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■Cubase to MusicStudio■


概要

Cubase音色定義ファイルをMusicStudioのインストゥルメントマップに変換するフリーのツールです。

 インストゥルメントマップの作成で、その膨大な作業時間、細かな入力など、テキストエディタなどでテンプレートを作成して簡素化していても、非常に面倒に感じたことはないでしょうか?
このCubase to MusicStudio(以下「c2m」)は、インストゥルメントマップ作成の負担を解消すべく自分用に作った全自動コンバートツールなのですが、いざimdが出来上がるとしばらく出番が無くなってしまって放置していました。そんなある時、たまたま知人にこのプログラムを見てもらう機会があり、思いのほか好反応を得られたので、他のMusicStudioシリーズのユーザーの方もお試しいただければと思い、精度や使い勝手の改善を施して公開してみました。

 世界的に多くのユーザーを持つCubase、ユーザー個人でもいろんな音源の音色定義ファイルを無料配布しています。
このCubaseで用いる音色定義ファイル(txt形式)を、このプログラム読み込ませることでMusicStudioのインストゥルメントマップデータ(imd形式)へと、二つの方式から変換して利用することができるようになります。
使い方にクセがあるかもしれませんが、うまく作成過程に取り込めれば、インストゥルメントマップに関わる諸般の作業時間をかなり短縮できますので、よろしければ使ってみてください。

 ただ、本当はこのツールだけで最初から最後まで完璧な形で処理させたかったのですが、今現在のLivemakerでは、テキストデータに含まれる「tab」部分を処理する命令が無いので、ご自身で若干の修正作業を行なっていただく部分があります(LMユーザーの方で回避作をご存知の方、よろしければ教えてくださいorz)
ですので、あくまでも「imdを作成する膨大な作業時間を軽減するツール」と認識いただければ幸いです。
生成する前の下準備作業の箇所、及び、生成されたデータを修正する必要があるかもしれない箇所に関して、詳しくは「・使用手順」や「プログラム構成」の項の「imd出力仕様」をご覧ください。

おそらく、ご自分でIMDの作成をされている方は、このページを読まなくても、このツールで生成されたIMDの問題点はすぐに発見されるのではないかと思いますが、「tab部分」の処理など本ツール使用前に必要な修正点もごさいますので、一応、利用される際はお手数ですがご確認下さい。)

 精度に関しては、v1.2への更新時に、変換エンジンの欠陥を見つけ、改めてシンプルな構造で作り直したことでほとんど解消することができ、今のところ大きな不都合は見つかっていないのですが、個人環境で全ての音源を検証するのは難しいので、もしお使いの音源についてお気づきの点がありましたらご連絡いただければと思います(v1.2更新の際は本当に助かりましたorz)


ついでに、仕様について前もって書かせていただきますが、このプログラムのファイル選択では、パッチファイルがどこにあっても指定はできるのですが、Livemakerの仕様(2011/11時点)で、本プログラム下層のinst_mapフォルダ以外の場所にあるデータは処理できませんので、かならずCubase to MusicStudioフォルダ内の「inst_map」フォルダ内にデータをコピーして、そのデータを選択するようにして下さい。


※※※LiveMakerを使えるMusicStudioシリーズのユーザーの方へ※※※

もし後を引き継いでいただける方、またはC2Mの派生プログラム(orその類の新ツール)を作成したい方がいらっしゃれば、下の方で記載しております当方のメールアドレスまでご連絡いただければと思います。
ご実績となる過去のプログラムを拝見させていただき次第、本ツールのプロジェクトデータ(LiveMaker用)をお渡しさせていただきます。

ちなみにプロジェクトデータを受取ったからとプログラムを完成させなければならない義務は生じません
そのデータを土台に本ツールの派生版を作成されてもかまいませんし、何かのプログラム作成の参考にいただけるならそうしていただいても構いませんし、ソースを流用するのもソースの出所と著作権者を明記してもらえれば可。
本ツールの著作権を除きデータなどお渡ししますので、そのあたりはお気軽に、ご興味を感じられたままにご連絡ご質問いただければと思います〜。



もくじ


 ・動作環境、ダウンロード(2012/07/08 対応OS更新)

 ・プログラム構成、imd出力仕様(2012/08/30 修正と更新)

