================================================================================ == == HNXgrep Version 1.4.6(2016.07.10) (C) 2012-2016 hnx8(H.Takahashi) == http://hp.vector.co.jp/authors/VA055804/HNXgrep/ == http://d.hatena.ne.jp/hnx8/ == ================================================================================ 【1】HNXgrepについて HNXgrepは、ファイル内テキストの検索ツール(いわゆるGrepツール)+αです。 シンプルな画面でありながら高機能、ストレスなく日常的に使い込むことができる 操作性・検索能力・機能を備えたツールとなることをめざし開発しています。 主な特徴は、以下のとおりです。 1) 高速検索(実際に使ってみてご確認ください)   検索実行前に対象ファイル数/サイズ合計などの把握も可能 2) Unicode(UTF)完全対応、ShiftJIS未定義の文字も検索条件指定/検索/表示可能   (サロゲートペア文字も対応フォントを使用すれば問題なし) 3) 高精度な文字コード/ファイル種類自動判別   BOMあり/BOMなしUTF、ShiftJIS、EUC/JIS(補助漢字可)のほか、ANSI(CP1252)も判別   非テキストファイル(バイナリファイル)の種類判別・内容検索にも対応   モード切替により中国語繁体字・中国語簡体字・ハングルも検索可能(Ver1.4以降) 4) Excel/Word/PDFなどのファイル内のテキストも検索可能(要xdoc2txt.exe)   Ver2.0のxdoc2txt.exe使用時はUnicode検索、iFilter使用も可能(Ver1.3以降) 5) 複数フォルダ/複数ファイルを対象とした検索が可能   対象ファイルを複数ワイルドカード・フィルタ・サブフォルダ範囲で絞り込み可能 6) 検索キーワードに[?][*]ワイルドカード、And/Or条件、単語検索指定が使用可   英大文字小文字、全角半角のあいまい検索可   正規表現対応、正規表現とワイルドカードの併用可   正規表現のエラー有無は、入力時点で即時チェック可能 7) 行検索/ファイル全体(行またぎ)検索の切り替えが可能   TAB/改行含む検索キーワードも、複数行キーワード入力用ウィンドウで指定可能 8) 検索結果について、2タブ構成で   「ファイル毎の一致箇所有無(件数)等一覧」「マッチした行内容の一覧」   それぞれの内容が確認可能、並べ替えも可能 9) 検索したファイル(マッチした箇所)は、同一画面内で見やすくプレビュー表示、   外部ビューア(テキスト/バイナリエディタ等)や送るメニューとの連携も可能 10) Ctrl-Cなどの操作で、マッチしたファイル名や合致テキストなどの情報を    Excelやテキストエディタに容易に貼り付けられる形式(TSV形式等)でコピー可能    検索結果丸ごとテキストファイルへの保存も可能、Excelなどでの取り込み容易 11) 検索結果から(マッチしたファイルのうち一部を対象に)絞り込み検索が可能 12) 検索プロジェクト管理機能(検索条件/履歴をプロジェクト単位で別管理) 13) バッチ(コマンドライン)実行機能あり 14) 文字コード/改行コード/インデント文字のチェック、警告検出一覧表示機能 ファイルハッシュ(MD5など)一括算出機能あり(Ver1.3.1以降) 文字コード/改行コード/インデント文字の一括置換機能あり(Ver1.4以降) 【2】動作環境 WindowsXP(※)、WindowsVista、Windows7、Windows8.1で動作確認しています。 ※WindowsXP以前のOSでは、Microsoft .NET Framework2.0インストール要です。 それ以外のOSではOS標準付属の.NET Frameworkで動作します。 (.NET Framework4.0/4.5.x環境でも動作します) WindowsServer2003/2008/2012における動作は未確認ですが、 .NET Framework2.0がインストール有効化できれば、問題なく動く可能性が高いです。 【3】インストール・バージョンアップ・アンインストール 特にインストール作業は不要です。 ダウンロードしたファイルを解凍し、HNXgrep.exeを適当なフォルダに置いて 実行してください。 ※HNXgrepの設定ウィンドウから、デスクトップ/スタートメニュー/送るメニュー などに起動ショートカットを作成することも出来ます。 バージョンアップは、新しいバージョンのHNXgrep.exeを 古いバージョンのHNXgrep.exeが置かれているフォルダに上書きするだけでOKです。 旧バージョンでの設定内容も自動的に引き継がれます。 アンインストール時は、HNXgrep.exeを削除してください。 レジストリは特に使用しておりません。 設定ファイルは以下のフォルダに保存されています。不要な場合こちらも削除願います。 WindowsXP以前 : C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Local Settings\Application Data\HNXgrep WindowsVista以降 : C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\HNXgrep 【4】起動方法 HNXgrep.exe(あるいはショートカット)をダブルクリックし起動してください。 