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wncomr紹介(マークシート採点・OMR出力データ用)

wncomrは米Scantron製のOpScanから出力されたデータを採点します。
使用するにはOpScanと制御するためのソフトウェアScanToolsが必要です。
注)wncomrおよび関連ソフトウェアはOpscanまたはScanToolsがなくても単独で作動します

※wncomrはOpScanを制御する機能は搭載していません

wncomr一式に含まれるソフトウェア(r1802)
wncomr 採点処理ソフト
womrform 生徒得点配布用印刷
wncsf5 平均点補助
wncsf7 ローマ字データ変換補助
wncsf9 ファイル比較
wtpledit TPLエディタ
wtplepro TPLエディタPro版
Windows 7 / 10に対応

現在非公開のソフトウェア(2024年2月)
womrform2b 生徒得点配布印刷2
Windows 7 / 10に対応 (.NET Framework 4.8必須)
wncomrlogo
wncomr画面

■wncomrの機能について
100問まで設定できます。1問は半角1文字分でA~Zおよびa~zと0~9までが指定できます( ' " 以外の記号も使用できますがあまりおすすめではありません)。
ScanToolsは外国製なので半角のカナは使用できないと思います(wncomrは設計上使用可)。
1問は0~99点まで配点でき、模範解答は一度に9セット分に記憶できます。模範解答を解答集として外部ファイルに出力できますので9セット を超える場合やバックアップを保存したい時に利用できます。
  wncomr はOpScan とScanTools の組み合わせから出力されるデータでのみ採点処理が行えることを確認していますが、似たようなデータが出てくるOMRであれば採点できるのかもしれません。 残念ながら他社の仕組みはわからんのです。 また、固定長のデータを採点するのでCSVデータのような汎用性のあるフォーマットも読めないです。
  wncomr1.0の配布パッケージにデバッグ用として開発したDOS用のソフトとソースを添付していますので他のOS版を作成できる人や改良できる人は挑戦してみてください。DOS用のソースはBSDスタイルライセンスとして提供しています。

■wncomr一式に付属(r1802)
<ソフトウェア>
wncomr 採点処理ソフト
womrform 生徒得点配布用印刷
wncsf5 平均点補助
wncsf7 ローマ字のような文字データ変換補助
wncsf9 ファイル比較
wtpledit TPLエディタ
wtplepro TPLエディタPro版(CSVコンバータ内蔵)
<pdf説明書>
wncomr初級編
wncomr説明書
tplエディタ構造
<ソースコード>
wncomr,womrform,wncsf5,wncsf7,wncsf9,wtpledit,wtplepro(参照専用)
DOS用wncomr(BSDスタイルライセンス版)

*都合上開発がすべて完了したので今回1つのパッケージとして提供することにしました

wncsf9 ファイル比較
*2017年2月開発の1回目2回目入力したOMR出力データを画面上で比較

■Windowsのセキュリティ(Windows7,10)
ダウンロードしたソフトやHTMLhelp(拡張子がCHM)を開こうとすると画面にメッセージがでてうまく開けないことがあります。その場合は、開きたいファイルを右クリックしてプロパティを開き下の方にあるセキュリティ:このファイルは...と書いてあるところの右にあるブロック解除にチェックを入れてOKにしておけば開くようになります。
(そうしないと wncomr.chmを開いても左側の題目だけになって本文が真っ白になる)
 

動作確認(2023年12月19日現在) v1.00r1802 *2018年2月19日公開

■現在わかっている問題点
womrformのプリンタ関連のバグが取れていません(修正不能)
Ubuntu上WineでHintの文字が崩れます
womrform後継のwomrform2bは未公開
Windows 11は動作確認用のPCがないため未検証
↓OS→software wncomr
(v1.00)
採点処理
womrform
(v1.00)
得点印刷
wncsf5
(v1.00)
平均点
補助
wncsf7
(v1.00)
変換補助
wncsf9
(v1.00)
比較
wtpledit
(v1.00)
TPL
エディタ
wtplepro
(v1.01)
TPL
Pro
womrform2b
(v1.10)
得点印刷
※2
Windows 10 ○(64)
◎(32)
▲(64)
▲(32)
○(64)
◎(32)
○(64)
◎(32)
○(64)
◎(32)
○(64)
◎(32)
○(64)
◎(32)
◎(64)
Windows 8
Windows 7 ◎(32) ▲(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32)
(Vista) ◎(32) ▲(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32)
(Server2008) ◎(32) ▲(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32)
(Server2003R2) ◎(32) ▲(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32)
(Windows XP) ◎(32) ▲(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32)
(2000Pro) ◎(32) ▲(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ◎(32) ×
(NT4.0) ◎(32) ▲(32) ▲(32) ▲(32) ◎(32) ◎(32) ×
(95/98/Me) × × × × × × × ×
(3.1,NT 3.5) × × × × × × × ×
(Wine v1.9)
※(64)は64bit,(32)は32bit OSのバージョンで確認
※◎は確認済,○は互換機能上で確認,▲一部機能に支障有,?は未確認,×は非対応,*確認予定なし
※( )で囲んでいるOSは参考用
※ServerOSはGUI上で確認
※2 .NET Framework 4の動作環境が必要
 

wncomrについて

■動作確認
Windows 7 Pro(32bit) ,(他OSではScanTools Plus出力データを複写して検証)
OpScan6
ScanTools Plus
の組み合わせで採点を確認しています。