 ・使用手順、応用例(2012/08/30 c2m v1.3.12827ベースで書き直し)

 ・各種ライセンス表記、免責(2012/08/30 追加)

 ・Cubase音色定義ファイルについて(2012/06/21 修正)

 ・連絡先

 ・更新履歴(2012/08/30 v1.3.12827更新)




動作環境、ダウンロード■


// Download(Version1.2)//



Vector



※Vectorソフトウェアライブラリからのダウンロードになります。

対応OS :


WindowsXP , Windows7 (x86,x64)

※本プログラムはLivemakerを用いて作成したので、基本的にはLivemakerのサポートするOSで動作します。


対応DAW(増やしていけたらと思ってます) :


読み : Cubase5時点で読み込めるCubase音色定義ファイル(cubase parse file)

出力 : MusicStudioシリーズ全般(2011/11時点での最新バージョン)のインストゥルメントマップデータ形式(imd)



※プログラムはアンチウィルスソフト「ESET SmartSecurity」を最新定義ファイル適用状態にしてチェックしていますが、ご自分の環境のアンチウィルスソフトでもチェックを行なってください。

もし、アンチウィルスソフトの乗り換えを検討されてましたら、↓こちらもご検討いただければと思います。m(_ _)m

http://www.eset-smart-security.jp/cp/208417/

 ※変換にかかる大よその時間

Cubase用Roland XV-3080(全ての拡張ボード対応済み)音色定義ファイル(約7,450行、手持ちの中で最長のサイズ)の場合、約5分。


YAMAHA MU80の音色定義ファイル(約1,500行、平均は多分このくらい)の場合、約1分前後。

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プログラム構成■

[Cubase to MusicStudio(c2m)] メインフォルダ


| + c2m.exe プログラム本体

| + live.dll LivemakerのDLL

| + readme.txt Readmeテキスト

| + [inst_map] 変換するCubase音色定義txtを格納するフォルダ(※変更しないで下さい。)

       |
       | + dummy.txt ダミーファイル(削除してかまいません。)



※アンインストールする際は、Cubase to MusicStudioをフォルダごと削除してください。


===

imd出力仕様

===
・読込みについて

 読み込むテキストファイルに[cubase parse file]が無いものは読み込めません(ネットで公開されてる定義ファイルに、偶にヘッダ自体を省いたものが存在します)。音色を定義する部分さえしっかりしていれば、他の定義ファイルからヘッダ部分をコピーすれば処理できます。

※ [cubase parse file] があるものは、音色定義ファイルとは関係の無いテキストファイルでも定義ファイルとして読み込んでしまいますので、そのようなファイルは読み込ませないで下さい。もし行なってしまっても、事後については保証できません。



===
・ボイスの種類について

 ノーマルボイスとドラムボイスがありますが、このツールでは全て「ノーマルボイス」として取得します。つまり、全てのMidiチャンネルを一つのIMDで対応させる形になりますので、リズム音色しか選択できないチャンネルでも通常音色を選択することが出来てしまいます(音は出ませんが)。これも個人的なことで恐縮ですが、MSIでの打ち込みで支障に感じたことが無いので、そのままにしています。



===
・カテゴリの数について

 c2mの欠点でもあるのですが、Cubaseのカテゴリ階層に無理やり対応させているので、同じ音源のimdでもMusicStudio添付のimdとこのプログラムが生成するimdとでは、カテゴリの数が格段に増加してしまいます。例として、XV-3080のimdの場合、比較対照のMusicStudio添付のimdがエキパンに対応していないこともありますが、10のカテゴリで音色が区切られてます。これに対して、このc2mで出力したimdは106のカテゴリになり、その内、拡張ボードの部分を抜かした本体だけの部分は、60のカテゴリになります。

 Cubaseでは、音源の持つ各プレイモードに対応したパッチ選択が可能で、同じ音色でも大枠で一括表示するカテゴリと、楽器のジャンル別(金管、木管、民族といった楽器の特性など)に細かく分類して表示する二通りがあり、このc2mはその両方に対応させている為、MusicStudio添付のような通常のimdと比べるとカテゴリの数が増加します。個人的には、多くてもこっちの方が選びやすいかなと思っています。
ちなみに、階層の深さにより文字列の長さが過剰になる為、v1.2にバージョンアップした際に、Cubase音色定義ファイルでグループ階層が深い場合、一番上層のカテゴリ名にて音色配列の含まれない空のカテゴリを出力し、その次のカテゴリに音色配列の含まれる続きカテゴリを出力するようにしました。


