牛に使われる合成ホルモン剤とEUの米国肉類輸入禁止について  (2013年初出。2014年加筆。細かい修正は2017年まで何度も。現在リンク先が存在するか未確認) ・米国で家畜に使用される薬物  米国では“牛を太らせる/偽の妊娠状態を保って乳を出させる/好きな時に発情させる”為に、合成ホルモン剤等の薬物が多用されている。例えば普通の飼料を食べている子牛を出荷可能な状態にまで太らせるのに、自然の状態なら3年かかるところを、半年で同じだけ太らせるという類の薬物である。  米国とカナダと南米等で牛への使用が許可されている合成ホルモン剤は、エストラジオール、黄体ホルモン、テストステロン、melengesterol酢酸塩、トレンボロン酢酸塩、ゼラノールで、現在EU(注1)では、この全てが使用禁止されている。  これらの家畜に使用する合成ホルモンは、1930年代後半から使用され始め、主に使われていた欧州で1970年代後半に「女子の初潮の早期化の原因」だという学説が発表された事を皮切りに人体への影響が懸念されだし、1980年代初頭までにイタリア、デンマーク、オランダ、ギリシャで使用が全面禁止され、ドイツでも上記後半3つの元々動物の体に無い人造ホルモンが使用禁止されたが、米国と繋がりの深いイギリスとフランスは、“当時は”まだ禁止していなかった。むろん現在は禁止である。  (簡単に言うと、2014年現在、EU以外からの輸入肉には、安全かどうか議論のある薬物が使用されていると見ておけば間違いない。残念ながら、日本はEUからは、肉類をあまり輸入していないようだ) 注1.European Union(欧州連合)欧州の統合統一を目指す連合。現在加盟27カ国?    米国の支配やアジア経済と対抗。将来的には、欧州を統一した大国にする目標。    欧州統一通貨ユーロもその成果かな? イギリスもフランスも加盟しています。    EUは“環境先進国”と言われ“環境後進国”の日本よりも、たいていの食品・    工業製品で有害物質への基準が厳しいです。そう、日本は“環境後進国”です。    商売に美味しいなら“疑わしきは罰せず”にする米国の「ご命令どおり」でなく    日本はEUを見習って、EU並みにやってほしいなぁ ・禁止薬物製造使用の中心地 = 米国  逆に米国では1980年代に入って、これらの薬物を家畜に使用する農家が急増。90年代初めごろには、殆どの畜産農家が合成ホルモンを使用していた。それに対応してEUでは、1996年に米国の牛肉の輸入禁止が決定され、現在でも薬物を使用していないと米国機関か農家が保証した肉以外は輸入禁止である。(ちなみに、狂牛病騒ぎが起きる以前からである)  なお、EUが米国の牛肉を輸入禁止してきたもう一つの理由として挙げているのは、現在、米国で家畜の飼料に主に使われる米国産の小麦、大豆、トウモロコシ等の90%超(ほぼ全部→ 米国家機関自身の発表)が“遺伝子組み換え”穀物だからである(注2)。  他にも、例えば米国の鶏肉製造ラインは、peroxyacetic酸や他の殺菌薬で洗浄しなければならない決まりであるが、それらの殺菌薬はEUの肉製造ラインでは(2013年の時点で)禁止薬品であり、米国からEUへの鶏肉の輸入も制限(ほぼ禁止)されている。  米国はEUの“米国産肉類の輸入制限”に対する報復措置として、ずっとEUの牛肉の輸入を制限していたが、去年(2013年)かなり緩和した(ただし、米国の輸入牛肉は米国内で製造される牛肉全体の8%以下で、そのほぼ全部がカナダ産とメキシコ産(つまり実質米国の関連業者)なので、外国からは牛肉を輸入しておらず、制限緩和は意味が無いが)。  米国・EU共、畜産業者はもとより、貿易業者や政治家や銀行は、どんどん貿易してもらう方が儲かるので、一刻も早くこのEUの米国産肉類輸入制限を全面解除したいのが本音で、今までは欧州の消費者が許さなかったが、2000年代にほぼ完了した米メディアの欧州メディア買収により、米国政府の欧州人への洗脳力が年々強くなり、今年(2014年)あたりEUの調査抜きでも「薬物使ってないよー」と米国側が言っている肉は、許可されるようになるかもしれない。 注2.“遺伝子組み換え穀物”が危険だという主張の内容は、     ・神様がお創りになった生物を人間ごときが改造するなんて言語道断!    という欧米の“キリスト教・ユダヤ教の信仰”が一番のベースだけれども    (そのわりに、この↑両教徒率の高い国は美容整形率も高い(^^;))     ・雑草を抑制するために、特定の除草剤に影響されない成分     ・虫に食われないために、特定の虫が嫌う成分     ・意図していない、よく分からないホルモンや毒素    を含んだ植物が製造され、その種 = 穀物にもその成分が残っているから    だという。