盗賊の手はお嫌いですか? 所謂キーコード発火アイテムの話。久遠さんの「盗賊の手でスキル埋まるのがイヤになってきた」 (http://thatsall.blog79.fc2.com/blog-entry-63.html)という話を見て思ったこと。 「盗賊の眼」や「盗賊の手」に代表されるキーコード発火技能は手札を圧迫する(特に戦闘時)だけで あまり役に立たないから持たせたくない、という意見は今回に限らずたまに見かけます。 意見という形でなくとも、キーコード発火アイテムを比較的安値で販売している店シナリオならよく見かけます。 それに対する反論としては以下のようなものが多いです。 ・盗賊キャラクターはそういうハンディキャップを持っているからこそ盗賊キャラクターである ・戦闘時にも効果のある上位互換スキル(ex.洞察眼@StarDust)を使えば良い ・リューンバランスと比較すると、回数制限なし、使用時のみ荷物袋から出せば手札を全く圧迫しない、  盗賊キャラクターが行動不能でも他のキャラクターが発火出来る、など強力すぎる (使用回数を設ける、盗賊キャラクターに常に所持させておく自分ルールを作る、等である程度は緩和可能) ・そもそも解錠ツールはアイテムに現れなくとも盗賊キャラクターなら当然持参しているはずで、  それが技能と同等の性能を持つのは違和感がある 私のプレイスタイルとしては技能使いたい(=アイテムは邪道)派なんですが、 まぁアイテム派の意見も分からないではありません。確かにわざわざ技能を使わなくても クリックから能力判定を繰り返せば、いずれ鑑定にも解錠にも成功するシナリオが多いのが事実。 極端な話、代替アイテムすら必要ないと考えるプレイヤーがいてもおかしくありません。 個人個人のプレイスタイルに第三者が注文をつけるのは野暮だと分かっていますが それでも私は、技能の残り回数に気を配りながら探索をするのもれっきとしたゲーム性であり 盗賊技能否定派の人たちにもそういう楽しみを知ってほしいと思うわけです。 そのためには百の言葉で説得するより一のシナリオで誘導する他ないでしょう。 つまり、プレイヤーが盗賊技能を使おうと思えるような工夫をシナリオに盛り込めば良いわけです。 一例を挙げると、 ・成功率の低い能力判定を繰り返すことに対してペナルティを設ける(ex.時間経過) ・一度能力判定に失敗するとキーコードが発火しない限り失敗し続ける ・一度能力判定に失敗するとその場でペナルティが発生する(ex.宝箱の罠) ・能力判定の成否がその場では分からず、後になってから現れる ・盗賊技能の所持判定で発生するイベントを作る(ただしマイナー技能、自作技能には対応できない) ・戦闘に鑑定、解錠イベントを作る(→アイテムでは毎ラウンド発火出来てしまうため強力すぎる) といったところでしょうか。 私含め、シナリオ製作中の人はこういう所にも気をつけてみるといいかもしれません。 全部は難しくても1つ2つなら比較的楽じゃないかなと思います。 似たような話題として魔力感知、生命感知についても書こうと思ったのですが 長くなりそうなのでそれはまたいずれ。 2009/02/21