参考用として、Cubase to MusicStudioのv1.2で変換したimdをアップしましたので、よろしければご確認下さい。

 ・demo.txt(Roland XV-3080 All Expantion対応のimd) (変換元ファイル:roland_xv-3080_mixture.txt  /RIVETED STUDIOS配布ページより拝借)



===
・v1.3で追加した変換モードの切り替えについて

c2m v1.2ではimdヘッダが付加してMusicStudioですぐに使えるように変換する「全変換モードと、メイン音源など既存のimdに追加する為に、部分的な変換だけ行ないたい場合に用いる「部分変換モード、この二つを追加したのですが、行数指定によってそのモードの切り替えを行なうようにしていました。
 ただ、さすがに、自由度が無く不便さを感じるので、c2m Version 1.3.12827からは、ユーザーの方がその時々のケースで容易に目的の処理を行ないやすくするよう、細かい部分ですが仕様変更や修正を行ないました。

具体的には、次の項「仕様手順」を刷新しましたので、よろしければ参考にいただければと思います。



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■使用手順■

 変換前に必要な修正作業を短時間で行なう為、多機能なテキストエディタを用意してください。エクセル環境があれば問題ありませんが、もしお持ちで無い場合は、文字列の置き換えを一括で処理できるテキストエディタをご使用ください。ちなみに、私は「EmEditor」を使用して一括で置き換えております。テキストエディタは、ソフトウェアライブラリのベクターなどにてフリーウェアで多数公開されてますので、よろしければ検索ください。

それでは、ざっくりとですが一括置き換えの出来るテキストエディタがあることを前提に書かせていただきます(画像は全て新しいウィンドウ(もしくはタブ)で開きます)

※注意 : コピーアンドペーストやファイルの移動に伴う上書き保存の際に、原本ファイルのバックアップは必ず行なってください。



 使用手順もくじ


  1.)全変換、部分変換、両モード共通の前準備

  2.- A)全変換モードで処理を行なう場合

  2.- B)部分変換モードで処理を行なう場合

  3.-A)「全変換モード」で出力されたimdの内容を新規テキストファイルにコピーアンドペーストします。

  3.-B)「部分変換モード」で出力されたimdの内容を目的別に用います。

  4.)保存したテキストファイルの拡張子を変更してMusicStudioに導入します。



.)全変換、部分変換、両モード共通の前準備


   


 変換したいCubase音色定義ファイルをテキストエディタで開き、置き換え機能を呼び出してエスケープシーケンスも置き換え対象に含めて、tab部分を「 \t 」(上段左から三枚目の画像)で指定します。

上段右端の画像のようにマークアップされた箇所がtab部分になります。
この部分を任意の文字列(imdで使用出来ない特殊文字や記号以外)に置き換えを実行したら、上書き新規のいずれかで保存します。

下段左端の画像では、置き換える文字列に何も入力せず、全てそのまま置き換えしました(\t部分で検出した部分を詰めました)。

ここで変換したい行(処理開始行)を確認しておいてください(下段の画像)。


 あとは、この修正保存したCubase音色定義ファイルを本プログラム「Cubase to MusicStudio」の下層フォルダ「inst_map」に移動、またはコピーします。




↑ 使用手順もくじへ

.- A)全変換モードで処理を行なう場合


   

  

 ● 全変換モードとは?

 指定された開始行と終了行の間を変換し、MusicStudioで使用するために必要な全ての情報(ヘッダなど)を付加して出力します。
このモードでは変換したデータにimdに必要な全ての情報が付加されて出力されますので、そのままMusicStudioに導入してお使いいただけます。
但し、Cubase音色定義ファイルから変換する際に、imdのヘッダ([IMD] や カテゴリ(グループ)の設定部分など)として正しく変換して出力する為に、Cubase音色定義ファイルの [g*] というグループを定義するタグのある行を開始行として設定する必要があります(*は数字など)。
 [g*]タグについては、下段の画像左端の画像を参照いただくとして、c2m v1.3.120827より設定された開始行のデータを検証する機能も追加し、[g*] タグの行以外が指定されている場合は全変換処理に入れない仕様になりましたので、必ず変換する前にCubase音色定義ファイルをテキストファイルで開き [g*] の行数を確認してください。


