CCPIM : TC-100 用 PIM Ver. 5.00

                    NIFTY-Serve CXE03706 守屋 正平

                 目次

0.はじめに
1.恵梨沙フォントについて
2.FILES
3.使用の流れ
  3-1.プログラムの作成と転送
  3-2.ビュア表題の変更
  3-3.データの作成と転送
  3-4.TC-100 で作成したデータの再利用
4.CCPIM.PSA
  4-1.ビュア
  4-2.時間系アプリケーション
    4-2-1.カレンダー
    4-2-2.世界時計
    4-2-3.コンパス
  4-3.ゲーム
    4-3-1.マイン・スイーパー
    4-3-2.モンテカルロ
    4-3-3.ゴルフ
  4-4.テキスト・ベース・アプリ
    4-4-1.簡易出納帳
    4-4-2.簡易エディタ
    4-4-3.各種電卓
      4-4-3-1.年号変換
      4-4-3-2.時間(60進)電卓
      4-4-3-3.16進電卓
5.CFG4CPP.COM
6.CFG4NAM.AWK
7.TXT2CCP.COM
8.BMP2CCP.COM
9.CCP2TXT.AWK
10.謝辞
11.著作権、転載等
  11-1.著作権者
  11-2.著作権
  11-3.免責条項
  11-4.転載/配付
12.サポート

0.はじめに
  CCPIM は TC-100 用の PIM ソフトウェアであり、下記の機能を電話帳の
 機能を損なうことなく実現しています。

   ユーザー・プログラム1
   ・テキスト(実はベタ)・ビュア
    テキスト、または BMP をデータとして利用するための DOS コマンド付

   ユーザー・プログラム2
   ・カレンダー
   ・世界時計
   ・コンパス

   ユーザー・プログラム3
   ・ゲーム(マイン・スイパー、モンテカルロ、ゴルフ)

   ユーザー・プログラム4
   ・簡易出納帳
   ・簡易エディタ(ASCII文字限定)
   ・各種電卓(年号変換、時間:60進、16進)

  Ver. 5.00 は Ver. 4.00 と比較し、以下の機能が強化されています。

   ・テキストに加え、BMP をビュアのデータに変換するコマンドを追加
   ・キッチン・タイマーに替わり、各種電卓を追加
   ・PSAプログラムを生成するコマンドを DOS 汎用化

1.恵梨沙フォントについて
  CCPIM.PSA 自身は恵梨沙フォントを使用していませんので、後述の通り改
 変は自由です。むしろユーザーによる積極的な改変を望んでいます。しかし、
 同梱の CCPIM で利用するデータを作成する DOS コマンド TXT2CCP.COM に
 は恵梨沙フォントPJの許可を得て、恵梨沙フォントが内蔵されています。
 恵梨沙フォントはPJが著作権を有しておりますので、PJの許可なく改変
 することは認めません。使用条件、再配布条件、転載条件、その他の条件も
 恵梨沙フォントに準じますので、本ドキュメントとともに ELISA100.LZH よ
 り再掲した同梱のELISA100.DOC を必ずお読みください。

2.FILES
  このアーカイブには以下のファイルが同梱されています。

   ドキュメント類
   CCPIM.DOC  このファイル
   ELISA100.DOC 恵梨沙フォントに関するドキュメント(必読)

   プログラム類
   CCPIM.S   CCPIM のソース(電卓部分を除くコード部分のみ)
   CCPIM_EX.S  CCPIM のソース(電卓コード部分のみ)
   CCPIM.PSA  同 S2 フォーマットの実行形式(コード、初期データ)
   CFG4CCP.ASM データ・サイズを変更した CCPIM.PSA を作成する DOS
          コマンドのソース
   CFG4CCP.COM 同実行形式
   CFG4NAM.AWK ビュアの表題を変更するための AWK スクリプト
   TXT2CCP.ASM テキストを CCPIM で利用するデータに変換するための
          DOS コマンドのソース
   TXT2CCP.COM 同実行形式
   BMP2CCP.ASM BMP を CCPIM で利用するデータに変換するための DOS
          コマンドのソース
   BMP2CCP.COM 同実行形式
   CCP2TXT.AWK PSA フォーマットのデータを通常のテキストに戻す AWK
          スクリプト

