CardWirthシナリオの聞き込みシーンでよくこんな質問項目がある。 「他に何か変わったことは?」って聞き方。でもこれってどうだろう? 実際の会話でこんな漠然とした聞き方をされると答える側はきっと困ってしまうし 何か情報が得られることなんてまず無いと思う。 そもそも多くのシナリオで、聞き込みというフェーズは 表示されている人物全員に用意されている質問を総当りするだけのことが多く、すごく作業的な感じがする。 面白くするためにはもう一工夫必要だと思う。 例えば、相手の機嫌を損ねるようなはずれ選択肢を入れておくとか 聞き取り順によって得られる情報が変わってくるとか あとは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンみたいな考え方も使えるかもしれない。 そういうのが面倒なら、逆に思い切って簡略化してしまうのも手だろうか。 つまり、聞き取り役だけプレイヤーに選択させて、あとは全て能力判定に置き換えてしまえばいい。 相手の目を見て話せるか、適切に相槌を打てるかなんて基本的な部分は社交性に関わってくるだろうし 深く突っ込んだ質問が出来るかどうかは大胆性が必要だろう。 質問項目を漏れなく聞けるかどうかは知力が必要になる。 機嫌を損ねている相手の心を開くための人柄は正直性に委ねられる。 鑑定技能を持っていれば態度や表情からノンバーバルな情報が得られる、としても面白い。 何が言いたいかというと、会話から情報を得るのって口で言うほど楽じゃないよね、というお話でした。 2011/04/08 # 更新祭り第6弾。ここに書く一言考えてるうちに日付が変わりそうなのでとっとと放流。