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2004年1月12日号の解説
解説です。オレンジが正解です。
問1
He has been arrested on the charge of *** murder. 殺人未遂で逮捕された。 ***に入るのはどれが適切。
a trying
a just-planned
an attempted
a not-yet-practiced
殺人未遂は「an attempted murder」です。決まってるもんは覚えるしかないです。古い明冶の翻訳小説に「a murder case」を殺人箱と訳したのがあったとか?英語は理屈じゃないことを実感します。
問2
***, you have done that? ***になにが入る。
Why
For what
How
How come
単独の文章で、後ろの文章を「have you done」のように倒置しないで使える「何故」はHow come だけです。
問3
This is the man about *** I talked. ***に何が入る。
who
that
(何も入れない)
whom
about が入っちゃってるので目的格のwhom以外は変です。aboutが文末ならどれでもいいですし、何も入れないのが一番自然です。
問4
I was busy *** this presentation material. ***に何が入る?
preparing
to prepare
of preparing
as preparing
busy 〜ingは決まり文句です。前置詞は使いませんし、to do の不定詞も使えません。
問5
My father chewed me out for that. 正しい解釈は?「10点」
父さんに誉められた。
父さんに軽く注意された。
父さんにこっぴどく怒られた。
父さんに賛成された。
chew 〜 out は〜をこっぴどく怒るです。chewを「噛む」と知っていてもoutだとかがつくと英語特有の感覚が出てきます。「噛む」から連想しやすい誤答を考えました。
問6
I wonder why he puts up with Birt. 何がわからんのでしょう?
二人が仲がいい
バートの機嫌が悪い
彼が我慢している
二人が仲直りしている
put up with 〜で、「〜に我慢する」です。Birtが顰蹙振りまいている奴になります
問7
He flies off the handle at the slightest provocaion.
正しい解釈は?
(飛行機に乗っている)彼は操縦桿を動かす。
彼の話はすぐ脱線する。
彼はちょっとしたことですぐ(どえらく)怒る。
彼はすぐ業務をホッポリ出す。
fly off the handle で「怒る」です。provocationは難しそうな単語ですが怒るのあとには「at the slightest provocation」がだいたい後に続きます。逆に難しそうな単語は一緒になる塊で覚えましょう。
provocationがわかんなくても、fly off the handle at the slightest ・・・と来たらもう後を聞かなくても「ちょっとしたことで怒る」と分かるようにしちゃえば会話はOKですね。
問8
You can say that again. どう言う意味?
もう一回いってくれてもいいじゃない。(聞き取れなかった)
繰り返していってても構わんが、私に聴く気はないよ。
おっしゃるとおり、ご節ごもっとも。
最後にひとこと言わせてやる。
これは決り文句ですね。くだけた表現で強い肯定です。
問9
His story should always be taken with a grain of salt. どう言う意味?
彼の話はいつも機知に富んでいる。
彼の話はいつも辛らつになりやすい。(ので覚悟して聞け)
彼の話はためになる。(ので心して聞け)
彼の話はいつも眉唾だ。
日本ではいいかげんな話を「眉に唾引いて」聴けといいますが、あっちでは「塩を一粒足して」聴けといいます。まずくて食えないもんに塩をたすような感覚かなぁ?
問10
If he played an important role, the project would wind up to be a disaster. 彼がプロジェクトに重要な役割で参加するとどうなると思うのか?
現在直面している困難な状況が収集されるだろう。
プロジェクトは強引に進められるのでうまく行くが、下で働く人は大変だ。
結局だめなプロジェクトになってしまう。
プロジェクトはとにかく進展する。
wind up to be 〜で「結局〜になる」です。windは「風」じゃなくて「巻き上げる」ワインドです。災難になってしまうのだから、プロジェクトはうまく行かないのです。
問11
It looks a far cry from how he does usually. どう言う意味?
彼はいつもと全く違って見える。
彼のいつものやり方とは全く違う。
今日の彼はいつもよりずっと素晴らしい出来栄えだ。
普段全くカジュアルな服を着てる彼が今日は正装だ。
a far cry from〜で「〜とまったく違う」です。英語の勉強をまじめに始めたころいつまでもわからなかったのをよく覚えています。なんで「cry」なんだろってね。覚えるしかないです。
問12
It is important to stick up for one's subordinates in Japanese organization. 日本の組織で大事なのは何だと言っている?
自分の部下をかばってやること。
自分の部下を指導できること。
自分の部下をきちんと叱れること。
自分の部下のやっていることを理解すること。
stick up for 〜でかばうです。
問13
I'm counting on you. どういう意味?
君はメンバーに入っている。
君を頼りにしているんだ。
君のために稼いでいるんだ。(<=いまどき、少ない旦那さんなのかな?)
君を愛している。
count on ・・・で・・・を頼りにするです。count ・・・ outで・・・を外す(=頼りにしない。)です。セットで覚えましょう。
問14
Save your breath,Tom. Tomに何といっている。(どんな脈絡で使う?)
