●【仮想分配器つき通信ポート x8】
●【機能概要】
「仮想分配器」は入力ポートとして指定された一つのシリアル通信ポートの読み出し又は、書き込みデータの何れかを、「仮想分配器つき通信ポートx8」が生成する最大8個のシリアル通信ポート(仮想デバイス)の受信データとして分配します。
「仮想分配器」は入力ポートとして指定されたシリアル通信ポートを占有することは、ありません。何らかのアプリケーションプログラムがシリアル通信ポートに対して読み出し、または、書き込みを行ったデータを分配に使用します。
又、「仮想分配器つき通信ポートx8 制御パネル」は、指定されたシリアル通信ポートから、常時データの読み出しを行う「読み出しスレッド」機能を提供します。
この「読み出しスレッド」機能を利用する事により特定のアプリケーションプログラムの動作状況に依存せずに、安定して読み出しデータ(受信データ)をシリアル通信ポート(仮想デバイス)に分配することができます。
この時は、入力ポートとして指定されたシリアル通信ポートが「読み出しスレッド」により占有されます。・V1.2.2以降のバージョンからは「1:N接続の擬似通信環境」が提供されます。例えるとRS-422を使用した1:Nマルチドロップ接続のような感じになります。もちろん1:1接続にすれば一般的な「NULLモデムケーブル接続された通信ポート対」として使用できます。
・V1.3.5以降のバージョンから「1:1の通信ポート対」を8組利用できる機能を追加しました。・V1.5.0以降から、マルチCPU環境上での動作制限を解除しました。
●【利用可能な構成】
以下の3種類のシリアル通信ポートの構成を利用することができます。
1)実シリアル通信ポートのデータを8個のシリアル通信ポート(仮想デバイス)に分配する構成
特徴
・入力ポートに指定した実シリアル通信ポートを占有しない
・読み出し/書き込み何れかのデータを受信データとして利用
・読み出しスレッドを利用可
・1組のみ利用可
2)1:N接続のシリアル通信ポート網(仮想デバイス)の構成
特徴
・Nは最大7
・1組のみ利用可
3)1:1接続のシリアル通信ポート対(仮想デバイス)の構成
特徴
・最大8組利用可
・1)2)とは独立して動作
●仮想分配器つき通信ポートx8 制御パネルの画面イメージ
●【シェアウェア】
・入力ポートが分配ポート以外の場合は入力データを受信/送信から選択する必要があります。
・入力ポートを占有しません。
・信号線の結線仕様は選択できません。
・入力ポートが分配ポートの場合は入力データの選択は必要ありません。
・信号線の結線仕様を選択するボタンが有効になり、結線仕様を選択することができます。
・結線仕様を選択するボタン
入力ポートTXD -> 分配ポートRXD
入力ポートTXD -> 分配ポートRXD
入力ポートRXD <- 分配ポートTXD
・詳細な設定はこの画面で行います。 ・ドライバーのアンインストールは、専用のアンインストーラーが用意されていますので、このボタンを使用して呼び出すことができます。
・入力ポートを占有して、常時読み出しを行う読み出しスレッドを使用することもできます。
・1:Nの構成とは独立して1:1の通信ポート対を8組利用できます。
仮想分配器つき通信ポートx8はシェアウェアです。使用するためには、ライセンスをご購入される必要があります。ライセンスをご購入された方にはソフトウエア使用許諾契約書にしたがって使用許諾を行います。
●【試用中の制限】
試用期間は2週間とさせていただきます。
仮想分配器の接続後、10分経過すると、仮想分配器が動作を停止します。
継続して試用したい場合は、一度切断した後、再度仮想分配器を接続することにより再度10分間試用することができます。
※仮想分配器が停止してもユーザーに対して何も通知は行いません。
●【免責】
本製品を運用された結果の影響については、作者は免責とさせていただきます。
●【動作環境】
・Visual Studio 2008 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ サポートされているプラットフォーム
Windows 10 (X64 および x86)
Windows 8.1 (x 64 および x86)
Windows 8 (X 64 および x86)
Windows 7 SP1 またはそれ以降のバージョン (x64 および x86)
Windows Vista SP2 またはそれ以降のバージョン (x64 および x86)
Windows XP SP3 (すべてのエディションは、スタート エディションを除く)
・動作テストは上記プラットフォームの一部でのみ実施しております。
・サーバー製品はサポート対象外とさせていただきます。
・Windows95/98/Me/NTでは動作しませんので絶対にインストールしないで下さい。
●【制限事項】
・このプログラムを動作させるためには、Administrator権限が必要です。
|
Copyright (C) 2004-2010 Hideki Kurihara |