使用手引き

 エクセルで簡単!ぷち青色申告不動産
 当ソフトは、青色申告不動産を申告される個人を対象とした複式簿記入力方式の会計
 システムです。消費税申告を簡易課税でされる場合に適しています。
 エクセルの便利な機能を出来るだけ盛り込み、軽快な動作のソフトに仕上げてます。
 日々の仕訳入力を行うことで総勘定元帳や青色申告決算書の作成が自動で出来ます。
 青色申告特別控除(65万円)も受けられ、決算書のOCR印刷にも対応しています。
 毎年12月には翌年版をリリースしたいと思います。
 税法改正、新機能追加、バグ修正等の場合は、随時バージョンアップを行っていきま
 すので、よろしくお願いいたします。

【使用に関して】
 当ソフトは青色申告決算書を作成することを目的にご使用ください。
 ご使用にあたって発生するいかなるクレーム、損害に対しては責任は持てません。
 自己責任で納得の上でご使用ください。
 当ソフトを無断で配布、改良、修正は行わないようにお願いします。
 入力セルには条件付書式や書式設定を行っているため、セルのコピー、切り取り、
 貼り付けを行うと不具合が起こる恐れがありますので注意してください。

【動作環境】
 OS    :Windows98/ME/2000/XP/VISTA
 必要なソフト:EXCEL97以降
 EXCEL97以降で動作するようにプログラムしてますので、エクセルのバージョンが
 異なる場合でも動作およびデータは保障されます。

【開発環境】
 開発OS : WINDOWS XP
 開発ソフト : EXCEL2002

【インストール・起動・終了について】
 圧縮ファイルを解凍し、ファイルをクリックするだけで起動します。
 起動は「マクロを有効にする」で行ってください。
 ご使用のエクセルのマクロが有効になっていない場合に有効にしてください。
 マクロを無効で起動した場合の動作およびデータの保障は出来ません。
 ・EXCEL97の場合は、ツールバーの「ツール」-「オプション」-「全般」で「マクロ
  ウィルスから保護する」にチェックを入れます。
 ・EXCEL2000~の場合は、ツールバーの「ツール」-「マクロ」-「セキュリティ」で
  中を選択してください。
 ・エクセルを一旦終了させて「ぷち給与計算」を再度開くとマクロを有効にするか
  どうかのウィンドウが表示されますので、有効にしてください。
 画面操作についてですが、画面内には各ボタンがありますので、必ずボタンを押して
 操作を行ってください。
 終了する場合は、ウィンドウの「閉じる」ボタンは使用せずにメニュ画面の「終了」
 ボタンでエクセルを終了させてください。圧縮ソフトで圧縮すればフロッピーに格納
 できるように保存して終了します。

【アンインストールについて】
 レジスタ登録を行っていませんので、ファイルを削除するだけでアンインストール
 できます。



【基本情報について】
 最初に基本情報ボタンを選択し、基本情報および科目情報を登録してください。
 科目名で空白のところは、任意の科目登録が行えます。
 入力補助機能としては、仕訳候補と摘要候補の登録ができます。
 定型パターンとして入力が決まっているものを登録しておくと便利です。
 仕訳候補と摘要候補は連動しており、仕訳入力時に仕訳候補を選択すると、仕訳
 候補と同じ行の摘要候補を取得します。
 不動産所得の収入の内訳情報は、決算書の不動産所得の収入の内訳に対応しており
 仕訳入力時に内訳情報を入力することで決算書には合計金額が自動集計されます。
 「貸家貸地等の別」に入力のある行を有効データとして扱います。
 チェックボックスでは、仕訳入力画面の収入内訳の表示内容を設定できます。
 仕訳入力画面の収入内訳の表示範囲が限られているので、選択する時に収入内訳の
 情報を把握しにくいことから、この機能を追加しました。

