エンベロープ (音量の包含線・音量調節)

エンベロープ設定画面
1 100% 0.000秒
2 100% 0.800秒
3 0% 0.000秒

「ピストンノイズ」のデフォルトでは減衰する sine 波になっています。減衰することがエンベロープによる効果なのですが、とりあえず、比較対象としての基本的な減衰しない sine 波を作ります。次のような設定にしてみてください。

単純 sine 波形
Main
タイプ sine
逆転 OFF
周波数 440.0Hz
ボリューム 50%
オフセット 0.0%

こういう波になります。0.800秒で音が途切れるようにしたので、スクロールすると波形も下のように途切れています。

単純 sine 波形 (0.800 秒地点)
エンベロープ設定画面
1 100% 0.000秒
2 0% 0.800秒
3 0% 0.000秒

[エンベロープ] は音量調節をします。3つのパラメータを持ちますが、いまいちどんな効果があるのか分かりません。一つ実験してみます。[エンベロープ] を次のように設定してください。

減衰 sine 波形
Main
タイプ sine
逆転 OFF
周波数 440.0Hz
ボリューム 50.0%
オフセット 0.0%

波が減衰しているのが分かるでしょうか?耳で聞くと音が小さくなっていきます。「ピストンノイズ」のデフォルトでも減衰されるように設定されているので、音が徐々に小さくなるように聞こえます。

減衰 sine 波形の包含線

エンベロープ とは数学的に「包含線」を意味します。上の図の通り、波は包含線から必ずはみ出さないように変化しています。「ピストンノイズ」では音波を編集しているので、音量変化を意味します。

「ピストンノイズ」での [エンベロープ] は1パラメータごと「YYY %になるまでにかかる時間 XXX 秒」という設定をします。次のようなパラメータにすると、波はこうなります。

エンベロープ設定画面
1 40% 0.000秒
2 80% 0.010秒
3 30% 0.030秒
Main 波形設定画面
タイプ rect
逆転 OFF
周波数 100.0Hz
音量 100.0%
オフセット 0.0%
上記設定の rect 波形
  1. 音の始まりから0.000秒間かけて40%の音量に
  2. 0.000秒から0.010秒間かけて80%の音量に
  3. 0.010秒から0.030秒間かけて30%の音量に

考え方

つまり、「まず 0.3 秒間でフェードインして、それから 0.5 秒間そのままで、最後は 0.2 秒間でフェードアウトしよう」という考えをそのままパラメータに入力すればいいのです。

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