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No.6「鉄道模型を飾る電子工作」
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お詫びと訂正
エレキジャックNo.6 鉄道模型特集の記事中に誤りがありました。お詫びして訂正します。
・Mission2 踏切の部品定数は回路図のものが正しく、部品表、実体図それぞれに誤りがあります。特にR15の4.7kohmを47kohm(実体図通り)にしますと音が出ない可能性が高く、音のでなかった方には本当に申し訳なく思います。
大変な思いをしてお作りいただいた方には大変申し訳なく思いますが、回路図を元に部品の変更をしていただければ幸いです。本件、私の指示ミスと、編集のミスがそれぞれあった影響ですが、今後はこのようなことがないよう、気をつけたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。
踏切の音質について
踏切の音質は、VR2とR5とC6、VR3とR7とC9で設定しています。通常ですとVR2とVR3を回せば音は変わるのですが、もう少し動かしたい場合はR5やR7を取り替えてみてください。抵抗を大きくすれば音は低くなり、逆に小さくすれば音は高くなります。また、単音にしたい場合はC11を取り外します。
信号機について
信号機の時定数(赤→黄→青になる時間)の質問が寄せられていました。こちらですが、C1とR3で時間を設定しています。掲載の回路よりもう少し短い時間がよろしければC1またはR3を小さく、逆にもう少し長い時間がよろしければC1を大きくします。また、R3は半固定抵抗などの可変抵抗(ボリューム)でもOKですが、2.2kohmより小さい抵抗にしますとICが壊れてしまいますので、ボリュームと直列に2.2kohmなどを入れていただくようお願いします。
電解コンデンサの耐圧について
製作記事におきまして、電解コンデンサの耐圧を25Vと表示しておりますが、25V以上であれば問題なく動作します。16V耐圧でも動作しますが、鉄道模型のシステムにはポイント用に17Vの電源があり、万一それを接続しますと電解コンデンサが破裂するおそれがありますので、できましたら25V以上の耐圧のものをご利用ください。
パワー・パックのプログラム
パワー・パックに使用したPIC12F675のプログラムは、ダウンロード・ページにあります。書庫ファイルの中には、PIC12F675に書き込むためのHEXファイルの他に、プログラムのソース・ファイル、説明書きが入っています。HEXファイルのみを使用する場合は関係ありませんが、ソース・ファイルを書き換えて再コンパイルされる場合は、PICC-Liteのサンプル・ファイルにある「delay.h」「delay.c」が必要になります。
→ダウンロード・ページ
※HI-TECH C PRO for the PIC10/12/16 MCU Family (Lite mode)でコンパイルする場合
HI-TECH C PRO for the PIC10/12/16 MCU Family (Lite mode)(以下、HI-TECH C)でには、「delay.h」「delay.c」のサンプル・ファイルがありません。しかし、「pic.h」の中に__delay_us(x)、__delay_ms(x)という2つの関数が用意されているため、これを流用することが出来ます。ソース中の、
#include "delay.h"
を「#define _XTAL_FREQ 4000000」に変更し、ソース中に2カ所ある
DelayUs(20); // ADC安定するまで待つ
の「DelayUs(20)」を「__delay_us(20)」に書き換えれば同様にコンパイルでき、動作します。
免責につきまして
記事の内容には万全を期しておりますが、万一トラブルがありましても筆者及び出版社は責任を負いかねます。各自の判断でご使用ください。
<2011.-2.-4 更新>