【仕訳入力について】
 仕訳データは仕訳画面オープン時に自動読込するようにしてあります。
 再読込ボタンは最新の保存データを再読込します。
 保存ボタンは画面上のデータを自動で日付順にソートし、また空白行もつめて
 上書き保存します。使用期限以降は保存できませんので注意してください。
 改行ボタンはカーソル行に空白行を追加します。
 複写ボタンはカーソル行の内容を下の行に追加します。
 行削除ボタンはカーソル行の削除を行ないます。
 行ジャンプは選択月の最終行までカーソルを移動させます。
 仕訳候補および摘要候補は、普段よく使うパターンを基本情報で登録しておけば
 呼び出せるようにしています。
 改行・複写・行削除・仕訳候補・摘要候補は処理をおこなう行にカーソルを
 移動させてから使ってください。
 仕訳引継ボタンは仕訳データのみの引継ぎを行い、上書きを行います。
 仕訳全件削除は保存されている仕訳データの全件削除を行います。
 科目はコード3桁を入力するか、ドロップダウンリストより選択してください。
 収入内訳は基本情報で登録された不動産所得の収入の内訳情報に対応しており、
 入力することで決算書には合計金額が自動集計されます。
 入力エラーの場合は該当のセルをオレンジ色に反転させて注意を促します。
 借方と貸方の合計金額が一致しない場合はエラーメッセージを表示します。
 行単位で借方と貸方の金額が一致しない場合は行の右端に * を表示します。
 仕訳によっては必ずしもエラーではないので、チェック用として利用ください。
 (仕訳例)
  1.借方貸方の金額不一致の場合(この場合はエラーとなります)
     001 現金 60000円 301 賃貸料 65000円 ○○アパート101号室 *
  2.相手方科目がない場合(この場合はエラーではありません)
     001 現金 70000円 ○○アパート201号室 *
      301 賃貸料 70000円 給料支払12月分 *
               302 礼金 100000円 源泉税12月分 *
  3.相手方科目が複数の場合(この場合はエラーではありません)
     102 買掛  50000円 001 現金 50420円 ○○社 *
     325 振込料 420円  振込手数料 *

【償却入力について】
 一括償却、定額法、定率法、旧定額法、旧定率法に対応しています。
 償却入力を行うと決算書の「減価償却費の計算」に表示されます。
 償却データの仕訳は自動で行えませんので、仕訳入力を行ってください。
 期首未償却残高は取得後2年目以降の場合に前年の期末未償却残高を入力します。
 償却方法は「一括」「定額」「定率」「旧定額」「旧定率」「 」のいずれかを
 選択してください。
 耐用年数は別途決算書の手引きにある耐用年数表を元に入力してください。
 仕訳入力画面と同様にエラー処理として、入力が誤まっている場合や未入力、
 入力不可の場合にもセルをオレンジ色に反転させています。
 ※VER5.02から、償却可能限度額(取得価額の95%)まで償却した資産の5年間の
  均等償却の入力に対応しました。入力例は解凍後のエクセルファイルをご参照
  ください。

【元帳画面について】
 総勘定元帳を科目毎に作成できます。
 総勘定元帳は青色申告特別控除額「65万円」の受けられるための必須の帳簿と
 なりますので取引のある分は科目毎にすべて出力してください。

【決算書画面について】
 OCRに対応した決算書の印刷ができます。
 白抜きの部分は、必要な分を任意に入力して埋めてください。
 不動産所得の収入の内訳が15明細を超える場合と償却明細が13明細を超える場合
 は別紙帳票が作成されます。

【OCR画面について】
 印刷位置の微調整が行えます。
 出力時の「ページ設定(余白)」で調整できない時にお使いください。
 OCRに関しましてはシートの保護属性を解除していますのでフォントサイズ、
 セル幅などご自由に変更ができます。
 ※プリンタによっては、正しい位置に印刷ができない場合もあります。
  調整しても印刷位置がずれる場合は、通常の印刷で対応をお願いします。

【試算画面について】
 仕訳の科目毎の年間集計表として自動で作成されます。

【データ引継ぎについて】
 前年または今年の旧バージョンからデータの引継ぎが出来ます。
 処理を行なうと基礎情報・科目情報・決算情報が上書きでコピーされます。
 OCRシートに関しましては、変更したシートの情報やOCR位置微調整で設定した
 行・高さの情報などは引き継げません。
 一度処理を行なうと元には戻せなくなるので注意して行なってください。
 元のファイルは別名でコピー、保存されて行ったほうが安全です。

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