それでは、全変換モードでの使用手順です。


 Cubase to MusicStudioを起動します。
起動と同時にファイル選択ウィンドウが表示されますので、先ほどの「inst_map」フォルダに移動したCubase音色定義ファイルを読み込みます。(上段左端の画像)

次に、変換処理を開始する行、終了する行それぞれを入力します(上段左から二番目の画像)。
デフォルトで、読み込んだCubase音色定義ファイルの一番最後の行が終了行となっていますが、任意で変更してください(通常そのまま)。
(「SelectedFile」の項目にも最大行数=全行数が表示されます。)

但し、全変換モードで処理を行なう際の注意点として、上段左から三枚目の画像を見てください。
全変換モードでは、imdヘッダの中のカテゴリ設定(グループ設定)を行なう必要から、Cubase音色定義ファイルでグループを設定するタグ [g*] の行を開始行として設定する必要があります。
もし、この [g*] の行以外を開始行として全変換モードで処理開始しようすると、上段右端の画像のようなエラーメッセージが表示されます。
全変換処理モードでは、下段左端の画像のように、テキストエディタで開始行となる [g*] の行数を確認し、その行を開始行とするようにしてください。


 さて、今の状態は、下段の左から二番目の画像の状態になっています。
開始行が [g*] の行が設定されていることを確認したら、「全変換モードで開始」をクリックして、変換処理を開始してください。

変換には、7500行のCubase音色定義ファイルの場合、五分ほどかかりますので、少々待機してください。
(処理が完了すると、処理完了報告のダイアログと処理完了のチャイムが鳴ります。)

処理が完了したら、次の「3-A.」へ。




↑ 使用手順もくじへ

.- B)部分変換モードで処理を行なう場合


   

 ● 部分変換モードとは?

 Cubase音色定義ファイルの任意の行を、開始行、終了行として指定し、その範囲の行をそのままimdの文法に沿って置き換えますが、MusicStudioに導入する為の必要なヘッダ([IMD] から始まって、カテゴリ(グループ)の設定などの部分)は付加しませんので、そのままではMusicStudioで使用できません。
 ですので、このモードを用いるケースは、普段使用している音源のimdに追加する場合や、複数の音源の特定の部分だけを選別して一つのimdとして纏めたり、他にも様々に自分用のimdを構築するなどの際を想定しており、それら作業は一回一回imdのヘッダを出力する必要はありませんので、こちらの部分変換のほうが適します。


それでは、部分変換モードでの使用手順に入ります。

 まず、Cubase to MusicStudioを起動します。
起動と同時にファイル選択ウィンドウが表示されますので、先ほどの「inst_map」フォルダに移動したCubase音色定義ファイルを読み込みます。(左端の画像)


 次に、部分変換を行なう開始行と終了行を指定します(左から二番目の画像)。
開始行はどの行を指定してもかわまないのですが、imdの文法の「NAME=」の部分を手入力する手間を考えると、Cubase音色定義ファイルの [g*] の行を指定したほうが効率が良いように思います。
ただ、あくまでもユーザーの方の任意です。

開始行と終了行の設定が完了しましたら、ウィンドウ上で設定した行などを確認いただいて、間違いがないようでいたら「部分変換モードで開始」をクリックして、変換を開始してください(左から三番目と四番目の画像)。


変換には、7500行のCubase音色定義ファイルの場合、二分半から三分ほどかかりますので、少々待機してください。
(処理が完了すると、処理完了報告のダイアログと処理完了のチャイムが鳴ります。)

処理が完了したら、次の「3.-B)」へ。




↑ 使用手順もくじへ

.-A)「全変換モード」で出力されたimdの内容を新規テキストファイルにコピーアンドペーストします。


   

  

 変換処理が終わるとダイアログが表示されます(上段左端画像)
このダイアログの「OK」ボタンを押すと、プログラムがテキスト表示モードに切り替わり、imd形式に変換した内容をこのテキスト表示領域に表示します(上段左から二番目の画像)

