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はじめに

工業系の学校にも行っておらず、しかもガソリンスタンドで働いているような私が、このような書籍の執筆・発刊の機会を頂いたこと、しかも電子技術系では泣く子も黙ると言われるCQ出版社さんの、新シリーズのトップを飾るような書籍という、大サプライズであったことは誠に光栄なことです。

思えば、エレキジャックNo.2の付録基板企画に乗った(同No.3に掲載)のが、CQ出版社さんとのお付き合いの始まりでした。写真の基板がそれですが、あの小さい基板にまさか基板ランドの約半分を埋める14ピンDIPが乗っているのに、裏はビニール線や斜め配線もないシンプルな仕上がり、とどめに基板固定用の穴まで開けられる余裕があるとは思いもよらなかったそうです。これに「回路を付加して鉄道模型のパワー・パックになる」旨の説明をつけたためかどうかはわかりませんが、今の担当であるKM3様が私のブログを探し当て(個人情報保護法の絡みで、先の企画で使用した連絡先をそのまま使うわけにはいかなかったのが本当のところのようです)、エレキジャックNo.6への特集記事執筆を打診されました。当初は戸惑いましたが、あの通りの記事となって世に出ました。そして今回、このように1冊の書籍として発刊することができました。

タイトルの通り、本書は鉄道模型向けとして執筆していますが、マイコンの部分を中心に鉄道模型以外のものにも応用できるものもあると思います。是非皆様の創意工夫で、楽しい作品を作っていただきたいと思います。

最後に、CQ出版社の皆様(特にKM3様)、鉄道模型クラブの皆様には、多大なご協力を頂きました。他にも、書籍に掲載した謝辞欄では足りないくらいの方々、また辛い時に励ましてくれる音楽を作って、世に出してくれた方々もいらっしゃいます。 さらには、一般の方ならあまり知らないはずのCQ出版社を知っていて「すごいね!頑張ってね!」と励ましてくれた方、果ては「先生」なんて言ってくれる方もいらっしゃいました(が、私は先生なんていう大それた人じゃないです。ただの凡夫です。念のため)。 こうしてたくさんの方々に支えていただき、1冊の本に仕上がりました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

ご案内

・先に紹介したとおり、本書内の第2章「トイ・トレイン用前照灯」「3〜6灯式信号機」「踏切警報機」、第3章「デモンストレータ向けパワー・パック」は、以前にエレキジャックNo.6に掲載した回路と同じものです。ただし、「パワー・パック」はPIC12F675用の他に、PIC12F683用のプログラムを用意しました。「ダウンロード」のページにありますので、適宜ダウンロードしてお使いください。

・第4章で紹介したPICのプログラムやソース・コードについては基本的に非公開としています(ただし、閉塞信号機のみ「ダウンロード」のページに暫定公開しています)。これは、レイアウトに応じてワン・オフで製作する必要があると考えているからです。どうかご理解、ご了承いただければ幸いです。

ご質問につきまして

ご質問を承ることはできますが、私にもガソリンスタンドという本業があり、電子工作は趣味で行っていますので、お返事には相当なお時間がかかると思います。基本的には直接メールでのお返事はせず、サポート・ページへの公開という形でお返事を書きたいと思います。しかしながら、私のスキルが足りずにお答えできないこともありますので、その際はご了承いただければ幸いです。

送り先:excitingtrain-phantomthiefアットマークyahoo.co.jp
(「アットマーク」を「@」に変えて送信してください)

免責につきまして

記事の内容には万全を期しておりますが、万一トラブルがありましても筆者及び出版社は責任を負いかねます。各自の判断でご使用ください。

<2009.-8.29 公開、2011.-2.-4 更新>