映画やドラマはそれ単体として評価される以外に、役者のための賞がよく与えられる。 「もしCWシナリオに登場するキャストが完全な創作物ではなく、人間の役者が演じているとしたら?」 という設定のもと、独断と偏見と遊び心で主演助演NPC賞をノミネートしてみた。 【2008年上半期】 ■主演NPC賞 ・シェリィ(葬儀屋シェリィと不思議の館)  文句なしに魅力的なNPC。グルーチョやジェーンに続くシリーズキャラクターとしても期待が掛かる。 ・リム(冒険者になりたくて)  男一代記の主役として文句ない働き。ボケの間合いも見事。 ■助演NPC賞 ・ヨハン(落日の鎮魂歌)  苦悩と狂気を切実に表現出来ている。ラスボスとしての存在感も十分。 【2008年下半期】 ■主演NPC賞 ・アリィ(ヤシャ=シュトーレン)  どこまでも忠実に子供らしさが感じられた。それでいて嫌味でない。 ■助演NPC賞 ・クー、リース、イルドー(雪山の巨人)  憎めない小悪党の典型。物語の良いスパイスとして効いていた。 ・イルミシュ、カルナ(傍迷惑な研究者)  キャストとしての個性は必要にして十分。彼らが大きく関わるような物語であればさらに良かった。 【選評】 鈍色の箱(http://sn.kokage.cc/nibu6/poll/)にエントリーされた作品を中心に。 ストーリーよりシステムに凝ったシナリオ、NPCではなく冒険者を中心に描いたシナリオは当然選ばれにくい。 印象の強かったキャストでも意外と名前を覚えていなくてちょっと驚いた。 もっと沢山候補者を挙げたかったけど、最近プレイしたシナリオが少ないのでこれぐらいで勘弁してください。 2009/01/23