以下の操作を行うことで、検索対象とするフォルダまたはファイルを指定して 起動することができます。 (1) 検索対象のフォルダ/ファイルを、HNXgrep.exe(またはショートカット)にDrag&Drop (2) 検索対象のフォルダ/ファイルを選んで、「送る」メニューのHNXgrepをクリック (3) 検索対象のフォルダ/ファイルをクリップボードにコピーした状態でHNXgrepを起動 クリップボードに文字列がコピーされている場合は、 その文字列を検索キーワードの初期値としてセットするよう試みます。 【5】基本的な使い方 (1)HNXgrep.exeを起動します。 (2)「対象」に、検索対象とするフォルダ/ファイルを指定します。 (必要に応じ、ファイルマスクなどの絞り込み条件を指定します) (3)「キーワード」に、検索したい文字列を指定します。 (必要に応じ、ワイルドカードなどのオプションを指定します) (4)「種類」で検索対象としたいファイルの種類を、 「モード」で検索動作(行検索/ファイル全体検索)を、それぞれ指定し、 「検索実行」ボタンをクリックします。 (5)検索結果が一覧表示されるので、結果を確認してください。 「ファイル一覧」「合致箇所」それぞれのタブを選択することで、表示内容を 「ファイル毎の一致箇所有無(件数)等一覧」「マッチした行内容の一覧」に 切り替えられます。 ・検索結果の行をクリックすると、下段のプレビュー欄にそのファイルの内容が 表示されます。 ・一覧/プレビュー欄とも、右クリックメニューなどの操作により アプリケーションでファイルを開いたり、必要な情報をコピーしたりといった 操作が出来ます。 ・画面左下「結果出力(T)」より、検索結果全体のファイル保存や クリップボードへのコピーができます。 (テキストエディタ/Excel等でご利用ください) 画面左上「対象▽」はプルダウンメニューにもなっており、[▽]をクリックすると 開かれるメニューより、検索条件の保存/読み出しなどの操作が行えます。 また、画面右上「設定/ヘルプ▽」から開かれるメニューの「設定(O)」を選ぶと、 HNXgrepの動作・表示・外部ビューアなどを設定するウィンドウが表示されます。 必要な設定を行ってください。 ※外部ビューアタブの「テキストエディタ」の設定を行っておくと、 一覧行ダブルクリックなどで、指定エディタでファイルを開けます。 ※Excel/Word/PDFファイル等を検索したい場合は、xdoc2txtというテキスト抽出ツールを http://ebstudio.info/home/xdoc2txt.html より入手し、 検索タブ「Office等検索設定」の「配置先パス」に表示されているパスに xdoc2txt.exe(zip解凍後の[command]ディレクトリ内にあります)を配置すると、 機能が利用できるようになります。 xdoc2txtで検索を行うファイルの種類も設定可能です。 画面各項目の説明は、マウスカーソルを各項目に合わせるとポップアップ表示されます。 キーボードショートカットキーは、各メニューに記載されているとおりです。 画面右上「設定/ヘルプ▽」メニューに、以下の使い方ヘルプが用意されております。 (1) 対象パスの指定方法 (2) 正規表現指定 (その他検索モードに関する補足説明なども記載されています) クリックすると、プレビュー欄に説明が表示されます。 それ以外の項目に関するヘルプは サポートページ http://hp.vector.co.jp/authors/VA055804/HNXgrep/ の 「使い方ヘルプ」に用意されているものがすべてです。 【6】コマンドラインオプション DOSプロンプトやバッチファイル/ショートカットファイルからの起動時は、 以下のコマンドラインオプションが指定できます。大文字小文字どちらでもOKです。 『<コマンドスイッチなしでフォルダ/ファイルをフルパス指定>』 →検索対象パスを指定して起動。 →ただし、検索条件ファイル(*.cond)/検索プロジェクトファイル(*.HNXgrep)を 1ファイルのみ指定している場合は、検索画面起動後に該当ファイルの 検索条件・検索プロジェクト内容を読み込む 『/S=<検索キーワード>』または『/KEYWORD=<検索キーワード>』 →検索キーワードを指定して起動 『/N=<検索対象ファイルマスク>』または『/FILEMASK=<検索対象ファイルマスク>』 →ファイルマスクパターンを指定して起動 『/C=<検索条件ファイル(*.cond)>』または『/COND=<検索条件ファイル(*.cond)>』 →保存した検索条件ファイルの内容を復元して起動 『/B』または『/BATCH』、 『/B=<出力先ファイル名>』または『/BATCH=<出力先ファイル名>』 →画面を表示せずバッチモードで検索実行、結果を指定したファイルに出力 ファイル名指定無しの場合は標準出力へ出力 (検索条件は、引数指定どおりの条件で実行されます。 特に指定されなかった検索条件/オプションは、前回画面上で実行したときの ものが使用されます。 出力形式は、前回画面上で検索結果ファイル保存したときの形式となります) 『/RESET』 『/RESET=upgrade』 →HNXgrepの設定を初期化し、クリーンな状態で起動 以前のバージョンでの設定を取り込みなおす場合は「upgrade」を指定 【7】自動判別対象の文字コード/ファイル種類 (2015.03時点) HNXgrep(Ver1.4以降)は、自作の文字コード自動判別ライブラリ「ReadJEnc」を 使用しています。