Q1.割り当てられた通信ポート番号(COMx)が大きすぎてプログラムから使用できない。

A1.「仮想分配器つき通信ポート x8」が提供する通信ポートはプラグ＆プレイデバイスとして動作しますので、COMxの番号の割り当てはオペレーティングシステムの管理下にあります。一般的なプラグ＆プレイ対応通信ポートデバイスと同じ操作方法でCOMx番号を変更することが出来ます。ヘルプの【分配ポートの情報】の項を参照してください。

※注意
(使用中)のマークの付いているCOM ポート番号を割り当てると以下のような警告が表示されますが、この警告を無視して割り当てることはトラブルの元になりますので無視するべきではありません。

「このCOM名は別のデバイス(別のCOMポートまたはモデムなど)により使用されています。重複した名前を使用すると、デバイスおよび変更された設定にアクセスできなくなります。続行しますか？」

いわゆるファントムデバイスにCOMx番号が割り当てられたままになっている場合は以下の情報を参考にして、今後使用する予定のないファントムデバイスを削除することにより、必要のない通信ポート番号の割り当ての解除ができるかもしれません。


「マイクロソフト サポート技術情報-241257」
Device Manager Does Not Display Devices Not Currently Present in Windows 2000
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;241257

＠IT > Windows Server Insider > Windows TIPS
接続されていないデバイスの情報を表示させる
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/279nodevice/nodevice.html

※上記操作は少々危険を伴いますので実施される場合は十分に注意されてください。実施される場合は自己責任でお願いします。

モデムに関する注意事項(画面の例はWindows XP)

以下の例のように接続されていないモデム「I-O DATA USB-H64」と「標準 PCMCIA カード　モデム」にも通信ポートの番号であるCOMｘは割り当てられていますのでご注意ください。削除するなり、COMｘ番号を割り当て直す等する必要があるかもしれません。

接続されている状態であれば以下のように「モデム」「診断」「詳細設定」タブが表示されますが、接続されていない場合は、次の画像のように、タブが表示されませんので気をつけてください。

割り当てられているCOMｘ番号を確認できます。

「ポートの詳細設定」でCOMｘ番号を変更することができます。

「ポートの詳細設定」画面