えーと、私の知っているのを全部書いてみます。

「●」は私の手元にあるもの、
「○」は持ってないもの、
「△」は読んだことがないものです。

はじめに、冨樫さんが書いた(と思う)文章から。

● 0)演算星組,「風のマニュアル」
   初めにエッセイ風の文章からはじまるという、珍しいマニュアル。「風」思想
  について、多くのことが書かれている。   

● 1)冨樫 雅文,「特集 風はどこに吹くのか?」,パソコンワールド,'88年8月号
   '88年の6月に「風」が発売されてから、最初に書かれた文章のようです。
  これを読んで多くの風使いが誕生したようです。

● 2)冨樫 雅文,「キーボード談議(5) 怒りの構図」,bit,'90年10月号,pp53〜60
   「風」についてと、「花配列」について(これが初出かな?)、それから
  各界で話題になった(^^;)キーマウスについて書かれています。

● 3)冨樫 雅文,「風花が舞う−かな漢字変換批判−」,TheBASIC,'91年8月号,pp18〜25
     かな漢字変換に対する不満、「風」について、「花」配列についてなど。
   TheBASICという一般向け雑誌で書かれたので、知名度はだいぶ上がった。
   「花配列が風 第二版に組み込まれる」と書かれていたが……

△ 4)冨樫 雅文,「超多段シフト方式」,情報処理学会日本語処理研究会資料9-2,
     '86年11月
       文献6)の参考文献として載っている。最初の「風」の文章か?

● 5)冨樫 雅文,「超多段シフト和文鍵盤」,情報処理学会論文誌
      Vol.30, No.7, (1989) pp.839-848
      ちゃんとした(笑)論文。なお、風の辞書の作成にあたって、
     角川新字源(221版)を使用したというのが、これに書いてある。

次に、「風」が紹介されている文献です。

● 6)木村 泉,「ワープロ徹底入門」,岩波新書,pp151〜152
   この本はワープロ関係のことについて、「入門」というのは不適当なほど、
  総論的に正確に書かれています。割と評判になった本です。
  私はこの本で初めて「風」を知りました。

● 7)SE編集部,「日本語入力読本」,翔泳社,pp145〜146,166
   珍しく、多のFEPと同列(?)に風を扱ってある。内容はbitの記事の引用で
  お茶を濁している程度。

○ 8)ソフトバンク,「日本語FEP特集」,Oh!PC,'91年 2/1号
   割と正確に書いてあったような記憶があります。たしか、コラムみたいな
  感じで書いてあったはず。

○ 9)ASCII,「日本語FEP特集」,'91年 3月号
   嵐の紹介とともに風にも触れられていました。

△ 10)BOX
    「風」が紹介されていたそうです。

● 11)牟田拓・福田 雅史共著,「Massifハイパーガイド」,ソフトバンク
  Massif上で動く「鳳」について触れられています。

● 12)陳 鏡超, 恩田 邦夫, 青木 由直,「仮想けん盤を用いた中国語併音・漢字
      入力方式」,電子情報通信学会誌, D-II Vol J72-D-II No.4,1989年4月pp.612-620
   中国語で「風」してみました、という論文。でも冨樫さんのお名前が出てないのは?

最後に、広告に見た「風」

●13)T-ZONEの広告,インターフェース,'89年5月号等
   私が知っている唯一の雑誌広告。(だって、SHOPで聞いても誰も風なんて知らない
   んだもなぁ。)以下のような内容。

 |  冗談? 
 |       私は  風      超多段シフト方式
 |  本気?                  日本語フロントエンドプロセッサ
 | -------------------------------------------------------------
 |  演算星組                                       定価¥9,800
 | -------------------------------------------------------------
 | 日本語ブラインドタッチ指向の新タイプ日本語フロントエンドプロセッサです。
 | 慣れるまで大変だと思うのだけれど、なぜか人気沸騰。
 |  (詳しくはパソコンワールド誌'88年8月号特集「風はどこに吹くのか」をご覧下さい)

   このキャッチコピーがなんともはや……

△14)パソコンワールド,'89年1〜3月号
   演算星組が広告を打っていたそうです。

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