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No.19 「電圧可変実験用電源」
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訂正は特にありません
本記事は、CQ出版社の編集担当(特にKM3さん)が頑張ってくれたおかげで、製作のトラブルになるミスはありませんでした。この場を借りて御礼申し上げます。
部品について
掲載の部品で、半固定抵抗(TOCOS GF063P1シリーズ)を使用するようにしていますが、ここを可変抵抗(Bカーブタイプ)に変更し、ケースなどに入れて使うと扱いやすくなります。
また、本機には動作確認用のLEDがあります。これを取り外すと電圧が安定しません(この回路は、若干でも負荷があることを条件に安定化します)ので、LEDが要らない場合は回路図中R2の抵抗を残し、LEDのパターンをジャンパ線(抵抗の足など)でジャンパして(つないで)ください。
また、このLEDは赤色でないと電圧が下がりません。青色等を使用したい場合は同様にLEDのパターンをジャンパし、別途LEDと抵抗で回路を形成してください。
回路について
簡易な回路とするために、電源をACアダプタから得ていますが、ここはトランスとブリッジ・ダイオードで作り替えることができます。アルミ・シャーシに組み込めば重量感もあり、先に紹介したボリューム引き出しと合わせると扱いやすくなると思います。
また、出力側に電圧計をもうけるのも良いアイデアだと思います。電圧計を自作される場合は、「PICを使った簡易測定器の実験」(稲崎弘次著/CQ出版社)掲載の簡易電圧&電流計や、共立電子産業・デジットの「デジタルボルトメータキット」などが良いかと思います。
もう1つ、ポリ・スイッチを入れる位置ですが、これを回路図のところではなく、ACアダプタと電子回路の間に入れると、電圧に関係なく0.1A弱(瞬間最大0.2A)で切れるようになります。
発熱について
掲載の回路は、電圧が低くなり、電流が大きくなると発熱します。特に2Vで100mAを超える場合はヒートシンクが暖かくなると思います。実験中はヒートシンクに触らないようにご注意ください。
免責につきまして
記事の内容には万全を期しておりますが、万一トラブルがありましても筆者及び出版社は責任を負いかねます。各自の判断でご使用ください。
<2010.10.-5 公開、2011.-2.-4 更新>