登場人物設定


登場人物紹介です。
当作品を読む前、または読んでいる最中の人向け。

神明みのり
神明みのり(表)


 原作ヒロインにしてこの作品の主人公。歯に絹着せぬ容赦のない発言をかますこともある女子高生バイト巫女。

(以下独自設定または自己解釈)
 この作品では、なんの因果か妖刀と共に悪鬼退治をすることに。
 中学三年までは父の仕事の都合で栃木県の星野に住んでいたが、高校入学とともに神明の実家近くへ引越す。
 ちなみに巫女のバイトを始めたのは中2の長期休暇で里帰りした際に手伝ったのが始まり。 それ以来は長期休暇、特に正月には手伝うのが恒例となり、こちらへ越してきてからは年中頻繁に手伝っている。

妖刀皐月雨
(独自設定)
妖刀 皐月雨


 独自設定による、主人公その2。神明神社の物置の奥で眠っていた、自我を持つ妖刀。
 契約した主とは魂の繋がりができ、思念による会話ができる。
 悪鬼を祓うという使命のために生きていると断言する堅物だが、妙に人間くさい滑稽さも併せ持つ。
 人目をはばかるために竹箒に仕込まれるが、これは悪鬼祓い中に他者に目撃されたとき、目撃者が心理的に受け入れやすい外見により、気をそらす幻術が効きやすくするためである。
 意味の是非に疑問を持たれそうだが、人間は刃物には本能的に危険を感じて特に気をそらしにくいため、刃物と認識されないだけでも効果は高い……らしい。

悪鬼
(独自設定)


 皐月雨が倒すべき敵。
 肉体を持たない精神のみの存在で、その在り方は一般的に言う霊と近い。人に憑き、その精神力を奪って喰らい生きる。
 活動が最も活発になる時期は日本では5月であり、五月病の隠れた原因の一つとなっている。
 昼は手のひらサイズで宿主の頭や肩などにひっついている。夜には人間程度のサイズになり、特に禍年は強力な鬼となる。
 基本的には人やその他に物理的な危害を与えることはないが、禍年に限り自分を滅しようとする者に対しては、一時的に爪を実体化させることで攻撃する。

王鬼
(独自設定)


 60年に一度の「禍年」に現れる、悪鬼達の長(おさ)。 付近のすべての悪鬼を支配し、悪鬼達が人間から奪った精神力の一部を受け取り貯蔵することで通常の悪鬼より強力な妖力を宿す。
 王鬼の存在は、悪鬼たちの力を強めることとなり、ひいては社会全体という規模にまで被害が拡大する恐れがある。
 その危険はその代の王鬼を倒せば回避できるため、王鬼の打倒が皐月雨のその時代での最終目的である。

みのりのクラスメート
(半独自設定)
通称委員長(表)


 みのりに「正義とはなにか」という悩みを持たせるきっかけとなったクラスメート。
 原作ではそれ以上の記述はないが、みのりが「同じクラスの『子』」という表現を使っていることから、女子であることは間違いなかろう。
 正直言って、彼女自身はこの作品でもほぼセリフすらない脇役である。だが、みのりの心情に深く関わる重要人物とも言える。
 
 ちなみにデザイン的には「みのりとはタイプの違う正義の持ち主」→「規則をガチガチに重視する優等生」→「学級委員長」→「眼鏡」という思考により眼鏡委員長として勝手に設定を作った(ぉ
 作者に独創性が足りないため、どこかの何らかの作品の登場人物と偶然似てしまっている気がするが、特定のモデルは存在しない。

神明水穂


 神明神社の宮司で、みのりの父方の叔母であり、雇い主でもある。
 原作本編では詳しい記述がなく、詳細不明であったが、おまけシナリオ「ゆきのあと、なつのまえ」にて、なかなかにくだけた雰囲気をもつお方であることが判明。
 既婚で年齢不詳(何)

溝口春樹


 原作主人公の22歳新社会人の男性。原作は彼の視点で物語が進行する。
 しかしこの作品は、“原作の描写に矛盾しないという条件下で原作ストーリーの裏側を書く”のがコンセプトであるため、 「原作に記述のない独自設定」は「原作主人公が知覚していないこと」でなければならない。
 よってこの作品では、彼は必然的に脇役である。

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