まぁ、穀物に限らず、野菜でも何でも    この主張が正しいとすれば、その穀物だけを食べて育ち、体内に残留成分    を蓄積した“米国の家畜こそ、超もの凄く危険”だとなる。なにしろ米国    の穀物は、ほぼ全部が遺伝子組み換えである。    少なくともEUではそう考えて、米国で多用される“家畜に使用する合成    ホルモン”の人体への悪影響と合わせ“米国産肉類輸入禁止”にしている ・911だってやったよネ  再度書くが、米国とカナダと南米等で牛への使用が許可されている合成ホルモン剤は、エストラジオール、黄体ホルモン、テストステロン、melengesterol酢酸塩、トレンボロン酢酸塩、ゼラノールで、現在EUでは、この全てが使用禁止されている。  米国のお上系学者は「家畜に合成ホルモンを使っても人間は誰も何ともなっていない」と主張するし、米国の牛肉関係者の多くや政治家は「今の農家は牛に合成ホルモンなんか使ってない」と言うのだが、現にその薬物は米国で製造されまくっているし、使ってないなら禁止にしても誰も文句言わない筈なのに、全面禁止にはしていない。  後で詳しく述べるが、現在の米国人は、EUの欧州人や祖先を同じくするどの国の国民と比較しても平均的に異様に太っているし、合成ホルモンを使ってないと言うのに使っていると認めていた時と変わらない値段で肉を販売出来るという不可思議な点には、誰もちゃんと答えない。米国の家畜はこの30年で、いつの間にか以前の3倍のスピードで成長し、自発的に想像妊娠して乳を出し、常に発情する体質になったらしい(^^;)。  例えば2013年の国際動物愛護協会の調査で、米国では、よく馬(や鹿)の肉を牛肉として販売しており、馬肉からは食肉に(米国内でも)使用禁止の薬物が検出され、しかもカナダ製やメキシコ製としてEUにも輸出されていたことが判明した。調査だけで1万6千何頭である。でこれ、米国機関は「知りませんでした」、みたいな人たちであるから・・・  他に、それ自体が有害だという研究報告は無いが、消費者に真実を知らせていないとして米国内で騒がれたものがある。通称ピンクスライム(Pink Slime)は、よく米国の牛肉に混ぜて売られている“加工肉”で、米国の精肉業界では LFTB(lean finely textured beef)または BLBT(boneless lean beef trimmings)と名付けている。脂身を嫌う米国で脂身の多い肉 = 安い肉を、脂身の少ない良い肉として売る為に、肉を回転分離機に入れて熱を加えて脂肪を溶かし、温めている間に増えた菌を殺す為にアンモニアガスやクエン酸にさらした肉である。2012年の米ABCニュースによると、全米スーパーの店頭70%の牛肉にピンクスライムが混ぜてあった(米国では25%以下なら混ぜても合法)。  米国からの輸入肉で「ヘルシー」だとか「ローカロリー」等と謳って販売されているものは、この種の加工肉かもしれない。  ピンクスライム製造中の写真、無断リンク  https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e3/Ground_beef_USDA.jpg ・同じものを食べて太るのは?  先に少し触れたように、米国人は80年代後半から急激に太りだしたのだが、それは米国で家畜に対する薬物の使用が一般的になった頃と一致している。米国人が大食いなのは昔からで、食事量や献立自体にはこの40年間で大差はない。近所へのちょっとした買い物でも、どこへ行くにも車を使うというのも、1960年代からである。米国の中年で、太っていない人は、内臓疾患/薬物中毒者だと思っていれば、まず9割は当たっている。それ程米国人は一般的に肥満化している。見れば分かるが、日本で中年太りだと騒ぐのとは桁違いの肥満度である。  よって、近年になって食品に含まれるようになった物質が“米国全国民肥満化”の原因ではないかと疑われている。例えば、日本のメディアが何故か大騒ぎした“遺伝子組み換え大豆”を与えた実験動物に、米国信者の皆さんご推奨の“世界標準の調査法(FDA = 米国食料医薬品局の調査法)”で何らかの変化・影響が出たという研究結果は、この2013年まで唯の一つもないが(注2)、家畜に使われる薬物では沢山の疑わしい結果が出ている!   これって↓どういう理由なのでしょう?   遺伝子組み換え大豆・・・米国の調査=影響なし → 東京のメディアで危険だと大騒ぎ   家畜成長ホルモン ・・・米国の調査=影響有り → 東京のメディアは危険性を無視・隠蔽  遺伝子組み換え大豆(だけ)に超大騒ぎした東京マスメディアが、現に“EUが人体に悪影響があるとして輸入禁止にしている米国産肉類”の話を無視・隠蔽する理由って何でしょうか? 