【お題】 主人公過去:寛容 主人公現在:逆解放 主人公未来:逆至誠 援助者  :節度 敵対者  :勇気 結末・目的:知恵 【追加条件:中世ファンタジーで】 主人公は大罪を犯した犯罪者だが、裁判の結果死罪は免れることが出来た。(寛容) 現在は懲役刑に服している。(逆解放) 主人公は牢獄の中で一人の男と出会う。彼は他の囚人と違い柔和で温厚な人柄の持ち主で(節度) それが主人公の目を引いたのだ。聞くところによると思想犯として投獄された学者だという。 彼に興味を持った主人公はやがてその研究内容を知る。 その内容とは禁忌とされる魔術の研究で、その研究が成功すれば強大な力が手に出来るらしい。 彼の語る話によって主人公の野心に火がつき、二人で脱獄を計画する。(逆至誠) 主人公は無事研究の成功を見届け、禁忌の魔術を復活させることが出来るだろうか?(知恵) 【感想・考察】 所要時間25分。上の5行までは現代世界観でも使えるように書いてみた。 話のオチとしては、主人公は学者が脱獄するために利用されたに過ぎず 研究の成功と同時に強大な力を使って口封じされる、というパターンが定番。 【追加条件:CW風にしてみる】 治安隊からの依頼により脱獄犯を追う冒険者たち。 犯人は殺人すら厭わない凶悪犯で、囚人の一人を人質に現在も逃亡中である。 一時は確保寸前まで追い詰めるが、人質に見せかけた共犯者に不意を打たれて取り逃してしまう。 その際に得られた情報を元に再び捜査を進めると、彼らの真の目的が明らかとなる。 彼らは禁忌とされる魔術を復活させるために、研究を再開しようとしているようだ。 研究が完成する直前に冒険者は二人を再び追い詰めるが、主犯の決死の抵抗に阻まれ研究の完成を許してしまう。 強大な力を手に入れた学者はその力を試すため冒険者に襲い掛かる。 【感想・考察】 CWのシナリオとして考えると「古代魔術の復活」があまりにもベタすぎる。 凄いのか凄くないのかもよく分からないので、もうちょっと具体的なものに変えるべき。 例えば、自分の肉体を改造してホムンクルスにする秘術とか。パピ!ヨン!(愛を込めて) それから一応生身の人間である冒険者が「強大な力」を普通に倒せてしまうと 敵の格が著しく下がるので、力が暴走して自滅したとか(←これまたベタだけど) 力が定着する前に倒したとか、上手い攻略法を編み出したとか、何らかの理由付けが欲しい。というか必須。 あとは、犯罪捜査のプロである治安隊を差し置いて、冒険者が活躍しすぎな感があるのでその辺をマイルドに。 2回とも冒険者が追い詰めるのはやめて、再戦時は相手に襲撃されたことにするとか。 2009/01/15