Frequency (周波数変調波)

Main, Frequency 波形編集画面
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF OFF
周波数 40.0Hz 4.0Hz
音量 100.0% 100.0%
オフセット 0.0% 0.0%

上記の設定でビルドすると、下のような波形に変化します。

波形変化の図

設定した Frequency の sine 波に合わせて、Main の sine 波の密度が変わっていっています。これが Frequency の効果です。聴覚的には音の高低が変化していくように聞こえます。

タイプ

[Frequency] - [タイプ] 項目

周波数変化を表す波形を設定します。

Main Frequency 結果
Sin Sin
Sin Saw
Sin Rectangle
Sin Random
Sin Saw2
Sin Rectangle2
Sin Triangle
Sin Random2
Sin Rect-3
Sin Rect-4
Sin Rect-8
Sin Rect-16
Sin Saw-3
Sin Saw-4
Sin Saw-6
Sin Saw-8

逆転

[Frequency] - [逆転] 項目

密度を表す波を逆転させます。

具体的には、波の疎密が逆転します。密度が濃いところが低くなり、密度が薄いところが高くなります。[Main] 項目と同じく random 波には効果がありません。

通常の波形

逆転した波形
[Main] sine 波形

[Main] + [Frequency] sine 波形 (逆転 OFF)
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF OFF
周波数 40.0Hz 4.0Hz
音量 100.0% 100.0%
オフセット 0.0% 0.0%
[Main] sine 波形

[Main] + [Main] sine 波形 (逆転 ON)
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF ON
周波数 40.0Hz 4.0Hz
音量 100.0% 100.0%
オフセット 0.0% 0.0%

周波数

[Frequency] - [周波数] 項目

密度を表す波の周波数を設定します。

高くすれば、疎→密→疎→密→ の変化スピード(密度変化の頻度)がきつくなります。低くすればゆるくなります。

通常の波形

高周波数の場合の波形
[Main] sine 波形

低周波数 [Frequency] による波形変化
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF OFF
周波数 40.0Hz 4.0Hz
音量 100.0% 100.0%
オフセット 0.0% 0.0%
[Main] sine 波形

高周波数 [Frequency] による波形変化
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF OFF
周波数 40.0Hz 8.0Hz
音量 100.0% 100.0%
オフセット 0.0% 0.0%

変化する音程の高さ・音量は変わりません。密度差を徐々に変えたいときは小さく、急激に速く変えたいときは大きくすることになります。

ボリューム

[Frequency] - [ボリューム] 項目

疎密を表す波の大きさを設定します。

[ボリューム] ではありますが、これを大きくしても音波の振幅、つまり音量は変わりません。これを大きくすれば、密の部分の密度が濃くなり、疎の部分の密度が薄くなります。波の密度差が激しくなると考えた方がいいかもしれません。逆に、小さくすれば、波の密度差が小さくなります。

通常の波形

大音量時の波形
[Main] sine 波形

小音量 [Frequency] での波形変化
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF OFF
周波数 40.0Hz 4.0Hz
音量 100.0% 100.0%
オフセット 0.0% 0.0%
[Main] sine 波形

大音量 [Frequency] での波形変化
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF OFF
周波数 40.0Hz 4.0Hz
音量 100.0% 200.0%
オフセット 0.0% 0.0%

音の高さが変わっています。Volume ではありますが、聴覚的には音程の高低差が変化しています。周波数が同じなので密度変化の間隔は同じです。密度変化の頻度には影響しないからです。波の密度差を大きくしたければ Volume を大きくすればいいです。音の高低差が大きくなります。波の密度差を小さめにしたければ Volume を小さくすればいいです。音の高低差が小さくなります。

オフセット

[Frequency] - [オフセット] 項目

密度を表す波の位置を横方向(時間方向)にずらします。疎密の位置もずれます。密度を濃くしたい・薄くしたいところに波の位置を調節してやるのに使えます。Main 項目と同じで 100.0% で波が1周します。

通常の波形

オフセットを設定した場合の波形
[Main] sine 波形

[Frequency] オフセットなしでの波形変化
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF OFF
周波数 40.0Hz 4.0Hz
音量 100.0% 100.0%
オフセット 0.0% 0.0%
[Main] sine 波形

[Frequency] オフセットありでの波形変化
Main Frequency
タイプ sine sine
逆転 OFF OFF
周波数 40.0Hz 4.0Hz
音量 100.0% 100.0%
オフセット 0.0% 20.0%

周波数が大きい場合

今までは、[Frequency] - [周波数] が [Main] - [周波数] に対して十分小さい場合です。その場合は、[Main] 波形の周波数を変調させるという効果にとどまります。しかし、[Frequency] - [周波数] が大きくなると、最終的に [Main] 波形の周波数を変調させるのではなく、[Main] の波の形そのものを変化させるようになります。これは実際聞いてみるのが一番でしょう。下の図は波が細かいので縮小率は 1/1 です。

[Main] sine 波形

[Main] + [Frequency] sine 波形
[Main] sine 波形

[Main] + [Frequency] sine 波形
[Main] sine 波形

[Main] + [Frequency] sine 波形
[Main] sine 波形

[Main] + [Frequency] sine 波形
戻る