世界観紹介


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世界

この星の名称は「ムンドゥス」。ラテン語で「世界」という意味です。公用語も、ラテン語の簡易バージョンという設定です。ただ、地球での出身国毎に集まって暮らしている都市も多数存在しており、そのような都市では、それぞれの言葉が、都市内の共通語として使われているという設定です。なので、どこかに、日本語が共通語の都市もあるはずです。

大陸の形は、火星の「オリンポス山」から採りました。「夜の迷宮」という地名も、火星にあるものです。実際の「夜の迷宮」は、オリンポス山の中にはないのですが。

この世界と地球との間には、古代・中世には、活発に交流が行われていましたが、産業革命のころに、地球との連絡が絶たれます。その間、地球は、独自の発展を遂げます。

しかし、昔使われていた、ワープの穴に、ある地球人が落ち込み、魔法世界に連れてゆかれます。国王は、その地球人から話を聞き、地球の科学技術と魔法の融合が、この世界の人々をもっと幸せにできると信じ、地球に、潜入隊を送ります。このゲームは、それから約20年後に始まります。


政治

この星の国は、現在、ひとつに統合されています。その代わり、各州の権限は、比較的大きくなっています。根本的には君主制ですが、王は同時に「最高議会」の終身議長でもあるという設定です。最高議会は、各州から派遣された議員から成り、諮問機関であると同時に、王の行動を監視する役割も担います。王が何かしようと思うと、最高議会の承認を得なければなりません。このため、王がつばめに事前調査を頼もうと思った夜に、緊急議会が招集されたというわけです。


運輸

昔から飛翔能力者が多くいるこの世界の運輸は、水路と空路に頼っています。水路で大規模輸送を、空路では急を要する輸送の他に、小規模な配送を行っています。水路を高速道路+大型トラックに、空路を中・小型トラックに例えると分かりやすいかもしれません。

空路での輸送には、飛行コンテナと呼ばれるものが使われています。これは、空気抵抗を計算に入れた、主に鉄製のコンテナで、物資の輸送に使われるものと、電車のように、乗客を運ぶものの2種類があります。
各コンテナには、プロの飛翔能力者が搭乗し、プラットフォーム(飛翔能力者が作ることができる、魔力でできた板のようなもの)を展開して、そのコンテナを宙に浮かせます。コンテナの中に飛翔能力者が入っていても飛行できるよう、「コンテナ」と名は付いていますが、内部はかなり複雑な設計になっています。

コンテナ毎に1人の人員が必要な空路輸送に比べ、水路輸送は、大規模な輸送ができるのと、人件費の点で、昔から重宝されています。この世界の大きな都市は、例外なく、元は河港でした。後に、全ての大きな河をつなぐ運河が作られ、水路輸送の利便性は格段に上がりました。飛行マップでみられる、まっすぐな河がそれにあたります。ただ、カライエル付近では、山が海に接しているため、ここだけは、湾を使っての水路輸送となります。

また、大陸屈指の材木の質を誇るディプタムでは、山地の中でも気流が複雑な地形にもかかわらず、切り倒した木を直接プラットフォームに載せて製材所まで空路輸送しなければならないため、優秀な飛翔能力者が多く出ています。


近衛隊

つばめの仕事=薬師とパラレルにするために、近衛隊は、軍隊ではなく、国体選手を集めた、救急・警備活動を行う機関にしました。

また、このことによって、弓術と剣術の専門家であるプロトーエとフロリオが、どうして経験値をあつめると成長するのかの説明もできます。二人とも、スポーツの範囲内でしか戦ったことがない=実戦経験がないので、まだ経験をつむ余地があるわけです。


装備品

剣/短剣は、某9部作のはずだったSF映画に出てくるもののような外見という設定です。柄だけがあって、そこに、自力で整形した魔力を載せて剣の形にするというタイプです。
元来戦闘は専門外のフロリオが、トッププロの仲間入りをすることができたのは、ここをミクロン単位で丁寧にしているからという設定です。柄と魔力で出来た刃をつなげるために複雑な機構が必要で、特に、アマチュアは緻密な刃を作れないので、特別な合金が必要という設定です。
弓は、自分で魔力を矢の形に整形したものを、弓につがえて飛ばすという設定です。
防具は、プロ用はペンダント、アマチュア用はブレスレットで、そこから結界を発生させるという設定です。


魔法

魔法は、呪文を詠唱するのではなくて、印を切ることによって発生するタイプにしました。これだと、詠唱時間のことを気にしなくてすむのと、何故、急に新しい魔法を覚えるのかが説明できると思ったからです。経験を集めることで、印を切る時の手の動きをどうしたらいいのか掴むと、より難しい魔法(=手の動きを精密にしなければならない魔法)が使えるようになります。





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最終更新:2005年12月6日