お前息くせえよ。
ムダだからやめようぜ
まあ、落ち着けって。聞いてるってば。
静かにしててくれよ。
ムダをするな=save your breathです。
問15
You'll say that it takes one to know one. どう言う意味?
触って見ればわかるよ。
やってみなくちゃわからない。
人のこと言ってるけどお前も同じじゃないか!
部下として使ってみないとその人が仕事できるかどうかわかんない。
知るためには(To know one)、一個は必要だ(it takes one)。ということで1とも2とも取れそうですが、「やってみなきゃわからん」と未体験のことについていう場合に言います。
問16
(雑学編、TOEICだけでは会話できん。)
旧約聖書で神が焼き払ったとされる都市はソドムと何処?
バビロン
ゴモラ
マリ
メギド
エホバ硫黄と火をエホバの所より即ち天よりソドムとゴモラに雨(ふら)しめ、其の邑(まち)と低地(くぼち)と其の邑(まち)の居民(ひと)および地に生(お)ふるところのものを悉(ことごと)く滅ぼしたまへり。(創世記十九章二四−二五節)
英語圏のみならず外人と話すときはバイブルの知識は重要です。悪徳栄えたソドムとゴモラは神エホバの意によって焼き尽くされます。天使によって焼き尽くされる前に逃げなさい後ろを決して振り向いてはいけないと誘導された唯一の家族「ロト」の一家ですが、奥さんがつい後ろを振り向いたとき、塩の柱になってしまったそうです。イスラエルの死海(塩分のとても濃い海)はこうして出来たのでしょうか?
バビロンはイスラエルを幽囚した国家です。よく似た発音で「バベル」というものがでてきます。そこの塔は天に届く勢いだったのでエホバによってくずされ、民の言語を様々にして、人々が二度とこのように力を合わせられないようにしたそうです。
マリは「シバの女王」なる女王を頂いた国家でソロモン王に貢物をもって謁見したといわれています。アフリカに「マリ」という国がありますが、おそらくそこかあるいはエチオピアのどこかと思われます。因みにユダヤ人という集団にはアフリカ系の黒人種もとても多く含まれます。
メギドは地獄のどこかだったと思います。(「つのだじろう」などのマンガにもでてきますね)聖書に記述あったかな。
もしも欧米にいったら、僕は聖書オタクでも何でもないです。(日本ではそういわれちゃうと思いますが・・・。)手っ取り早く大体のところを掴みたい人は創世記と出エジプト記だけでも読むといいと思います。かなりのお話はここら辺が出所です。
問17
(雑学編)
モーゼが十戒を授かったとされる山は?
シオン
シナイ
アララテ
ヘブル
答えはシナイ山です。エジプト領です。(あの辺はドンパチでころころ変るのでいつまでかはわかりませんが)因みにイスラム教徒も旧約のバイブルを聖典として、シナイ山を「ジェベル・ムーサ(モーゼの山)」として聖地扱いします。
シオンはエルサレムにある山です。エルサレムを象徴する山でもあり、第二次大戦中、イスラエルの建国運動に関わった人たちをシオンニストといいます。
アララテはノアの方舟が洪水のあとたどり着いた山だそうです。トルコとイランの国境にアララットという山があります。これがそのアララテの山かと言われますが、現在では旧ソ連アルメニアの山岳地帯を指していたという説が有力です。ノアに関しては「(平和の象徴)鳩がオリーブの葉っぱ咥えて帰ってきたエピソード」もおさえておきましょう。
ヘブル山というのはありません。
問18
(雑学編)
イギリスで人々を思い税金から救うため、全裸で馬に乗った女性がいたという。なんて名前?
Lady Hoffman
Lady Godiva
Lady McArtoney
Lady Craig
レディ・ゴディバです。ゴディバのチョコレートのシンボルが騎乗の婦人像ですね。当然この逸話をふまえていると思います。因みにこの婦人に敬意を表して、まちの人々が決してその姿を見ないように家の中に閉じこもっていようと決めました。ただ一人好奇心に駆られて覗き見してしまった少年Tomは目がつぶれたといいます。覗きするしょうもない人をpeeping Tom(覗き屋トム)というのもこの逸話が元です。
問19
(雑学編)
「もっと光を。」とはある人の死ぬ直前の言葉。さて誰が言ったでしょう?
ソクラテス
ナポレオン
ゲーテ
ゴッホ
ゲーテです。むかーし流行りました。子供のころにTVのCMでこのフレーズが流れてました。ハゲの教頭先生が通ると皆なでCMのマネしてウケてましたね。アホだったなぁ。
問20
(雑学編)
Dress right dress! 何て意味でどこで使う?
(軍隊で)右へならえ
(パーティのチラシで)正装必須
(パーティの現場で)おい、その格好は場に合わないぞ。
(会議で)おい、人の話をちゃんと聞けよ!
「右へー倣え」で軍隊用語です。日本で小学生がこういうことやるというとびっくりします。まだ日本も変な文化を引きずってますね。
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