★幼少時代 私は何かにつけ人より遅れる傾向があるが、生まれた時からそうであった。出生予定日を2週間近く過ぎ、大きくなりすぎると困るので薬を打ったのだ。 その傾向は生まれてからも変わらず、例をあげれば歩き始めるのも遅かった。私の母親は変なところを気にしていつになったら歩くのだろうと心配していたそうだ。 当時父方の祖母が同居していたので、この頃は愛情不足にはならなくて済んだ。しかし変なところで愛情深く、子供にありがちないじめっ子から私を守ろうと思い過ぎて集団遊びをさせなかった。そのため協調性が育たなかったのは言うまでもない。ただ、いま思い返すと悪い流れでもなかったが。 ★小学校時代 あいかわらず祖母はいじめっ子から私を守り続けた。ところが、学校は協調性を育てようとした。それだけならいいが、教師達は私の悪い点ばかり指摘した。これでは良くなろうにもなれない。 こころに関してはそういう悲しい時期だったが、からだは明らかにこの時代にしっかりとした土台が作られた。というのは、私が卒業した年に近くに小学校ができたのだ。当然結構長い通学路となる。そんな道を毎日歩いているうちに鍛えられてしまったらしい。しかし例によってからだの成長は遅れ、小学校時代はとことん「小さい女の子」であった。そんなかわいさが親も祖母も好きだったらしい。ところが…。 ★中学・高校時代 予想に反して(?)中学に入学したとたん身長がどんどん伸び始め、周囲の人々を驚かせてしまった(ちなみに当時のあだ名は「たけのこ」だった)。かくして私は長身の仲間入りを果たしてしまった。親は不満そうだったが私は喜んでいた記憶がある。しかし、こころに関しては一番悲惨な時代であった。いじめに遭わないようにと中・高一貫の私立女子校をすすめられたのだが、この年代の女の子にありがちな集団意識に私はついていけなかったのだ。しかも私は生来の数学好きなので、数学嫌いの多いお堅い女子校についていけないことは言うまでもない。そこではついに悲惨な事件が起きてしまった。とはいえ暗い話ばかりではなく、いま思えばいかにも私らしい明るいエピソードがある。そう、あれは中学3年の秋だった。ふっと目に入った新聞のスポーツ欄の記事に見入ってしまったのだ。いま思えばあの瞬間がすべてだった、私がそれ以降斎藤雅樹投手をえんえんと応援し続けているきっかけは…(笑)。 ★大学時代 試練を乗り越えた私を待ち受けていたのは天国のような大学生活だった。集団意識についていけなくても、陰口を叩かれることはない。いくら数学好きでも、いじめられることはない。それどころか個性のひとつとして認められるここちよさといったらなかった。 そこで私は、前から入りたかった合唱団に入った。かくして私は「一に数学、二に合唱、三四がなくて五にバイト」の大学生活を送ることになる。 しかし、幸せな日々が続くにつれて姿を表してきたのが昔のこころの傷である。知らず知らずのうちに合唱団の団日誌に書きこんでいたのだが、それだけでは追いつかなくなった。このために私は望んでいた、また才能もあった研究生活を中断せざるを得なくなった。 ★そして現在へ どうしても数学の研究生活を再開したいという強い思いのもとに、私はこころの傷を癒す旅に出ることになる。そこで出会ったのがACの概念だった。そして心の傷を癒すため、大学時代の団日誌を思い出して文章を書いている。それが「ACの部屋」である。書き出してからというものの、いろいろな物事が回復の助けとなっている。本やらテレビ番組やら、オリンピックやら野球中継やら、果てにはえんえん応援してきた斎藤雅樹投手のこれまでの経過やら…(笑)。 |
★意外と無謀な人間だったりする 私は平成10年1月にWindows95パソコンを買い、やがてWindows98をインストールした。その時気をつけていたつもりだったが、変なところで気を抜いていた。 メーカーのホームページを見て該当部分をまるごと印刷して(いまだにとってある)、BIOSをアップグレードして、スクリーンセーバーをオフにして、ファイルのバックアップを取って、常駐ソフトを終了させてインストールした。 えっ、どこが無謀なのかって? 実は、スタートアップフォルダの内容の退避を忘れていた。それで別に不都合は起きなかったが、一番すごかったのはリカバリーCDを使わずにインストールを始めてしまったことだ。Windows98での動作確認をしなかったソフトもある(ちゃんと動いているけど)。おかげで再起動の時にウイルスバスター98のリアルタイムモニタが起動してしまった。 かくして無事にWindows98へアップグレードし、メンテナンス機能や(標準機能になった)デスクトップテーマやWindows Updateに大満足している。