カウンタモードレジスタの概要

• I/Oアドレス:77h,3fdfh
• 方向:出力
  • 出力:8253動作モード設定

カウンタモードレジスタ

• 説明
  8253にはカウンタが3つ(0〜2)用意されていますが， それぞれの動作モードの設定をこのレジスタで行ないます． カウンタモードレジスタの各ビットとその意味を示します．

  カウンタモードレジスタの各ビット

  7	6	5	4	3	2	1	0
  *1		*2		*3			*4

  (*1)SC1,SC0
  

  • 0,0:カウンタ0
  • 0,1:カウンタ1
  • 1,0:カウンタ2
  • 1,1:使用不可
  (*2)RL1,RL0
  
  • 0,0:カウントラッチ
  • 0,1:LSBの読み書き
  • 1,0:MSBの読み書き
  • 1,1:LSB,MSBの順に読み書き
  (*3)M2,M1,M0
  
  • 0,0,0:モード0
  • *,1,0:モード2
  • *,1,1:モード3
  (*4)BCD
  • 0:バイナリカウント
  • 1:BCDカウント

  なお，各カウンタは，98では以下のように割り当てられています．

  各カウンタの割り当て

  カウンタ番号	割り当て
  0	インターバルタイマ
  1	スピーカ周波数設定
  2	RS-232C通信速度設定

  また，各モードは以下のようになっています．

  各モードの意味

  モード	動作
  0	カウント終了時の割り込み
  1	レートジェネレータ(デューティ比1/n)
  2	方形波ジェネレータ(デューティ比1/2 or (n-1)/2n)

• 注意
  得になし．

• 例
  以下にカウンタ2を，モード3にし，カウンタの値は，LSB,MSBの順で読み書きするように設定するプログラム例を示します．

  mov	dx,77h
  mov	al,10110110b
  out	dx,al