Source Diff VS Add-in

Introduction

はじめに

「Source Diff VS Add-in」はVisual Studio .NET 2003 のアドインとして動作するDiffツールです。

図 1. Visual Studio .NET 2003で動作中の「Source Diff VS Add-in」

「Source Diff VS Add-in」には以下の特徴があります。

図 2. 単体exeとしてエクスプローラからドラッグ&ドロップ動作中の「Source Diff VS Add-in」

背景

昨今XPエクストリーム・プログラミングの影響か、リファクタリングなどでソースの比較を行う機会が増えていますが、Visual Studio .NET 2003にはViual Studio 6.0に付属していた「WinDiff」がありません。

これは、おそらくVisual Studio .NET 2003では付属している「Visual Source Safe」にバージョン毎の差異を表示する機能が付いており「Visual Studio .NET 2003」から比較的容易にこの機能が使えるためなのでしょうが、
ちょっとした修正を行ったときなど簡単にソースの比較を行いたいと思うときがあります。

また、そもそもちょっとした試行のため作ったプロジェクトでは「Visual Source Safe」管理下にソースコードそのものがない場合などもあります。

さらに、開発中のコードエディタからの比較は対象は今まさに編集中のコードとそれ以前のバージョン(多くは編集を始める直前のバージョン)を...ということが多いわけですが、
通常のDiffプログラムでは当然比較元と比較先の少なくとも2つ以上のファイルを指定しなければなりません。

このような仕様は通常のファイル比較なら当然ですが、コードエディタで編集中の場合に限れば、比較基準=編集中のコード、比較先=編集前のコードと明確なためわざわざそれらの2ファイルを指定するのは苦痛です。

比較の結果の表示にしても、基準が明確な場合の比較は「Win Diff」のように両方のファイルを等価として扱い、左右に並べる形式の比較結果より...例えば「Microsoft Word」の「文書の比較」のように、
基準ファイル全体を表示し、その中で差分だけを該当部分に表示したほうが、嗜好の問題もありますが、一般に判りやすいです。

「WinDiff」では専用ビューアで比較結果を表示するので、差分が必要なときもカット&ペーストもできませんが、「Source Diff VS Add-in」では、HTMLでWebブラウザ表示するので、比較結果の保存や差分の抜き出しも容易です。

図 3.「Source Diff VS Add-in」の比較結果表示

このような問題を解決するため「Source Diff VS Add-in」はソース比較に特化して開発しました。

詳細はヘルプの「使い方」を参照ください。