kokoro he pianissimo~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       こころへピアニシモ                      第6号 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~No.6 5月…さわやかな季節ですね。 梅雨にはまだ早いですか。ちなみに私自身は北海道に住んでいるの で梅雨も何もないんですが…。 ------------------------------------------------------------        第6回  時は早すぎた 私は10代のほとんどに渡り、人格を激しく否定するような暴言の 嵐の中で育ってきた。19歳になってやっとそれから解放されたが、 そのころは無論「自分はだめな人間だ」といつも思っていた。そん な時、こう言う人がいた。 「あなたは弱さから逃げている、甘えている」 それは確かにそうかもしれない。「自分はだめな人間だ」という言 葉は、自分の弱いところを直視することから逃げている。間違って いるとは言えない。 だが、ここで少し考えてみて欲しい。10代の多感な時期を暴言の 嵐の中で過ごしたりしたら、自己評価が極端に下がるのは当たり前 ではないだろうか。それを「弱さから逃げている」などというのは 正直言って酷である。 もう少し正確に言うと言う時期が早すぎる。 小学校でよく人生の本質を教えられたという話を聞くが、たいてい その頃は理解できない。それはしかたがない。では、理解できない なら言わないほうがいいのであろうか。 そうではない。なぜかというと、その時わからなくても記憶の隅に 残っている場合が多いからだ。しかし、時期が早いのは確かなので、 直後には理解できないことを覚悟して言うべきであろう。 また、個人ごとの精神的成長の差というのがある。成長の早い人に は理解できても遅い人には理解できないということがありえる。早 い遅いの他に、かっての私のように言語虐待などが原因で精神的成 長に影響が出ることもある。 これは先程の年齢と違って無視されやすい。というより、精神的成 長の差を無視して年齢だけで判断しようとすることが結構多い。つ まり、「この年齢だから理解しているはずだ」と思いこんで説教を するというパターンだ。 そのような言葉に感化されて成長することも多いので、まったくこ のパターンを否定するわけにはいかない。しかし、この言葉は大器 晩成型の人間にはつらいものがある。年齢で区切られても、達する ことはできない。言われないためには、世間の速度に合わせていつ も走っていなければならない。 日本だと多いパターンである。一定の速度に押し込めようとする傾 向が強いからだ。 早さの基準は人それぞれである。早いのが良くて遅いのが悪いとい うことはない。世間の早さについていこうと頑張る必要もない。時 が早すぎることを言われたときは、自分を責めずに記憶の片隅に置 いておこう。そして、自分なりのペースで理解していこう。 ------------------------------------------------------------ 〜次回予告〜 ・第7回  失敗は成功の母 失敗をどうこう言う人が多すぎるような気がします。 失敗せずに成功できることなんてわずかなんですけど。 そんなことを書いてみたいと思います。 ------------------------------------------------------------ 〜あとがき〜 飛び級というのをご存知ですか。成績が優秀な場合に学年を飛ばし て進級することです。 日本だと最近大学に取り入れられた程度ですが、聞いた話ではアメ リカあたりでは普通のことらしいです。となると、日本みたいに年 齢で学年を判断したりはできませんね。 それでいいと思うのですが、どうも日本というのは横並びの傾向が 強いようで。 それがもっと極端なのが、飛び級の反対である留年。 世間体を気にする人は、驚くほど留年を嫌います。私は高校2年の とき担任教師にいじめられて進級すれすれになった経験があるんで すが、「留年するなら死んだほうがまし」なんてよく言われました。 もっと気にする人だと浪人を嫌がります。私は先程書いた理由で勉 強が手につかなくなり、浪人せざるをえなくなったのに(でも後悔 してないけど)。 まあ、世間体を気にするのは別にかまわないんですが、そんなこと は常識、そう思わないのは変みたいに言われるのは嫌ですね。 …あのね。私のいま好きな男性は1年浪人して大学に入り、その上 大学を8年かけて卒業してるんですけど…(笑)。 そんなこと言ってたら、彼はもうこの世にいませんよ(笑)。 冗談はさておき。 ほんとに早さの基準は人それぞれです。飛び級も留年もその証拠な んです。両方経験のある人もいますよ(本当です)。 なんて書いていますが、私自身は飛び級も留年も経験ありません… (^^;(先程書いたように、進級すれすれの経験ならありますが) 成績の波は結構激しかったんですけどね、どっちに転んでもおかし くなかったくらい。 あと、体調不良によりホームページの更新が滞っております。 すみませんが、もうしばらくお待ちくださいm(__)m ------------------------------------------------------------ 発行者:ラケル rackel@m7.people.or.jp 「こころへピアニシモ」ホームページ http://member.nifty.ne.jp/BYK04452/kokoro.htm ------------------------------------------------------------ ご意見・ご感想:rackel@m7.people.or.jp 購読の登録・解除: http://member.nifty.ne.jp/BYK04452/kokoro.htm http://www.mag2.com/m/0000020081.htm (まぐまぐ登録・解除) http://www.pubzine.com/detail.asp?id=002975 (Pubzine登録・解除) ------------------------------------------------------------ このメールマガジンは、 まぐまぐ http://www.mag2.com/ (ID 0000020081) Pubzine http://www.pubzine.com/ (ID 002975) を利用して発行しています。 ------------------------------------------------------------