表示されたテキストデータを、ウィンドウ領域内で右クリックし、全て選択とコピーを行います(上段左から三番目と四番目の画像)

次にデスクトップ上を右クリックして「新規作成」→「テキストドキュメント」をクリックして、新しいテキストファイルを作成し(上段右端の画像)、そのテキストファイルを開いて、先ほどc2mが出力したimdの内容をコピーアンドペーストします(下段左端の画像から三枚目の画像)

ここで、一旦テキストファイルを「新規保存」もしくは「上書き保存」でコピーアンドペーストした内容を保存して下さい。
また、ざっとで構いませんので、出力されたimdでカテゴリ(グループ)がどのように設定されているか?など適当に確認しておいてください。



ここまで作業が進んだら「 4.) 」へ。

※Cubase to MusicStudioはここで終了して構いません。




↑ 使用手順もくじへ

.-B)「部分変換モード」で出力されたimdの内容を目的別に用います。


※ある程度imdの構文についてご存知の方を対象として書かせていただくので、ちょっと解説を端折っている部分があります。


  

    

 変換処理が終わるとダイアログが表示されます(上段左端画像)
このダイアログの「OK」ボタンを押すと、プログラムがテキスト表示モードに切り替わり、imd形式に変換した内容をこのテキスト表示領域に表示します(上段左から二番目の画像)

表示されたテキストデータを、ウィンドウ領域内で右クリックし、全て選択とコピーを行います(上段左から三番目と四番目の画像)

このコピーしたデータを、目的に合わせて利用していただくのですが、ここではMusicStudio標準添付されているGM音源に「新しいカテゴリ(グループ)を追加する場合」として進めていきます。
珍しいかもしれませんが、私の知人に所有している全ての音源を一つのimdで統一させてMusicStudioを使用している人がいて、他にもいろいろな使い方があると思いますので、ご自分でもいろいろな使い方を試していただければと思います。


まず、MusicStudioがインストールされているフォルダの中に「 imd 」というフォルダがありますので、この中にある「 gm.imd 」をテキストファイルで開いてください。
もし、開くアプリケーションが見つからない、といったメッセージが出てしまったら、gm.imdのアイコンを右クリックして「プログラムから開く」をクリック、表示されたウィンドウにてメモ帳やテキストエディタを指定すれば、指定したエディタで開くことが出来ます。

下段左端の画像が、テキストエディタでgm.imdを開いて一番下の行を表示している状態です。

この最後の行に数行の改行を入れて、先ほどCubase to MusicStudioでコピーした内容を貼り付けます(下段左から二番目の画像)。

次に、imdヘッダにカテゴリ(グループ設定)を追加する為、追加した部分のimdにおけるカテゴリタグの文字列をコピーします(下段左から三番目の画像)。

これを下段右端の画像のように、続き番号を入力して「=」の後に先ほどコピーした文字列を貼り付ければ完了です。

MusicStudioでこのimdを呼び出すと次の画像のようになります。



ここでは「Group41」という新しいカテゴリが加わり、GMグループとは違う音色が選べるようになります。
前述の知人は、このカテゴリの部分で機材別にカテゴリを設定して分けており、一見面倒のように見えますが、実際使ってみるとそうでもなかったので驚きですが、話が脱線するのでここまで。


部分変換モードは、全ての行を開始行として変換できますので、変換して出力された内容をユーザーの方が把握できる知識がないとトラブルを招いてしまいますが、ある程度でも構文の知識を有するだけで部分変換モードの応用性を効率的にご利用いただけることと思います。


部分変換モードの使い方は以上になります。




↑ 使用手順もくじへ

.)保存したテキストファイルの拡張子を変更してMusicStudioに導入します。


   

  

 「3.-A)」で保存したテキストファイルの名前を、拡張子ごと「***.imd」の形に変更します。
上段左端の画像のように、保存したテキストファイルを右クリックして「名前の変更」をクリックしてください。

==!!注意!!==
上の画像では「 新しいテキストドキュメント.txt 」とありますが、Windowsの設定を一度も変更していない場合は、この拡張子「txt」は表示されませんので、設定を変更する必要があります。

(Win7、XP共通)
コントロールパネル → フォルダーオプション → 表示 → 詳細設定 の中の 「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す。

