車両の開発

1,列車作成の意義

 鉄道は、レールの上を列車が走っているため、列車が走らなければ単なる鉄の塊となってしまいます。そこで列車の作成が必要となります。
 列車の作成には、まずは車両の開発を行わないといけません。その上で、開発した車両を組み合わせ、実際に路線を走ることになる、編成と言うものを作成します。編成をレール上で走らせることにより、初めて乗客を運ぶことができる、というわけです。

2,編成作成の仕方

 まずは、いくつかの車両を作成します。
@右クリックをして、メニューを出します
A車両をクリックします
B車両開発をクリックします
C下記のように、車両各項目の設定を行います
D決定すれば、開発が完了します
 次に編成を作成します。編成は1種類の車両で構成することもできますし、何種類もの車両で構成することもできます。ただし、2種類以上の車両で構成する場合は、下記の車両・動力・車体制御装置のすべてが同じものである必要があります。

3,各項目の説明

 車両開発時に行う設定の詳細を表示します。各項目の掲載順は、ゲーム中で、上から表示されている順になっています。

@名前
 車両の名前を入力します。最初からランダムな系統名が付けられています。最高速度や両数などをそのまま車両名にしてしまっても良いですし、愛称をつけるのも良いでしょう。もちろん、最初から付けられているランダムな名前を使用するのも良いです。

A最高速度
 車両の最高速度を入力します。たとえどんなに路線限界速度が高い路線でも、列車の速度が低ければどうにもなりません。しかし、列車の価格は最高速度の二乗に比例しますので、良く考えて決めてください。

B車両
 車両の大まかな特徴を決めます。狭軌対応、標準軌対応、リニアレール対応、フリーゲージトレイン(狭軌・標準軌の両方に対応)の4タイプがあります。フリーゲージトレインは費用が高くなりますので、できるだけ利用しない方が良いでしょう。狭軌は多くの乗客を乗せることができず、190km/h以上の運転ができませんが、費用が安くなります。標準軌は逆になります。リニアカーは、超高速運転が可能ですが、費用がかなり高くなります。リニアカーとフリーゲージトレインの乗客数は狭軌の場合と同じです。

C動力
 車両の動力を決めます。汽車はいわゆる蒸気機関車というものです。費用も安くなりますが、特定の年数が過ぎると利用できなくなり、客の評判も悪いです。電車は費用が最も安く、高速ですが、電化路線しか走れません。ディーゼルカーは汽車と同じように非電化路線でも走れますが、低速で費用が高く付きます。なお、上でリニアを選択した場合は、ここでの選択は意味がありません。

D座席
 車両の座席を決めます。上にあるものほど乗り心地が悪くなりますが、多くの人が乗れます。下にあるものは逆になります。費用は後で開発された座席ほど高く付きます。

E二階建て
 車両の最高速度が0km/hで、座席が回転クロスシート及び豪華クロスシートの場合のみ設定できます。多くの人が乗れるようになりますが、比較的安価です。

F車体傾斜装置
 この項目は、振子式車体傾斜装置へチェックを入れる場合と、なし・簡易機械式・高性能機械式の3つから選択する場合があります。
 振子式車体傾斜装置を付けると、路線限界速度を2割まで越えられますが、編成の最高速度を越えることはありません。つまり、路線限界速度と編成の最高速度が同じだった場合、車体制御装置を付ける意味は全くありません。
 簡易機械式車体傾斜装置は、振子式のコストダウン版です。同じ性能が、安い費用で出せます。一方の高性能機械式は、路線限界速度を33%越えられますが、費用は振子式と同じです。