米国の学者や米国メディアが無視・否定・隠蔽するなら分かるけれど。  合成ホルモンを使用して育てられた家畜を食べた場合の人体に対する影響で“太る”以外に疑われている害としては、男性機能後退と女性の胸が大きくなる(いいと思うかもしれないが、癌や婦人病発生率が高くなる)、精神に異常を来たす(イライラ攻撃的になる)というもの。  つまり、アメリカ産の肉を大量に食べていると、みんな太って、男性は性器が小さく不全になり、女性は婦人病になり、やたら怒りっぽくなるかもしれない? 特に、妊婦は米国産肉類を避けるべきである、と私は思う。  (しかも、どうも米国で生まれ育った人の身長は、平均すれば、先祖の国の人より若干小さいように見える。ハイ、根拠となるデータは有りませんが、欧州人でもアジア人でも、そう見える。哺乳類は子供の頃から性ホルモンを与えられると、第二次性徴が早まり、身長の伸びが止まってしまい、太ってくるのだが・・・。米国のAV男優? ありゃ1970年代からとっくに殆ど全員“改造人間”ですよ) 注2.正規じゃない調査法、例えば“ラットに死ぬまで遺伝子組み換えトウモロコシを    与え続ける”などで、異常が起きたという研究報告は複数ある。しかし、殆どが    がトウモロコシの調査であって、大豆の話は、私は一つしか知らない。    南北米大陸の人は、トウモロコシ(とその加工食品)ばっかり食べるからかな?    まあ“米国が自分達で作ったモノを、自分達で決めた安全基準で調べる”ことが    常に正しく機能するかどうか。特に自分達の利害が絡んでる場合は・・・    日本で大豆だけ大騒ぎした理由がわからない、トウモロコシをはじめ、小麦や米    など他の穀物が危険だという研究結果の方が遥かに多いのに。    あと、植物を変化させるホルモンが人間に与える影響よりも、哺乳類である家畜    を変化させるホルモンの方が圧倒的に人間にも影響するのは言うまでも無い ・日本人を殺す人々  再々度書くが、米国とカナダと南米等で牛への使用が許可されている合成ホルモン剤は、エストラジオール、黄体ホルモン、テストステロン、melengesterol酢酸塩、トレンボロン酢酸塩、ゼラノールで、現在EUでは、この全てが禁止されている。  問題なのは、この合成ホルモン剤の有害性を証明するのがとても難しいこと。魚や小動物に対する実験や調査では、すでに“世界標準の調査法”でも有害であることが証明されているが、放射能と同じで極微量ずつなら人間が食べても、今日明日に分かるほど体に変化が出るわけではない。  貴方が水道水に含まれる発癌物質やアルミ(注3)が体に悪いと、浄水器を使ったりミネラルウォーターだけを飲んでいるなら、米国産肉類を連日食べ続けることは、それ以上に体に悪いかもしれないと一考してみることである。あるいは、健康の為だと健康食品や栄養補助食品にお金を使っているのなら、米国産肉類を一切食べない方がより健康に良いかもしれない。  例えば昨年(2012年)、レッドミート、つまりハムやベーコンやソーセージといった加工された肉ものを頻繁に食べていると5年寿命が短くなると、英国の学者が何万人だか18年だかの女性の統計結果を発表したが、最低でもそれくらい長期に渡って大勢の人にアンケートやら調査を続けなければ、極微量の有害物質を摂取し続けた場合の人体への害は証明できないのである。  米国機関や米国の学者は「家畜に使う合成ホルモンは無害です」「家畜に使用している薬物は無害です」と言いつづけるだろうが、薬漬け肉類の有害性を証明すれば利益を損ねる人々(業者や政治家は元より、WTOやEUにも大勢居る)は当てにならないし(下手をするとワレワレに消されるよね)、そもEUは1996年から米国産肉類輸入禁止だから本格的な調査は不可能である。日本でも、主に米国産の肉を食べている人とそうでない人の健康状態を何千人単位で長期に渡って調査していないだろうし、実質、世界の誰も調査していないのに等しい状態である。調査しなければ有害性を証明できるわけが無い。  魚や小動物に有害で家畜には影響し人には無害なんていう物質はそうそうないだろう。 注3.アルツハイマー症患者の脳には、健康な人よりアルミニウムが多く検出される。    また、アルミニウムの含有が多い土地で患者数が多いという報告がされ、ボケの    原因か? 逆に病気なのでアルミが排出されないのか? あるいは、測定が間違    っているのか? 議論が有る。EUでは早くから除去物質指定。日本ではやっと    一昨年位から浄水器メーカーで除去指定物質になった。