これで拡張子も含めてファイル名が表示されるようになります。
ただ、今回はファイル名を拡張子まで表示するように設定を変更しただけですが、これらの設定についてよくわからずあれこれ他の設定まで変えてしまうと、フォルダ表示が意図しないようになってしまう可能性がありますので、あくまでも自己責任で設定してください。
==========

拡張子を「txt」から「imd」へと変更して保存してください。ファイル名は半角英数で任意。
もし中段左から二枚目の画像の警告ウィンドウが表示されましたら、そのまま「はい」をクリックしてかまいません。

あとはこのimdを、MusicStudioをインストールしたフォルダの「imd」という名称のフォルダに移動してMusicStudioを起動します(下段右端の画像)。
※MusicStudioをインストールしたフォルダがどこにあるかわからない場合は、MusicStudioのショートカットアイコンを右クリックして「プロパティ」をクリック、出てきたウィンドウの「ファイルの場所を開く」をクリックすればインストールしたフォルダを開けます。

MusicStudioが起動しましたら、メニューバー 環境設定 → 「インストゥルメントマップ」タブ にて、追加したimdを目的の音源に割り当てて、MIDIミキサーにてどのように変換されているか、正常に変換されたか確認して下さい。



特に問題が無ければ、以上で全変換モードにおける一連の作業は完了となります。


↑ 使用手順もくじへ

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各種ライセンス表記、免責、注意事項■



「Cubase to MusicStudio」は、ヒューマンバランス社のゲームオーサリングツール「Livemaker3 開発版」(www.livemaker.net)を使用して作成したプログラムです。



 本プログラムはフリーウェアですが、 製作者Rayはその著作権利を放棄していません。
本プログラムの機能により生成されたデータではなく、本プログラム自体を商業利用に用いられたり、無断での転載はお断りいたします。
誌面など転載の場合は、お手数ですが「6.連絡先」にて記載してます私のメールアドレス宛てにご連絡をお願い致します。



 本プログラムはフリーウェアです。
本フリーウェアの作成公開にあたり、個人の範囲で出来る限りの検証は行なっておりますが、万全を保証したものではありません。
本プログラムをご利用いただいた事で発生した、いかなる損失や損害に対しましては、当方は一切の責務を負わない事をご了承の上、本フリーウェアを使用ください。



Cubase to MusicStudioのアイコンとして、以下のサイトより素材をお借りしました。

 Materialand :  http://www.material-land.com/



本プログラムの処理完了時のお知らせの効果音として、次のサイトより素材をお借りいたしました。

 01SoundEarth : http://www.01earth.net/sound/







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●Cubase音色定義ファイルについて

 Cubase用の音色定義ファイル(パッチリストファイル)は、リリースされて新しい部類に入る機材などであれば、その機材のメーカーサイトで「Cubase用音色定義ファイル」、「Cubase用パッチリスト(ファイル)」などの名称で配布されていることがあります。
ただ、10年以上の古い機材の場合だとメーカーサイトでも見つからないことがありますので、そのような場合は、海外サイトを中心に検索すれば、例えばこちらのサイトのように様々なメーカー、様々な年代、様々な音源の定義ファイルを数多く配布しているところもありますし、個人の方のサイトなどでもフリーで配布されている場合もありますので、ご自身でも検索してみて下さい。



※音色定義ファイルの利用に関して注意事項

利用者の方より著作権についてご相談をいただきましたが、利用される際には次の点に注意し自己責任で本ツールをご使用下さい。


 ・ネットで配布されているCubase用の音色定義ファイルにも著作権があります。


 現在のようにインターネットが世界規模で広く普及する以前から、著作権に関する問題は存在していましたが、自分の意思をデータにして簡単にアップロードして表現することが容易になった現在では、その当時よりも様々な事が複雑になりましたが、著作権に関する見方も同様に複雑になっています。
それが著作権の解釈や認識に誤りや甘さを生じさせ、結果的に著作権法違反行為となったり、それを助長したと判断されたケースも増加してるのかもしれません。

 本ツールも、「MusicStudioというソフトを使う際の利便性の向上を目的として他者の著作物を利用する」というものになりますが、例え意図的ではなくてもこんなツールでさえ簡単に他者の著作権を侵害する使い方ができてしまいます。
 #もっとも、どのようなツールであれソフトウェアであれ同じ事が言えるんじゃないでしょうか。


