教習所で見るビデオはなぜ大根か 少し前のことですが、ねんがんの運転免許をてにいれました。 で、今回は誰もが苦笑いしながら見ているアレについて思ったことを書いてみます。 免許を持ってない方でも大体想像はつくと思いますがこんな感じです。 男「前の車遅いなー」 女「ねえ、追い抜いちゃえば?」 男「えっ?」 女「ちょっとは格好いいとこ見せてよ」 男「そうだな、よーし…!」 (SE:エンジン音) (SE:クラクション) (SE:ブレーキ音) (SE:悲鳴) (SE:衝突音) 文字にするとますます酷いですね。(^^; ところで、応急救護(教習内容の中にそういう講義があるんです)のときに 「なかなかよく出来ている」という理由で(国交省製作ではない)テレビドラマのワンシーンを見たのですが、 そちらには不覚にもぐっと来てしまいました。 この二者の間には決定的な差が確実にあります。が、それが何なのか私には未だにはっきりと分かりません。 一番に思い当たったのは映像全体の古臭さです。それは確かにある。 教習ビデオはずっと昔から同じものを使っているので、服装や髪型からそこはかとなく昭和フレーバーがします。 しかし肝心の芝居の腕前については、テレビドラマの方の主演がアイドル系の女優さんだったこともあって 大して差はないように思えました。 今のところ私の出せる結論としては ・展開が飛躍しすぎる。 ・登場人物が短絡思考に過ぎる。良心が感じられない。  そのため、脚本家の都合のいいように動いているだけでリアリティが感じられない。 ・ストーリーに対してメッセージ性が強すぎる。  しかも誰もが言われずとも分かる内容なので、非常にくどく説教臭く感じる。 といったものですが、もっともっと根本的な何かから異なっているように思えてなりません。 恐らくその辺りに、読み手に不自然さを感じさせないストーリーを作るコツがあるような気がします。 2009/04/29