SC-Wallはタスクトレイに常駐する壁紙チェンジャーです。以下の特徴があります。
1.30
Windows XP
Windows Vistaでは機能に制限があります(壁紙スクロールができません)
Windows 7は未検証
動作には.Net Framework 2.0が必要です
SC-Wall用のフォルダを作成し、同一フォルダ内にSCWall.exe、IActiveDesktop.dll、Interop.Shell32.dllを格納してください。SCWall.exeを実行すると起動します。
初回起動時は初期設定画面が開くので設定をしてください。
起動するとタスクトレイに格納され、タスクトレイの右クリックから各機能を起動します。
トレイアイコンの右クリックから「設定」を選択して設定画面を開きます。
自動的に壁紙リストへ追加する対象となるフォルダを指定します。このフォルダのファイルが追加、削除、リネームされると自動的に壁紙リストへ反映されます
候補フォルダにファイルが追加されると一旦壁紙セレクタに登録され、壁紙セレクタにてリストへ追加するファイルを選択します。壁紙セレクタについては後述します。
壁紙の配置方法の設定をします
中央に表示か並べて表示のどちらかを選択します。並べて表示を選択しても、壁紙サイズとデスクトップサイズの比率に応じて強制的に中央表示にさせることもできます。
デスクトップサイズより大きな壁紙の処理方法の設定をします。デスクトップに合わせて縮小は画像比率を変えずにデスクトップサイズに縮小して表示します。デスクトップより小さな画像を拡大表示することはしません。スクロール設定は壁紙全体をスクロールさせデスクトップに表示します。縮小とスクロールの両方にチェックを入れると縮小表示を行った後、元のサイズでスクロール表示を行います。
スクロール設定はWindows Vistaでは選択できません。
キーボード操作で壁紙張替えを行うためのキーを登録します。キーを登録したい項目にカーソルを合わせ、"shift + p"などのキーの組み合わせを入力してください。設定画面を閉じた後そのキーの入力壁紙が張り替えられます。
設定できる項目は、次の壁紙、前の壁紙、タイマー停止、壁紙をはがす、タイマー停止+壁紙をはがす、があります。
壁紙フォルダ、あるいは壁紙候補フォルダにファイルが登録されても無視するためのフィルタを設定します。設定できる項目はファイルの拡張子とファイルのピクセルサイズの最大値と最小値になります。
拡張子は.bmp, .jpb, .jpeg. .gif, .png, .htm, .htmlから壁紙として指定したいものにチェックを入れます。チェックを外したものが無視されます。
ピクセルサイズの指定は指定範囲外のファイルを無視しますが、空欄にすると制限なしとなります。
.html, .htmはWindows Vistaでは選択できません。
タスクトレイの右クリックから壁紙チェンジャーを選択して起動します。壁紙更新間隔やリストの並び順を指定します。
ラジオボタンでリスト巡回モードとスケジュールモードが選択できます。
リストに存在する全ての壁紙ファイルを対象として壁紙を更新します。
指定した開始時間に指定したタグ・フィルタでリストを作成し壁紙を更新します(タグ・フィルタについては後述します)。
開始時間の効力は24時間に及ぶので、例えば10:00と18:00にスケジュールを登録して現時刻が9:00の場合は18:00のスケジュールが有効となります。
スケジュールウィンドウの右クリックメニューからスケジュールの追加を選択するとスケジュールの登録画面が開くので、開始時刻とタグまたはフィルタを選択して登録します。
右クリックメニューから選択したスケジュールの編集、削除を行えます。編集を選択すると登録時と同じ画面が開くのでここで編集します。
壁紙候補フォルダにファイルが追加された場合、あるいは壁紙セレクタにエクスプローラからファイル・フォルダをドラッグした場合に壁紙セレクタにファイルが登録されます。画面構成は大きく、ツリービュー、保留ファイルビュー、確定ファイルビューからなり、ツリービューで選択したフォルダのファイルが保留ファイルビューに表示されます。保留ファイルから壁紙リストへ追加したいフィルを確定ファイルへ移動し、確定ボタンを押すとリストへ登録されます。クリアボタンを押すと保留ファイル一覧からファイルが消去されます。
壁紙セレクタでは壁紙を以下の3つのグループに分けて扱います。サムネイルの背景色で区別できます。
SC-Wallが起動している最中に壁紙候補フォルダに追加されたファイルです。クリアボタンで保留一覧から消去しない限りSC-Wallを終了させても保留され続けます。
既に壁紙リストに存在しているファイルです。エクスプローラからドラッグした場合などに分類されることがあります。壁紙リストに追加済みなので、このカテゴリのファイルは確定ファイルビューへ移動させることができません。SC-Wallを終了させると保留ファイルビューから消去されます。
上記以外のファイルです。エクスプローラからドラッグした場合などに分類されることがあります。SC-Wallを終了させると保留ファイルビューから消去されます。
右クリックメニューから以下の機能を呼び出せます
選択中フォルダに格納されているファイルを全てセレクタに登録します。
選択中のフォルダをエクスプローラで開きます。
タスクトレイの右クリックメニューから壁紙管理を選択して起動します。エクスプローラ風の画面で壁紙リストに登録されている壁紙ファイルを管理します。
ツリービューはタブ切り替えで、フォルダ、タグ、フィルタが選択できます。
