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【 ソフト名 】 RunCMD for Unicode / RunCMD for MBCS
【 バージョン 】 Ver.1.05
【CharacterSet】 Unicode / MBCS
【 種別 】 フリーウェア
【 対応OS 】 Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Vista/7 以上
【必要ランタイム 等】 Internet Explorer 5.0 以上
【 動作確認 】 Windows 98SE/2000/XP/7
【 開発者 】 冬野 善文
【 Web Site 】
http://hp.vector.co.jp/authors/VA052754/
【 メール 】 WebSiteのトップページか、同梱版Readmeをご覧ください。
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■はじめに
ダウンロードしていただきありがとうございます。
RunCMDは、いわゆるラッパー(Wrapper)に分類されるソフトウェアです。
CUIソフトを起動する前に本ソフトを間にはさむ事により、GUIでフォルダの選択などを
行うことができます。
もともとは、WgetというCUIソフトに、フォルダをGUIで選択して渡すことを目的に開発
しました。
CUIソフトに限らず、工夫次第でいろいろなソフトウェアに対して使えます。
また、exeファイルのサイズにも気を配りました。
Ver.1.04
MBCS版 :7.00 KB (7,168 バイト)
Unicode版:8.50 KB (8,704 バイト)
Ver.1.00当時
MBCS版 :6.50 KB (6,656 バイト)
Unicode版:8.00 KB (8,192 バイト)
レジストリは使用しません。
USBメモリなどに入れて持ち運びできるポータブルソフトでもあります。
■Unicode版 と MBCS版、どちらを使うべき?
Windows 95/98/98SE/Me をご使用の方は、「RunCMD for MBCS」をご利用ください。
Windows NT/2000/XP/Vista/7 以上 をご使用の方は、「RunCMD for Unicode」をご利用
ください。
■動作環境
・Windows 95/98/98SE/Me 以上 (MBCS版)
Windows NT/2000/XP/Vista/7 以上 (Unicode版)
・Internet Explorer 5.0 以上
■インストール
適当なフォルダに解凍してください。
■アンインストール
・設定はすべて exeファイル と同じディレクトリにiniファイルとして保存しています
ので、フォルダごと削除すれば完了です。
・Vista以降で、Program Filesフォルダ以下にインストールした場合、VirtualStoreに
設定ファイルが保存されているかもしれません。
同じディレクトリにiniファイルがなかった場合は、そちらを確認してください。
例として、%ProgramFiles%\RunCMDにインストールした場合、
%LocalAppData%\VirtualStore\Program Files\RunCMD
にiniファイルがあります。
・レジストリは使用していません。
■使用方法
本ソフトウェアはラッパーですので、何らかのソフトウェアから、
起動したいソフトへのコマンドライン引数を指定し、呼び出してください。
呼び出し元ソフト ⇒ RunCMD
⇒ 起動したいソフト
例として、「test.exe」が起動したいソフトで、その引数として、
「-q4 -O="テ ス" -f="%runcmd1%" %RunCMD2% %RUNCMD3% http://example.com/sam
ple.jpg」という引数を付けて起動したい場合は、
runcmd.exe /=test.exe -q4 -O="テ ス" -f="%runcmd1%" %RunCMD2% %RUNCMD3% http://example.com/sample.jpg
のように、「RunCMD.exe /=+起動したいファイル+その引数」の形でRunCMDを実行して
ください。
本ソフトは、/=の後にある文字列は全て、相手ソフトの引数だと判断します。
また、/=の直後にスペースは入れないでください。
本ソフトは、渡された引数の中にある、%RunCMD1%、%RunCMD2%、%RunCMD3% の3つの文字
