・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 複式簿記Q&A 仕訳例題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Q: 仕訳の際、勘定科目の選び方がわからない。 A: ”この取引は、どの勘定科目を使うか?”という疑問を持つことがあると思い ます。 税務署では、「決算書の手引き」等の冊子が用意されていますので、それらを 参考に仕訳をするのが無難かと思われます。 では、それでもわからない場合はどうしたらよろしいでしょうか。 結論からいいますと、自分でルール化して、決めてしまっても良いのです。 例えば、   “視察研修で現金10万円を支払った” という状況を考えてみます。 この場合、かかった費用を旅費としてみれば、「旅費交通費」等になりますし、 いや研修だ!と言うなら、「研修費」等の勘定科目を使えばいいのです。 また、組織に対する負担金という意味であれば、「負担金」や「租税公課」と いう勘定科目も考えられます。 つまり、ご自分で勘定科目の意味づけを明確にしておけば、自由に選べるわけ です。 仮に研修費という名目で仕訳すると次のようになります。        研修費 ¥100,000  /  現金 ¥100,000   ただ、一つだけご注意ください。 勘定科目の分類(資産・負債・資本・収益・費用)は、自由には決められませ ん。 上記の仕訳で考えると、左側(貸方)は、費用の勘定科目が入りますし、右側 は資産の勘定科目が入るのです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・