改変や転載については人それぞれ解釈があると思いますが、著作権周りについて早い話は作成者にお問い合わせいただくのが確実じゃないでしょうか。
作成者の意図しない使われ方はあっても、じゃあそれが即座に著作権の侵害になるかといえば、それも著作者次第じゃないかと思います。
もし著作者がノーと言えばノーですし、イエスと言えばイエスです。

本ツールを使うにあたり、音色定義ファイルの著作者の権利侵害に懸念があるなら、その定義ファイルの著作者に相談するのが一番だと思います。
本ツールは著作者から許可を得ている状況を前提として使用される事を想定し公開しておりますので、万一利用者にトラブルが発生しましても当方は一切の責を負いません。自己責任でご利用されることを予めご了承下さい。


ファミコン〜スーファミ世代ですけど、簡単にいろいろなものをいつでも利用できて便利になった反面、複雑になっていろいろと難しい世の中になりましたね…。難しいより面倒臭いかも?

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連絡先

ご質問などございましたら、お気軽にこちらのアドレスからご連絡下さい。


ray34atまーくmuse.オーシ−エヌ.ne.jp

※「atまーく」と「オーシーエヌ」を半角英数に置き換えて下さい。


偶にLiveMakerを用いた企画へプログラマとしてお誘いいただいたり、プログラマとSEの兼務を依頼された事もあるのですが、結論から言えばお誘いいただいても無理です(TT
お誘いをいただけるのは嬉しいのですが、当方は時間的にも年齢的にもあれもこれもいろいろと余裕の持てない非効率的な生き方をするイキモノ(´・ω・`)。
とてもじゃないけどそちらの足引っ張るのが関の山ですのでご勧誘は勘弁願いますm(_ _)m。

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更新履歴


2012/08/30 :Cubase to MusicStudio v1.3.12827 更新

 ・全変換、部分変換のモードをユーザーが選択できるように仕様変更。

 ・これに伴い、全変換モード時にimdとして正常に出力できるよう開始行と終了行を検証する処理を追加。

 ・全変換、部分変換いずれのモードにおいて、処理を完了した際に表示するダイアログだけでなく、処理の完了をチャイム音でもお知らせするように仕様追加

 ・プログラムを起動することによって無意味なSAVE.datが書き出されないように修正。

 ・このアップデートから、プログラムバージョンの表記を変更。



2012/07/08 :Cubase to MusicStudio v1.2 更新

 ・対応OSを更新しました。

 ※機能的な更新ではないので、プログラムバージョンはそのまま。



2011/12/04 :Cubase to MusicStudio v1.2 更新

 ・音色配列を取りこぼすことがある問題を改善
 (公開用に改造したカテゴリの階層判別ルーチンとその取得過程にミスがあったので、取得ルーチンを一部(2012/06 訂正) 根本から作り変えました)

 ・単純に最初の行から最後の行まで全変換するだけだったのを、開始行と終了行を指定することによる部分変換にも対応(変換モードは自動判別のみ 2012/06補足追記)。

 ・Cubase音色定義ファイルのグループ階層([mode]含む[g*]タグ)の取得対象の最深部を五階層から三階層まで減らし、
  四階層以降への対応は、音色配列の無い空のカテゴリを作成し、その空のカテゴリの名称表示にて親グループ名、大親グループ名を表示する形にするように仕様変更( 2012/06補足追記 )。

 ・機能追加に伴い、実行ウィンドウサイズとGUIを若干変更



2011/11/22 :Cubase to MusicStudio v1.1 更新

 ・読み込めないデータを選択した際に、ループ処理の脱出が不可能になり、プログラムがゾンビ化するバグを改善
 (結局原因が不明なままなので、ひとまずゾンビ状態への対処として「再選択」ではなく「一旦終了」に変更。)

 ・重複する部分に共通点が見られたので原因を探したところ、イージーなミス(整頓ルーチンにおける文字列検索ミス)がわかったので修正

 ・Cubase音色定義ファイルのグループ階層の取得対象を一部追加。合わせて、取得対象の最深部を四階層から五階層に変更



2011/11 :Cubase to MusicStudio v1.0

 ・暫定公開










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