現在 VersionTracker スキーマ (仮:VtML) は約一名の物好きによって制定が進められています。
VtMLは、ソフトウェアとそのバージョン、 及びバージョン間のアップデート処理を記述するためのマークアップ言語です。
VersionTrackerは、このXMLボキャブラリ プロセッサの標準的な実装です。
このスキーマは、メジャーアップデート(1.0から2.0)までの間、 下位バージョンとの互換性を保証しなければなりません。 (ただし Draft 段階の仕様については、最終的に fix されるまでの間に変更される可能性があります。)
スキーマに則った妥当なXML文書であっても、アップデート処理が 正常に完了しない場合がある事に注意してください。 これは、XSDによるスキーマの定義が不完全である問題と、 記述されたアップデート処理に問題がある場合の2種類があります。
実装上の問題から、VtML文書をVersionTrackerが処理する際、 名前空間の接頭辞は"vt"である必要があります。つまり、QNameは"vt:NCName"に固定されます。
VtML文書は、ソフトウェアのバージョンアップ毎に新しいバージョン情報を書き加えるためのサーバーサイド文書と、 サーバーサイド文書へのURIや、現在のバージョン番号などの最小限の情報だけを記述した クライアントサイド文書の2つを用意します。
アップデートされたバージョン番号を保持するために、最初に読み込むローカル文書(つまりクライアント版)に
vt:current-version 要素を記述する必要があります。そのため、用途によってスキーマを分割しました。