■おおまかな処理手順
wncomr に模範解答を設定しておきます。
ScanTools でOpScanを制御しマークシートを読み込みます。 すべて読み終えたら、 ScanToolsからDataフォルダに出力されるファイルをwncomrから読み込みます。
あとは、 wncomrに添付している説明書を参照しながら採点を行います。
必要であれば 別配布の生徒得点配布ソフトウェアを使用して印刷を行います。

wncomrから出力されるデータは表計算ソフトで読み込めるCSVフォーマットです。 大抵の表計算ソフトにはこの形式を直接読み込む機能が付いていると思います(Excelと1-2-3は確認済)。

wncomrのv0.00系を製作していた時にはOpScan3とScanTools 2.2から出力されたデータを特別な細工なしに採点できることを目標にしていました。 のちにOpScan6とScanTools Ⅱのペアで出てくるデータでも問題が無いことを確認しています。  ScanToolsは App開発対応版を買っていました。
最近では、OMR専用機がいらない採点システムもありますが、 OpScanは優秀な装置なので誤入力は10年間使用して確認できませんでした(年間1万5千枚処理)。 スピードもOpScan6(3600)なら1秒間に1枚入力できます。  専用機なのでScanToolsとセットで百何十万以上する装置ですが、 採点時間の大幅な削減や採点する人の人件費を考えると導入効果はあると思います(マークシートは自社レイアウト品を印刷会社に注文して買っているので枚単価が10円以上するのが難点。一度に何万枚も注文するか、汎用のマークシートを購入すれば安くなるかも)。

販売代理店から採点ソフトを買えば良い気がしたんですが導入当時は相当高い話を聞いたので、先代が試行錯誤で表計算のマクロで採点システムを構築していました。 後に先輩が高速化する方法を考えだして使用していたのですが、 それでも1200人分処理するのに18分ほどかかっていました。 OpScan3での入力は1枚4秒ほどかかっていたうえにさらに採点に時間がかかっては担当者に負担が大きいと思い当時Win32(GUI)の研究をしていたときに使用していたC++Builder(STD)キャンペーン版で基礎を製作しました。
これで開発したwncomr V0.00はぶっ飛びなスピードで採点出来ました。 PC-9821Xv13上のWindows 95で秒200枚採点できていました。 単純に18分かかっていた処理が10秒以内に終わっていました。
ボーランドありがとう(今はエンバカデロ・テクノロジーズが開発・販売)。

■できないこと
100問を超える採点はできません(問は1~100まで)。1問に100以上配点できません(0~99点まで)。1問に多重の解答はできません(1問に対して1解答です)。
印刷機能はありません(表計算ソフトから印刷するか生徒得点配布ソフトを使用してください)。

■wncomrを公開するにあたって
本当はシェアウェアにしてお金をとっても良いとも思ったんですが、 このソフトウェアを開発したおかげで10年間時間を大幅に節約できたことと、コードギア(当時)がTurbo C++2006(Exp)を無料で配布していたのでその御恩を返したいということでフリーソフトウェアにしました。 (注:Turbo C++2006(Exp)で製作したソフトウェアは販売も認められている)
2000年以降2016年9月現在までOpScan対応の採点処理ソフトウェアでフリーソフトウェアを探してもひとつもみつからなかったというのはどういうことでしょうか。 OpScanは英語圏の装置なので外国にはあるのかもしれないです。残念ながら日本語以外はわからないので見つけられませんでした。他のOpScanを使用している方は装置を買うときに販売代理店から購入しているのかな。 それともプログラマがいて内部でソフトウェアを作成しているのかな。 誰かblogやWeb頁でOpScanの利用状況を公開して欲しいです。 (この頁をご覧になったOpScan使用者のみなさんよろしくおねがいします)
米Scantron社より国内のセコニック社のOMRがメジャーなのか?イメージスキャナー使用のほうか?
▲日本で唯一フリーソフトウェアとして提供なのか?(有料のはいくつか発見した)。ついでに外国のWeb頁も検索したのだがそれらしいソフトウェアは発見できず。OpScanとScanTools購入と同時に採点ソフトウェアも購入するのが正しいのか?(ScanToolsだけ購入したうちは誤りか)ということを今更に思うのでした。
■処理能力(2006年測定)
毎秒約1100レコード(1レコード=1人分) (問60まで,各問単)
※測定PC仕様 VIA C3(800MHz),Win2000Pro(SP4),40G(7200rpm,ATA100)MEM:128M[EPIA-C800]
■r1802公開について(2018年2月)
r1607公開で開発完了予定だったのですが、まさかのsf9追加開発となりました。OpScan1台でマークシート比較できるソフトを用意しないといけないことになりデータベースを使用しないで比較できる単品ソフトウェアの開発をこっそりしておきました。2018年2月に大規模処理での検証ができましたのでやっとこさ提供します。
wtpleprologo

■ScanTools Plus 7.2でマークシート設定例
 >> チュートリアルマークシートScanToolsPlus7.2.pdf (inu goya hp提供終了)
 Web上のみで公開します(このpdfはバンドル不可・商用利用不可・曖昧回避のための項目に該当しません)。
都合により外部サイトでの公開に切り替えました。
 >> チュートリアルマークシートScanToolsPlus7.2.pdf (外部サイト wnc develop 記録 , Adobe Readerが必要)
■曖昧回避のための項目(2012年8月3日初出)(2012年11月23日更新)
※1:商用利用可・wncomr添付説明書の重要事項・警告をご覧ください
※2:商用利用には学校・塾・企業・パソコンスクールでの使用、 雑誌・書籍の付録を想定しています(連絡不要)
※3:画面のハードコピー・キャプチャも使用可(連絡不要)
※4:犯罪になることはダメです
※5:OMR装置販売時バンドル可(おまけで添付ということ願います,※1,4 厳守)(連絡不要)(20121123追)
*この項目は都合により変更する場合があります
wncomr (OMR出力データ用採点処理ソフトウェア)[ベクターのwncomrへリンク]
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