列をGUIで置き換えることができます。
また、引数の中に環境変数(%temp%など)があった場合は、それも展開します。
これらは、大文字小文字を区別しません。
バッチファイルから使う場合は、バッチファイルの作法に従い、%%runcmd1%%のよう
に%を2つ付けてエスケープする必要があります。
・VisualStyle有効時(Unicode版 on Windows 7)
・VisualStyle無効時(MBCS版 on Windows 7)
上のスクリーンショットが、起動後の画面です。
①で引数を確認することができます。
②、③、④には、%RunCMD1% で置き換えたい文字列を入力します。
②は、③のプレフィックスを入力し、④は③のサフィックスを入力します。
基本的には、フォルダを入力することを想定しており、横の「...」ボタンでも
フォルダ選択できますし、ドラッグ&ドロップでも可能です。
⑤、⑦にチェックを入れると、%RunCMD2%、%RunCMD3% で置き換える文字列の入力が
可能になります。
ここを半チェック状態(VisualStyleが有効かどうかで見た目が違います)にすると、
それぞれの右側の入力欄をダブルクォーテーション(")で囲みません。
完全チェック状態にすると、ダブルクォーテーションで囲んで相手ソフトに渡します。
逆に、チェックを入れなければ、引数の中に%RunCMD2%、%RunCMD3% という文字列が
あった場合、それを削除します。
(ダブルクォーテーションで囲んでいた場合("%RunCMD2%"、"%RunCMD3%")は、
ダブルクォーテーションを含めて削除します。)
⑧の「F」ボタンを押すと、引数の中にURIがあると仮定し、ファイル名らしき文字列
を探し出し、横のテキストボックスに表示します。
この機能を使う場合、ファイル名を含んだURIは、引数の中でもなるべく右側に
おいてください。特に、リファラーも同時に渡す場合、それよりも右にある必要が
あります。
⑥にチェックを入れると、%RunCMD2%で展開される文字列が、③+⑧の横のテキスト
ボックスの文字列となります。
⑨は、CUIソフトに対してのみ使用してください。ここにチェックを入れると、処理が
終わったらすぐ終了するCUIソフトでも、ウィンドウを閉じないようにすることが
できます。(キー入力待ちになります。)
■Unicode版 と MBCS版の設定ファイルの互換性について
設定ファイルの書式はどちらも全く同じです。
ただし、文字コードが違います。
Unicode版は UTF-16 のリトルエンディアン(BOM付き)、MBCS版は Shift_JIS ですので、
MBCS版からUnicode版に移行する場合は、iniファイルを UTF-16 のリトルエンディアン
(BOM付き)に変換してからご使用ください。
変換せずとも使用はできますが、 Unicode 文字を履歴として残すことができません。
■著作権・使用条件・免責など
・本ソフトウェア、および同梱配布物は、謝辞記載の著作物を除き、作者である
冬野 善文 が保有しています。
・使用、転載、及び再配布に制限はありませんが、転載・再配布時は事後でも結構です
ので、なるべく連絡をお願いします。
ただし、雑誌・書籍などの有形物へ紹介記事などを掲載する場合、あるいはCD-ROM
などに収録する場合は、必ずご一報ください。
・転載・再配布時は、書庫ファイル名及び格納ファイルを改変することを禁止します。
・本ソフトウェアの全部または一部を修正、改変、逆コンパイル、逆アセンブル、
またはその他のリバースエンジニアリング行為などを禁止します。
・本ソフトウェアの仕様やドキュメントの内容などは、予告なく変更・廃止することが
あります。
・本ソフトウェアを使用して発生したいかなる損害にも、作者は責任を負いません。
また、作者はバージョンアップやサポートなど、一切義務を負わないものとします。
■開発履歴
Ver.1.05
・ウィンドウが アクティブ/非アクティブ 時のフォーカスの挙動を修正。
・その他。
Ver.1.04
・SDKを更新。
Ver.1.03
・CUIソフト用に、「Consoleを閉じない」機能を追加。
Ver.1.02
・%runcmd1% のプレフィックス、サフィックスオプションを追加。
Ver.1.01
・%runcmd2%、%runcmd3% のプレフィックスオプションの末尾の空白を認識していな
かったので、iniファイルの書式を少々修正。
Ver.1.00 - 2010/03/07
・初回公開。
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