2004年2月6日号の解説

 解説です。オレンジが正解です。
問1 He used to help me *** my homework in our childhood. ***に入るのはどれが適切。
help (人A) with (事柄B)で「AさんのBを手伝う。」です。
問2 We used to download the roms for the NES emulator from the web, but it's hard to ***.
「以前はファミコンエミュレータのロムってインターネットでダウンロードできたんだけど、今は手に入りにくいんだ。」 ***になにが入る。
come by で「手に入れる」です。入手が難しいの意味でhard to come by はかたまりでよくでてきます。
問3 I can't part *** this car. ***に何が入る。
「〜(物)を手放す」をpart with 〜と表現します。人と別れるのはpart from〜(人)です。区別しましょう。
問4 We *** on the internet as an absolute neccesity for a new conpany's success.
***に何が入る?
look on A as Bで「AをBと見なす」です。「新しい会社が成功するためにインターネットは絶対の必須項目だと思う。」が文意です。
問5 Stick *** what you believe no matter what they say.
「奴らがなんと言おうと信じるところを貫け。」***になんて語を入れるといい?
stick to 〜は「〜にこだわる。/〜を貫きとおす。」です。
問6 The sight of a lot of bodies in the battle field brought *** to me the meaninglessness of war. ***に何が入る。
bring home to (人A) (事柄B) で「AさんにBのことを(しみじみと)思わせる」です。「戦場の死体を見て、戦争は無意味だと思った。」
問7 Can you call *** me at three tomorrow. ***に入るのは?
call on (人A)で「Aさんのところを訪問する。」です。(人に対してはon)
問8 Can you call *** my office at three tomorrow. ***に入るのは?
call at (場所A) で「Aへ立ち寄る」です。(場所に対してはat)
問9 I have a lot of homework to hand *** tomorrow.
***になにが入る?
hand in で提出することを指します。(submit/give outもチェック)「明日出さなきゃいけない宿題がたっぷりある。」の意味です。
問10 Are you *** with X-files? -Does that by any chance have something to do with the case? Xファイルのことはご存知で? それがもしかして今回の事件と関係あるのですか?
***になにが入る?
(x-filesのビデオ見ててディクテーションした文章をちょっと加工しました。)
「お詳しいですか?」というのに「familiar with」 はよく使われます。knowとか他の語だと何か決まらないんです。会話でも積極的に使ってみよう。
問11 Come here tomorrow by eight thirty without ***. 「明日はここに必ず8時半までにくること」***は何が入る?
without failで必ずと念を押します。failureは使わないです。(慣用的な理由だと思います。)lateだのは時間を指定しているなら冗漫ですから使わないようです。(日本人とその辺が感覚違いますね。)
問12 She finished the job *** ease.***になにを入れる?
「簡単に」は「with ease」です。覚えるしかない。
問13 I started my work *** earnest. ***に入るのは?
「in earnest」は「真剣に」です。
問14 I can't *** the life of me remember the name of the man we are talking about.
***に入る適切なのは?
I can't for the life of me で「どうしてもできない」という意味です。can'tと動詞との間にfor the life of me が塊で入ることに注意。ほとんど後ろにはrememberが来るので、ど忘れしちゃったときに使う表現として覚えましょう。
問15 Contorary *** our expectations, he failed in the project. ***に適切な選択肢は?
「contrary to 〜」で「〜に反して」です。forと間違えやすいみたいです。
問16 (雑学編、TOEICだけでは会話できん。)
ちょっと前にアメリカで大騒ぎになった「炭そ菌」次のどれ?ちなみにあるヘビメタのバンドの名前になってます。
「アンスラックス」です。(ヘビメタバンドにはroom for one moreなどかっこいい曲多いです。)
 誤答の解説は以下の通り
 anemia:貧血です。
 nirvana:ヒントに釣られて引っかかるかなといれて見ました。仏教用語の「涅槃」です。(nirvanaはあんまり好きじゃないんだよね。)
 hydrophobia:狂犬病です。単語は水を怖がるという意味です。狂犬病が発症してしまうと水分を受け付けなくなるからです。発症前にワクチン処理しないと現在でも治せない難病です。
問17 (雑学編)
 アメリカ合衆国が北米大陸を東西横断して領有しているのは第3代大統領のおかげといっていい。ある国から領地を買収したのである。1エーカー(4047平米)を3セントという破格の安値で買い取った領地はその前はどこの領土。
 フランスから買いました。ルイジアナ買収といって米国ではだれもが知っていることです。ルイ○○世のルイから来てます。なぜフランスがやすやすと手放したかというのはナポレオンがフランスで革命戦争にやっきになっていて農地としてとても有望なルイジアナの価値がわからなかったからとも言われています。1エーカー3セントでも相当な広さなのでそれなりにまとまったお金になってナポレオン軍の軍資金として魅力だったようです。第3代のトマス・ジェファーソンはこの前後に大陸探検隊などを方々に派遣しています。アメリカ大陸は初めて通った隊の国が領有するという不文律があったようでアリバイ作りと土地の買収をせっせとやった訳です。(うーん、インディアンの迫害も起こったんだろうなぁ。西洋人って酷い。)
問18 (雑学編)
米国の軍隊で入隊時に「I am an expendable.」(私は国家の消耗品であります。)と何度も繰り返し言わされ、あらゆる戦闘で白兵戦や最戦闘任務を言い渡される精鋭部隊は?
 海兵隊(U.S.Marines)です。海軍Navyとはなんの関係もないです。米国人にとって海兵隊のイメージは荒くれ者の集団。スラム出身者や低学歴層がいるという認識です。手のつけられない暴れ者が国家の役に立つ仕事をできる唯一の職場という認識じゃないでしょうか。グリーンベレー(今はないとも聞く)は俗称です。ナショナルガードとは各州で抱えている州兵という軍人を指します。U.S.Aの連邦軍とは別の組織で、有事に連邦軍に組み込まれることがあります。SASはイギリス空軍の特殊部隊です。
問19 (雑学編)
ちょっと古い統計ですが1993年米国で流通する銃は2億2300万、一家に5丁。
さて、アメリカ人の銃に関する意識調査について、全米ライフル教会(NRA)によれば、一般市民に対するランダムなアンケートで銃で脅された経験があると応えた人は何%程度いたでしょう(1993年、今もそうかわらんと思います。)
 怖いですね。5人に一人程度が銃で脅やかされた経験がある。(そういう現場に出くわしたという意味かも知れませんが、それにしても多い。)
 ちなみにNRAの統計には、「子供に銃を持たせたいか?」にyes=80%など、日本人とかなり感性が違うことが書かれています。
問20 (雑学編)
米国でよく聞く「アファーマティブ・アクション」って何?
 こんな制度があるんですね。有名大学でも黒人であれば平均点が低くて入りやすいなどという現実もあるようです。実際にはむちゃくちゃ有名な進学校にいたエリート日系人をマイノリティ扱いで受け入れて、優秀でない学生が入ることのないようにという措置がしばしば採られているようです。こんなの逆差別だとも思うのですが、黒人などが歴史的なマイナスの生活環境を背負っているから、平均的によい教育を受けにくいという認識でそれを解消しようとしているのかも知れません。

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