7.5. 魔法効果を追加する
魔法効果を新しく追加するには、「生データ」のIconSeq_Effectでの作業になります。ここでは、「竜巻効果」という魔法効果を付け加える場合に入力するデータを挙げてみます。
この効果でやりたいことは、
- 名前
- 竜巻効果
- 効果が始まる時に何が起こるか
- 「効果音」のところで設定したサウンドのうち、上から18番目の音を出したい
- 攻撃する側とされる側の間を百分率にした場合、その効果がどこに表示されるか
- 攻撃される側の真上
- アイコンアニメ
- アイコン10070番が5/60秒、
アイコン10071番が5/60秒、
アイコン10072番が5/60秒、
アイコン10073番が5/60秒、
アイコン10074番が5/60秒、
アイコン10075番が5/60秒、表示されるようにしたい
です。これを、Timpani用の命令文に書き直すと、以下の通りになります。各行、最初に半角スペースが入ることに注意してください。
,竜巻効果,10070,5,100,0,0,PlaySnd 18
,竜巻効果,10071,5,100
,竜巻効果,10072,5,100
,竜巻効果,10073,5,100
,竜巻効果,10074,5,100
,竜巻効果,10075,5,100
4つめのコンマの後の「100」というのは、攻撃される側の真上という意味です。反対に、「0」ならば、攻撃する側の真上で効果が起こります。
こうしてできた命令文を、「生データ」のIconSeq_Effectに書き込むわけですが、各命令文の1行目は、この欄の1行目、11行目、21行目……から始まらなければなりませんので、空白行の数に注意してください。
なお、完全な命令文は以下の通りです。
[半角スペース],[効果の名前],[そのアイコンが60分の1秒を単位にしてどれだけの長さ表示されるか]、[攻撃する側からそのアイコンがどれだけ離れているか(百分率)]、[百分率で指定した場所からそのアイコンがどれだけ離れているか(座標で:X軸)],[百分率で指定した場所からそのアイコンがどれだけ離れているか(座標で:Y軸)],[その際同時に呼び出されるハンドラ名]
スクリプトは、一見難しそうですが、上の泉のスクリプト程度ならば、見ていれば、なんとなく分かってきます。
次回はいよいよ最終回、「トラブルシューティング」です。私がつまずいた箇所などを解説する予定です。
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