もちろん、アップグレードは後悔していない。けれどはらはらした経験があるので、アップグレードを薦めるつもりはない。 しかしこりていないことがひとつある。いまだにメモリ32MBで動かしていることだ。もっともその分気を使ってはいるが。 ★妙なこだわり 私は自分の使っているものに妙なこだわりがある。それも意味があるのかないのかわからないものが多い。 例えばこんな調子である。通信教育はベネッセコーポレーション(ゼミレポーターまでやっていた)、予備校は代々木ゼミナール(実は張り紙が気に入ったからであるが)、合唱のパートはソプラノ(大学時代はアルトをやっていたが、性が合わなくて一般合唱団に入る時に変えてもらった)、オーディオ関係はソニー(といっても親に買ってもらった他のメーカーのもあるが)、ワープロ専用機はシャープの書院(Wordのテンプレートに書院風の書式を登録してある)、パソコンはIBM(買うために下見に行ったときでさえ他のメーカーを見た記憶がない)、ワープロ・表計算ソフトはWord&Excel(そのためにAptivaE17ではなくE27にした)、ブラウザはInternet Explorer(Windows98を使っているからではない)、メールソフトはOutlook Express(最初に使ってみて使い心地が良かったのでえんえんと使い続けている)、タイピングソフトは特打(インスピレーションは間違っていなかったようだ)、はがき&住所録作成ソフトは筆王(これもそんなにあてはずれではなかったようだ)、パソコン雑誌は「初歩のパソコン」(どんどんパソコンに慣れていく…)、インターネット雑誌は「日経ネットナビ」(第12回パソコンベスト・ソフトの結果が楽しみだ)、パソコン解説書はエクスメディア超図解シリーズ(初版の記述ミスを書いて出したことが2回ある)、メインプロパイダはODN(ちなみに24時間ビジーなし)…。 非難が出そうな項目もありそうだが、この手の妙なこだわりは消えない。 |
★音楽のインスピレーション 音楽に限らないが、私は流行最先端のものに対して冷たい。例えば西武の松坂大輔投手に対する評価が冷酷である。もっともこれは、通算200勝の話題を持ってかれた悔しさが原因だが。 そういう流行最先端から遠ざかるひねくれものぶりは、音楽が一番極端である。トップページに書いたように、1970〜80年代の音楽が大好きである。しかも書ききれないような条件があったりする。 簡潔に言えば、うるさい曲より静かな曲のほうが好きだ。派手な曲はテンポがあるものが好きらしい。古臭いと言われそうだが、日本語がはっきりした曲が好きだ。そのために流行曲から遠ざかっている一面もある。 ちなみに最近の歌手で好きなのはKiroro。 ★私の好きな歌 「時代」(中島みゆき)・・・時代はまわる。悲しみはいつか笑える。そんな時代もあったね。そういうところが大好き。 「旅人のうた」(中島みゆき)・・・夢をあきらめそうになった時よく大声で歌う(ちなみに一番歌いやすい)。そしてまた元気を取り戻すのです。 「時の流れに〜鳥になれ〜」(五輪真弓)・・・マイナーな曲だけど私は大好き。その理由は、昔のこころの傷を大空に飛ばし、明るい未来を描いていこうという歌詞。 「愛という名の勇気」(岩崎宏美)・・・恋愛ものの歌では私にとっては双璧。ちなみにもう一方は「あした」(中島みゆき)。 「あの日にかえりたい」(松任谷由実)・・・別に「あの日にかえりたい」わけではないのだがじーんとくるものがある。青春の後ろ姿、忘れていませんか? 「花時計」(谷山浩子)・・・なんとなくほんわかとくる曲の感じが好き。でもそれだけじゃ言い表せない。 「A LOVER'S CONCERTO」(薬師丸ひろ子)・・・メロディーが好き。そういえばよくJ.S.バッハのメヌエットと間違える。 「未来へ」(Kiroro)・・・サビもいいけど他の部分もいい。特にサビとは違う中間部のメロディーの2回目が私は好き。やはり夢をどうしても追い続けたいらしい。 「はじめに愛があった」(トワエ・モア)・・・この世に生まれた時を想像した歌。やはり、はじめに愛が、あってほしい。 「誕生」(中島みゆき)・・・どうこう言うより、聴いてみたほうが早い歌です。おそらく、泣けます。 「マイ・ウェイ」(布施明)・・・肝心なのを忘れていました(笑)。ゴーイングマイウェイの歌好きにはお似合いの歌ですが、リズムとわざとずらして歌う歌い方は私はあまり好きではありません。 あと、合唱曲で大好きなのは大岡信作詩/木下牧子作曲「方舟」です。音楽だけのクラシックにも好きな曲が結構あるのですが、それはここやエッセイの部屋で鳴らしているのでいいでしょう。 |
BGM:主よ、人の望みの喜びよ/J.S.バッハ