kokoro he pianissimo~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       こころへピアニシモ                      第2号 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~No.2 最近お気に入りなのは、巨人の上原投手が出ているZ会の新聞広告 です。励まされる受験生も多いのではないでしょうか。 春は近い! 頑張れ、受験生!! ------------------------------------------------------------        第2回  夢は大きく 私はつい最近まで、就職というのは夢をあきらめることだと思って いました。私の親がふたりとも夢をあきらめて就職したということ の影響が大きかったのでしょう。 夢なんて所詮子供の感情。生きてゆくためにはいやいや働かなけれ ばならない。両親の顔にはそんな感情がありありと現れていました。 いつだったか野球選手のイチローが活躍して多額の年棒を稼ぐよう になって父親が仕事を辞めたという話を聞き、両親は「当たり前だ」 と口を揃えていました。しかし私は、少々疑問符をつけずにいられ ませんでした。 そんな矢先、話題になっている「鉄道員(ぽっぽや)」という映画 を見ました。 鉄道員を生業にして、同僚からの路線廃止後の仕事の誘いを断り、 路線廃止直前に死ぬという主人公の生きざまに涙が止まりませんで した。 好きなことを持って立派な社会人として生きるというのは夢物語じゃ ない。そんなことを発信しているように、私には聞こえたのです。 もちろん、社会人になって夢を持つのが大変だということはわかっ ています。成功するとは限らないからです。 「人生は二番目で生きろ」などという言葉もあるほどです。 この言葉を、嘘とは言いません。一番好きなことを趣味にしてのび のびと生きられる人は、そのほうがいいかもしれません。 しかし、こういう格言ほど人によって差のあるものもありません。 本当は好きなことで生きたかった。しかし何かの原因で、あるいは 失敗することが怖くて好きなことを選ばず、愚痴ばかり言って人生 をつまらなくしている人を私は何人も知っています。まあ、自分の 人生だけならいいですが、他人を引きずり込むように嫌味など言っ たりする人もいます。 たった一度の人生です。自分の願いどおりに生きたいじゃないです か。もちろん、その通りにいくことはまれです。でもだからといっ て最初からあきらめてしまう必要はありません。やってみなければ わからないですよ。 一番好きなことで生きてゆきたいなら、それに向かって最大限努力 することは人生を輝かせると私は思います。もちろんそれに伴って、 苦労したり悩んだりすることは増えます。傷つくこともあると思い ます。けど、それをくぐり抜けることで人生は輝きます。夢を持つ ことは、人間の特権なのですから。 ------------------------------------------------------------ 〜次回予告〜 ・第3回  自分らしさを大切に 第1回とかぶってしまいますが、あなたという人間は世界にたった 1人しかいないのです。 もちろん、「自分らしさ」もそれぞれです。 しかし現在の日本では「自分らしさ」を出せない人が結構います。 そんな人々に向けて書こうと思います。 ------------------------------------------------------------ 〜あとがき〜 鉄道員…ちょっとネタが古いですね。 実はこの文章を書こうと思ったのは、昨年の夏です(^^;。 私は大学4年のときに病魔に襲われてしまい、卒業は何とかしてそ の年の10月に就職しました。私にしては珍しく、何となく就職し てしまいました。いや、本当の理由を言うと早くお金を稼いで自立 したかったということなので、完全に「何となく」でもないのです がそれ以上の理由がありませんでした。 それは親の考えには合う行為でした。ところが就職してよくわかっ たのは、目的を持たなければいけないということだったのです。 おそらく社長や上司は、強い目的意識のようなものを見て採用した のではないかと私は思います。 しかし、私はその期待に応じられませんでした。応じようとして、 再び身体をこわしてしまいました。 現在はとある職業につきたいという目的で、資格を狙ってパソコン スクールに通っています。 資格試験も近いので、頑張ります(^^)。 ところでまえがきについて。 巨人の上原投手と西武の松坂投手、大学受験生を励ます目的だった らどちらが最適でしょう。 私は上原投手だと思います。 こう言うと、松坂投手のファンに怒られるかな(松坂投手に励まさ れている受験生も結構いそうですし)。 でもこれは個人感情ではありません。上原投手は大学受験や浪人の 経験がありますが松坂投手はありません。一般的に、経験のある人 の言葉のほうがこころに響くのです。 もっとも、実際に投票などやってみたら松坂投手のほうが上という ことは十分ありえます。ファンが多そうですし。 経験は重要だと思います。私だって就職を経験してから「鉄道員」 を見たので、今回書いたようなことを思いついたのだと確信してい ます。 もちろん傷つく経験もあるでしょう。それでも経験は重要だと思い ます。 なぜなら、いずれこころの血となり肉となるから、です。 ------------------------------------------------------------ 発行者:ラケル rackel@m7.people.or.jp 「こころへピアニシモ」ホームページ http://member.nifty.ne.jp/BYK04452/kokoro.htm ------------------------------------------------------------ ご意見・ご感想:rackel@m7.people.or.jp 購読の登録・解除: http://member.nifty.ne.jp/BYK04452/kokoro.htm http://www.mag2.com/m/0000020081.htm (まぐまぐ登録・解除) http://www.pubzine.com/detail.asp?id=002975 (Pubzine登録・解除) ------------------------------------------------------------ このメールマガジンは、 まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000020081) Pubzine http://www.pubzine.com/ (ID 002975) を利用して発行しています。 ------------------------------------------------------------