アルミに限らず、金属は    (たとえ鉄やカルシウムでも)一定量以上摂取すると体に悪い。     例えばステンレスの鍋は硬く融点が高いが、アルミの鍋は柔らかく融点が低い    ので、アルミ鍋でステンレス器具を使うと見えないアルミの砕片が身体に・・・    しかも、アルミは酸やアルカリにとても弱く、溶けて混ざってしまう。口に入れ    るもの関係には、アルミを使わない方がいいかもしれない。     日本の浄水場はゴミが沈殿し易い様にアルミの粉を水に混ぜる(エエッ!)。    水道水はとっても怖いよね。     水道水が安全だと思っている方は、水道水とスーパー等で実質無料で手に入る    RO純水で熱帯魚を飼って比べてみるといい。きちんと同じように適切に世話を    しても、ナマ水道水の熱帯魚はすぐ死んでしまうだろう。     「魚には有害だけど人間には無害」とでも? おお、どこかの肉みたいな ・江戸時代以来増えた、日本を滅ぼすタイプの方々  日本にも、その証明しづらい所につけ込んで、消費者の健康など無視して利益を上げようとする業者は五万と居るだろうし、国際ユダヤさんの傀儡も五万と居るし、スマートな体形でいる、5年長生きすることより、今日好きな物を食べる方を選ぶという人も五万と居るだろうし、薬が入ってたって1円でも安い肉を買うという人も五万と居るだろう。メディアは常に金主権力者の味方だから、ことさら安全を謳うだろうし。  ここで話は米国産肉類からちょっと(かなり)脱線するが、国際ユダヤや東京(とその配下)の“銀行/東京大資本が実質のオーナーという企業”が、本社所在地が東京以外に有るというだけでその地元企業を装い、巧みに“地元地元”と宣伝しながら、実際は何かにつけて東京系製品を優先し、地元をおとしめているのをよく見かける。日本人は大手の宣伝を疑わないというか、マスメディアを疑わないというか、お上を疑わないというか。そして逆に、本当の地元企業や地元の製品や産品を馬鹿にするというか・・・で、米国産肉類に話を戻して、  「俺様は日本人、愛国者だぜ。米国産肉類の有害物質? EUでは米国産肉類輸入禁止? カンケーねーよ。輸入肉大好きな大手スーパーが健康を謳って売ってるじゃねぇか! 超偉大なる東京政府様も禁止してねーじゃねーか! 1円でも安けりゃイイんだよ。金主権力者は神様です、マスコミ報道は俺達の行動命令書です、絶対にご命令どおりに致します。米国マンセー!!」  “悪貨は良貨を駆逐する”こうして日本の畜産業者は潰されていく“朝三暮四”みたいな話である。同様の人々によって日本の農家は潰され続けており、日本の企業も潰され続け、日本の産業は壊滅し、日本人は常に不健康でバカになり、さらに上記のタイプの人が増え続け、国際ユダヤさんが日本人を家畜にし、世界を支配していくのである。  現実に、この30年の日本の歴史は↑こーだよね。  (なお、輸入肉にしろ何にしろ、こういう話が広まったり報道されると、その数日〜数ヶ月間だけ国産肉ばかり売り出したり、広告の目立つ所に地元企業の製品を載せたりして誤魔化そうとしたり、噂の出所を“ウソつき”にしようとするので、半年、一年、それ以上という長期に渡って、意識して成り行きを見まもるようにしなければならない。マスメディアが自分達にマイナスの噂が出ると、一時的に逆向きのコンテンツを増やして誤魔化そうとするのと同じである。どの店が海外産の肉類を大々的に売り出しているか、ユダヤ企業と東京企業の製品を優先して扱っているか、貴方の地元や近隣地方の製品・産品をそれより扱わないか、注意すればすぐに見えてくる。そしてその多くが貴方の地元企業・地元の老舗を謳っているのである) 余談:  この話の様に「米国産の肉類は有害な薬物によって汚染されている」のだが、業者がこれを知らない筈が無いので、米国産の肉を売り続けている店舗は、消費者の健康より目先の利益や業者の取引を優先する連中なのか? あるいは是が非でも米国の肉を売り続けなければならない「裏の目的」が在るのか? とっても不思議である。  また「有害な薬物によって汚染されている米国産肉類」「米国産の穀物は全部遺伝子組み換え」である事を報道せず、国産の食品を攻撃し続けるマスメディアや役人にも注目してもらいたい。大豆がどうの言うなら、小麦もトウモロコシも野菜も果物も米国産は全部駄目なハズである。彼らの正体“反日左翼”が丸見えではないか。日本より米国を応援するメディアが日本人の味方ですか? 本当の日本人にとってのアカは共産圏だけじゃない、弾は背後からもビシビシ飛んでくるのです。  言っておくが、私の友人知人親族一同に、農家や各種食品の製造から販売まで関係業者は居ませんよ。