   サンプル・データ類
   SCHEDULE.TXT 変換前のスケジュール(ベタ1)のデータの例
   MEMO.BMP   変換前のメモ(ベタ2)のデータの例
   TIMETBL.TXT 変換前の時刻表(ベタ3)のデータの例
   BUDGET.TXT  変換前の簡易出納帳のデータの例
   EDITOR.TXT  変換前の簡易エディタのデータの例
   SAMPLE.BAT  上記の5つテキストを PSA フォーマットに変換するため
          のバッチ・ファイル

3.使用の流れ

3-1.プログラムの作成と転送
  ビュアその他のデータを転送する前に、プログラムと初期データの部分で
 ある CCPIM.PSA を転送します。データのサイズを変更したい場合には、
 CFG4CCP.COM を利用して CCPIM.PSA を作成し直して下さい。

    │
    │ CFG4CCP.COM によるデータ・サイズの変更と CCPIM.PSA の作成
    ↓
   CCPIM.PSA
    │
    │ TC-100 への転送
    ↓

3-2.ビュア表題の変更
  ビュアは3つのテキスト(ベタ)を見ることができまずか、それぞれ初期状
 態では表題が、

   Schedule
   Memorandum
   Timetable

 となっており、これらを変更したい場合は、CFG4NAM.AWK を利用して変更
 するための PSA を出力し CCPIM.PSA の後から TC-100 に転送します。

    │
    │ CFG4NAM.AWK によるビュア表題部分の PSA の作成
    ↓
   PSA
    │
    │ TC-100 への転送
    ↓

3-3.データの作成と転送
  TXT2CCP.COM または、BMP2CCP.COM を 利用し、ビュア、簡易出納帳、簡
 易エディタの内必要なデータを元になるテキスト、または BMP から作成し、
 TC-100 に転送します。
  SAMPLE.BAT を、同梱の CCPIM.PSA、TXT2CCP.COM、*.TXT、MEMO.BMP と同一
 のカレント・ディレクトリに置いて実行してみて下さい。

   元になるテキスト、ビット・マップ
    │
    │ TXT2CCP.COM による PSA の作成
    │ BMP2CCP.COM による PSA の作成
    ↓
   PSA
    │
    │ TC-100 への転送
    ↓
   TC-100 での利用

3-4.TC-100 で作成したデータの再利用
  TC-100 上で作成された簡易出納帳、簡易エディタのデータは TC-100 か
 ら転送したバックアップの PSA があれば、CCP2TXT.AWK により通常のテキ
 ストに変換することができます。

   TC-100 上でのデータの作成
    │
    │ TC-100 からの転送
    ↓
   PSA
    │
    │ CCP2TXT.AWK による通常テキストへの変換
    ↓
   PC 上での利用

4.CCPIM.PSA

4-1.ビュア
  3種類のベタ・データを全画面で表示します。実際には、テキストをベタ
 に変換して、テキスト・ビュアとして使用することが主だと思いますが、BMP
 の地図があれば、ベタ・データに変換し、地図ビュアにもなります。お好み
 の絵を BMP で作成し、ロードして下さい。
  初期の状態では、 "Schedule", "Memorandum", "Timetable" の3つのデー
 タを見るように設定されており、データを見ようとすると "NO DATA" と表
 示されます。
  同梱されているサンプルを CCPIM.PSA の後からロードして、元になった
 テキストと比較し、試用してみて下さい。
  データのサイズは CFG4CCP.COM、表題名は CFG4NAM.AWK により変更が可
 能です。
  ビュアの対象となるベタ(テキスト)には、2つのモードがあります。

   ・一行が 18桁(72ドット)以下の場合
    横スクロールは不可能
    縦スクロールは頁単位
   ・一行が 19桁(76ドット)以上の場合
    横スクロールは可能
    縦スクロールは行単位

  ただし、BMP2CCP.COM により作成したベタ・データの縦スクロールは、
 行単位になります。

   キー操作
   ・データ選択画面・・・・↑, ↓ :見たいデータを選択する
             OK   :見たいデータを確定する
   ・ビュア画面・・・・・・・・↑, ↓ :頁(または行)の移動(縦スクロール)
             →, ← :桁方向の移動(横スクロール)
             C   :データ選択画面に戻る

