【お題】 主人公過去:意思 主人公現在:厳格 主人公未来:勇気 援助者  :逆知恵 敵対者  :逆生命 結末・目的:幸運 【追加条件:中世ファンタジーで】 主人公は志願して戦場に赴いた兵士。(意思) 近年戦火に晒されつつある農村部では生活が苦しく、家族を養えないため兵士となった。 戦場では上官の戦死も多いため、実直で有能な主人公はやがて小隊の隊長となる。(厳格) ある日、部下の一人が無防備な状態の敵軍が近くにいることを把握。 主人公はこの機に乗じて手柄を上げようと敵陣へ攻め入る(勇気)が、実はそれは敵軍の罠だった。(逆知恵) 主人公率いる小隊はほぼ全滅、主人公も命を失う。 数ヶ月後に戦争は終結するが、自分の過ちにより部下を殺してしまった自責の念と故郷を思う気持ちから 主人公は地縛霊として戦場跡に残り、生きている人間を次々と襲う。 ほどなくして主人公を成仏させるため死神がやってくる(逆生命)が、既に理性を失ってしまった主人公は 成仏することを拒否。 手を焼いた死神は主人公の生き残った部下の一人(幸運)の夢枕に立ち、墓参りをするよう促す。 主人公はその部下をも襲おうとするが、ぎりぎりのところで正気を取り返し、そのまま成仏する。 【感想・考察】 無理やりモンスターを出した結果がこれだよ! そういえば折角のファンタジーなのに人間しか出てないよね、と思ったのが始まり。 主人公が成仏できない理由が弱い。この程度で地縛霊になると戦場は幽霊の満員電車になるよ。 もっと強い執着を残しそうな理由を考えるか、もしくは生前から霊感が強かったような設定にするとか。 成仏する理由も何となく中途半端。練りこみ不足。 そこはかとなくBleach+シャーマンキング風味なのはきっとZER0さんの「魂の色」の影響。 【追加条件:CW風にしてみる】 最近、中央公道に落ち武者の亡霊が出現し、行きかう人々を見境無く襲っていると言う。 宿場を利用する人口が減少し、生活に困った街道沿いの集落は冒険者に亡霊退治を依頼する。 通常のゴーストだと思った亭主は経験の浅い冒険者を派遣するが、 冒険者たちが現場で目にしたものは歴戦の戦士の非常に強力な亡霊だった。 派遣した宿の手違いなので、このまま依頼を破棄して帰還することも可能だが 集落の人々から集めた情報や亡霊の発した言葉の断片などから、亡霊の出自が何となく把握できた。 どうやら、亡霊は自分の判断ミスで部下を全滅させてしまった無念でこの世に残っているらしい。 そこで冒険者たちは一計を案じる。 冒険者の一人が兵士に変装して、運良く生き残った部下がいたかのように芝居を打つのだという。 一つでも間違ったことを言えば激怒した亡霊に即座に襲われてしまう緊張感の中、 冒険者は見事亡霊を騙しきり、成仏させることが出来るだろうか? 【感想・考察】 「賢者の選択」的選択肢の応酬シナリオ。問答を考えるのは難しいけど、出来たら面白そう。 毎晩連続で問答を繰り返して10段階の疑惑度を上下させるような形式。昼間パートは情報と物品収集。 しかし、よく考えると結構酷い話だ。 2009/02/02