以下の文字コードを自動判別します。 (1)テキストファイル  ・BOMつきUnicodeファイル(UTF-8/UTF-16/UTF-16B/UTF-32/UTF-32B)  ・BOMなしUnicodeファイル(UTF-8N、およびASCII文字始まりのUTF-16BE/UTF-16LE)  ・ASCII : 非ASCII文字が1文字も登場しないテキストファイル  ・ANSI欧米 : 欧米版WindowsのISO-8859-1(CP1252)  ・ShiftJIS : MS版(CP932) ・EUCJP : MS版(CP51932)/0x8F補助漢字ありEUC(CP20932相当)の2種類を識別 ・JIS : MS版(CP50221/CP50222)/JIS90補助漢字(CP20932相当)  ・ISO2022KR(CP50225) ⇒文字コード判別言語(デフォルト文字コード)を切り替えた場合、   ShiftJIS(CP932)/EUC-JP(CP51932)の代わりに以下の文字コードについて判別   ・Big5(台) : 繁体字中国語 Big5(CP950)/EUC-TW(CP20000)   ・GB18030 : 簡体字中国語 GB18030(CP54936)/EUC-CN(CP51936)   ・UHC(韓) : ハングル UHC(CP949)/EUC-KR(CP51949)   ・ANSI欧米 : (UTF/ASCII/ANSI/ISO2022の判定のみ行い、ShiftJIS/EUC等は無視) ※文字コード識別のアルゴリズムは自作ですが、テキストへのデコードには Windows(.NET Framework)標準のエンコーディングをそのまま使用しています。 MS互換ではないShiftJIS,EUC,JIS(csShiftJIS,IBM版CP932など)は、 正しくマッピングされないことがあります。 ※ShiftJIS,EUC,JISの方言を識別する機能は備わっておりません。 (2)画像ファイル ※プレビュー欄には画像イメージが表示されます ・BMP ・GIF ・JPEG ・PNG ・tiff ・Windowsアイコン (3)バイナリファイル  ・PDFファイル ※種類「Office等含む」を選択していない場合  ・圧縮ファイル各種(ZIP/GZIP/7z/RAR/CAB)  ・Javaバイナリ(classファイル)  ・Windowsバイナリ(exe,dll等)  ・Windowsショートカットファイル  ・上記いずれにも該当しない非テキストファイル (4)xdoc2txtでテキスト変換可能なファイル ※要xdoc2txt.exe ・設定ウィンドウ「Office等検索設定」で指定した拡張子のファイル (ファイル拡張子をもとに判断します。既定では以下のファイルが対象です) Wordファイル(*.doc/*.docx/*.docm) Excelファイル(*.xls/*.xlsx/*.xlsm) PowerPointファイル(*.ppt/*.pptx/*.pptm) リッチテキストファイル(*.rtf) メール(*.eml) OpenOfficeファイル(*.sxc/*.sxw/*.sxi/*.sxd) OpenDocumentファイル(*.odt/*.ods/*.odp/*.odg) PDFファイル(*.pdf) テキスト検索対象となるファイルは、Grepウィンドウの「種類」指定に応じ 以下のとおりとなります。 種類「テキストのみ」⇒ (1)テキストファイル 種類「バイナリ含む」⇒ (1)テキストファイル + (3)バイナリファイル 種類「Office等含む」⇒ (1)テキストファイル + (4)xdoc2txt変換可能なファイル また、プレビュー欄の表示や、起動される外部ビューアは、自動判別結果に応じ 適切なものが選択されます。 【8】著作権・使用規定 本ソフトHNXgrepの著作権は、作者である私、hnx8(H.Takahashi)が有しています。 このソフトはフリーウェアです。ご自由にお使いください。 (企業内での使用についても特に制約はありません) 本ソフトを使用することで発生したいかなる損害についても作者はその責を負いません。 複写・再配布も自由です。 ただし、インターネット上のWebサイトへのバイナリ転載ないしそれに類する行為に ついては、事前に作者へ許可を求めてください。 本ソフトで使用している文字コード判別ライブラリ「ReadJEnc」ライブラリの著作権も、 作者である私、hnx8(H.Takahashi)が有しています。 【9】サポート・連絡先 HNXgrepに関する情報は、下記ページにて提供しております。 http://hp.vector.co.jp/authors/VA055804/HNXgrep/ またBLOGも開設しております。http://d.hatena.ne.jp/hnx8/ 連絡、ご意見ご感想、要望や不具合報告については、 いまのところは、こちらのBLOGにてコメント等いただければと思います。 ※もっとも本業の片手間に作っているツールなので、繁忙度合いによっては ほとんど反応できないかもしれませんが・・・・。 本ソフトはフリーソフトですが寄付も受け付けています。 寄付してやろうという奇特な方がいらっしゃいましたら、Vectorダウンロードページ等 から寄付していただけると作者が喜びます。 【10】更新履歴 更新履歴.txt をご覧ください。