭というのが登場しますが、間違いなくこのマザーグースをもじってます。子供のころ意味も知らず面白がってました。
問17 (雑学編)
象の鼻を普通、英語でなんという?
樹木の幹のところをtrunkといいますが、しわしわの見かけが似ているからか、象さんの鼻もこう言います。
問18 (雑学編)
チョウチョや蛾の幼虫(イモムシ)をなんていう。
キャタピラはイモムシです。戦車のキャタピラは派生語でしょうか?つづりは同じです。ちなみにpupaがさなぎ。wormはミミズ、bugは甲虫みたいな虫です。
問19 (雑学編)
dollar(ドル)紙幣のもう一つのいい方は?
buckです。1ドル紙幣のことを指しますが、100ドルをone hundred bucks とすっかりdollarの置き換えで使うこともあります。(少なくとも口語で聞いたことがあります。)
なお、pennyが1セント、dimeが10セント、nickelが25セントの硬貨を指します。
問20 (雑学編)
君主君臨すれども統治せず。このことわざのもともとの英語で、「君主」はどの単語を使う。
Soverin reigns but does not rule.
 です。ことわざは知らない単語多いですが、結構でてきます。Jaguarのソブリンって車ありますが、「王様」の意味だったのです。

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