壁紙リストに登録されている壁紙ファイルのフォルダをツリーで表示します。選択したフォルダ配下の壁紙をリストビューに一覧表示しますが、エクスプローラと異なり選択したフォルダのサブフォルダも含めた全ての壁紙ファイルが表示されます。したがってルートフォルダである"全てのファイル"を選択するとフォルダ構造に関係なく壁紙リストに登録されている全てのファイルが表示されることになります。特定のフォルダを除外したい場合はフォルダ上の右クリックメニューで親ノードから遮断するを選択するとそのフォルダは上流のフォルダからは見えなくなります。親ノードからの遮断を解除で再び見えるようになります。
壁紙ファイルにタグを付加してる場合、タグの一覧が表示され、選択したタグが付加されている壁紙ファイルがリストビューに表示されます。タグはタググループに分けて管理することができ、タググループ別に表示するか分類なしで表示するかをタブの下のラジオボタンで選択できます。
フォルダに対して、特定の条件のタグだけ対象となるようにフィルタをかけることができ、そのフィルタの一覧を表示します。フィルタについては後述します。
壁紙にタグをつけたり、タグをグループ分けしたりする操作は壁紙管理画面で行います。
壁紙管理画面のリストビューで、タグを付けたい壁紙kファイルを選択し右クリックメニューからタグをつけるを選択するとタグ追加画面が開きます。最初は一つもタグが登録されていないので、左下の新しいタグを追加するボタンで新しいタグの追加ダイアログを開き追加するタグを入力します。半角セミコロンで区切って複数のタグを一度に追加できます。追加したタグは一覧に登録されるので、タグ名のダブルクリックで選択状態を切り替えます。選択されたタグは選択中のタグの欄に表示されます。付加したいタグを選択状態にしてOKを押すとタグが付加されます。
複数のファイルを選択すれば一度に複数のファイルにタグを付けることができます。
タグを削除したい壁紙ファイルを選択して、右クリックメニューからタグを削除を選択します。そのファイルに付加されているタグの一覧が表示されるので、削除したいタグにチェックを入れてOKを押します。
一度に複数ファイルを選択した場合は、共通で付加されているタグの一覧が表示されます。
ツリービューのタブ切り替えで[タグ]→[一覧]と選択してタグ一覧を表示しタグノードを別のタグノードにドラッグすることでタグに親子関係を付けることができます。一つのタグは一つのタグの子タグにしかなれませんが、複数タグの親になれます(一つのタグに子タグは複数持つことができます)。子タグが設定されている壁紙ファイルには、親のタグも付加されます。タグに親子関係がなくなれば自動的に壁紙ファイルからも親タグが除外されますが、タグに親子関係が付く前から付加されていた場合には除外されません。また、タグに親子関係がある限り、右クリックメニューからタグを削除を実行しても親タグだけを除外することはできません。
親子関係を解除したい子タグの右クリックメニューから子タグの解除を実行します。
増えすぎたタグはグループに分けて管理できます。一つのタグは複数のタググループに属することができます。タググループの管理はツリービューのタブ切り替えで[タグ]→[グループ別]と選択してグループ別タグ一覧画面で行います。
ツリービューの右クリックメニューからタググループの作成を選択しグループを作成します。
ツリービューからタググループを選択すると、そのタググループに属しているタグの一覧がリストビューに表示されます。リストビューでタグを選択し右クリックメニューから他のタググループへ追加でグループ分けします。同様にこのタググループから除外でタググループから除外します。除外した結果どのグループにも属さなくなった場合は、未分類のタグに分類されます。また、タグをリストビューからツリービューのグループノードへドラッグすることでも、ドラッグ先のグループへ追加することができます。
フォルダに対し、特定の条件のタグでフィルタを欠けることができます。
ツリービューのタブ切り替えでフォルダを選択し、フォルダツリーを表示します。フィルタをかけたいフォルダ上の右クリックメニューからフィルタを追加でフィルタ編集画面を開き、フィルタ名称、フィルタ条件(タグのand条件、or条件、not条件)を入力します。条件は直接入力できず選択ボタンから既存のタグの組み合わせを選択します。フィルタを作成するとフォルダ配下にフィルタノードが追加され、フィルタを選択することでフォルダ配下の指定条件の壁紙ファイルを絞り込みます。また、フィルタはフィルタタブのツリービューにも登録されます。
フィルタ上の右クリックメニューから編集や削除を選択します。
2009/6/21 Version 1.30
・壁紙ファイルにタグをつけられるようになりました
・スケジュールモードを新設し、指定した時間で指定したタグの壁紙を表示できるようにしました。
・壁紙管理画面のフォルダツリーで、親ノードから除外するためのチェックボックスを廃止し
右クリックメニューから選択するようにしました。
・その他いろいろバグ修正
2009/5/30 Version 1.20
・壁紙管理ウィンドウで一度作成したサムネイルをキャッシュファイルとして保存
できるようにしました。
壁紙管理ウィンドウのメニューから[サムネイル]→[サムネイル設定]
でキャッシュ作成有無と、キャッシュファイルの場所を指定します。
・壁紙管理ウィンドウのリストビューアイテム上での右クリックメニューに、
[サムネイル再作成]を追加しました。
・画像ビューアでウィンドウを最大化したときに、表示されている画像がリサイズさ
れない不具合を修正しました。
・壁紙セレクタウィンドウでサムネイルが作成されない場合があるのを修正しました。
2009/5/16
Version
1.10
・壁紙管理ウィンドウでツリーの状態を保存するようにしました。
・壁紙管理ウィンドウでツリーのチェックのON/OFF切り替えが少し速くなりました。
2009/5/2
Version
1.00
・開発環境がC#に変更になりました。
・リストへの追加方法として、壁紙セレクタを使用した方法を追加しました。
・それに伴い、壁紙ファイルの格納場所が分散する可能性があるので壁紙管理機能を
装備しました