4-2.時間系アプリケーション
  カレンダー、世界時計、コンパスの3種の時間系アプリケーションを選択
 することができます。時間系アプリケーションの動作は、ホーム時間帯、ロ
 ーカル時間帯、半球の設定に依存します。加えて、世界時計については、サ
 マータイムの設定が可能です。

   キー操作
   ・アプリケーション選択画面・・・・↑, ↓ :アプリケーションを選択する
                  OK   :アプリケーションを確定する
                  .   :環境設定画面に移る
   ・環境設定画面・・・・・・・・・・・・・・・・↑, ↓ :設定項目を選択する
                  →, ← :設定を変更する
                  OK   :アプリ選択画面に戻る
     Home, Local はそれぞれ、ホームタイム(マシン内臓時計の示す都
    市)、ローカルタイム(ユーザーのいる都市)のグリニッジ標準時から
    の時間差(+12〜-11hr)を設定します。また、Hemisphere はユーザー
    のいる半球(N または S)を設定します。初期値は「東京・ソウル」の
    Home:+9、 Local:+9、 Hemisphere:N です。

4-2-1.カレンダー
  任意の年、月のカレンダーを表示します。このユーザー・プログラムが起
 動された時点では、今年、今月が初期値になります。カレンダーは3つの部
 分に分けて表示されます。
  初期値である「今月」はローカル・タイムにより決まり、カレンダーを最
 初に選んだときには、いきなり今月のカレンダーが表示されます。
  1995年から3000年までのカレンダーが表示可能です。
  祝祭日は1996年3月1日現在の日本ものであり、春分の日は3/21に固定され
 ています。

   キー操作
   ・年月選択画面・・・・・・・・↑, ↓ :変更する年、月を選択する
              ←   :年、または月を減らす
              →   :年、または月を増やす
              OK   :カレンダーを表示する
              C   :アプリ選択画面に戻る
   ・カレンダー表示画面・・↑, ↓ :ページを換える
              ←, → :前後の月のカレンダーを見る
              C   :年月選択画面に戻る

4-2-2.世界時計
  世界地図中に選択されているタイムゾーンが点滅し、またそのゾーンの中
 の主要都市名がローカルの時刻とともに表示されます。
  表示される時間はホーム、ローカル・タイム、及びサマータイム設定によ
 って決まります。また、ローカルの都市が最初に表示されます。
  サマータイムは世界時計の画面において、タイムゾーン毎に設定します。
  サマータイムが設定されていない場合は時刻の時、分の区切りが ":" に、
 また、設定されている場合は "|" になっています。

   キー操作
   ・世界時計画面・・・・・・・・← ,→ :タイムゾーンを変更する
              .   :サマータイムを設定、設定解除する
              C   :アプリ選択画面に戻る

4-2-3.コンパス
  太陽のマークを太陽に向ければ、時刻から方位が示されます。表示される
 方位は、ローカルの時刻と半球によって決まります。使用可能かどうかは別
 として、24時間対応になっています。

   キー操作
   ・コンパス画面・・・・・・・・C   :アプリ選択画面に戻る

4-3.ゲーム
  マイン・スイーパー、モンテカルロ、ゴルフの3種のゲームがあります。
 各ゲーム選択時、再実行時には乱数による地雷の配置、カードのシャッフル
 などに10秒近くかかります。
  すべてのゲームはカードの右側を下にして行います。

   キー操作
   ・ゲーム選択画面・・・・・・↑, ↓ :ゲームを選択する
              OK   :ゲームを確定する

4-3-1.マイン・スイーパー
  6x11の極小マイン・スイーパです。13個の地雷が埋まっており、それ以外
 の53区画をすべて掘る(開ける)と解決です。

   キー操作
   ・ゲーム中・・・・・・・・←, →,↑, ↓ :カーソルの移動
            OK      :掘る(既に掘られた区画で実行する
                    と回りが掘られる)
            .       :旗を立てるまたは、旗を降ろす(表
                    示されている地雷の数が増減する)
            C       :ゲームを中止する
                    →再ゲームの選択へ
   ・解決した時・・・・・・任意     :"Solved" 表示から抜ける
                    →再ゲームの選択へ
   ・失敗した時・・・・・・任意     :"Bang!" 表示から抜ける
                    →再ゲームの選択へ
   ・再ゲームの選択・・OK      :"Again?" 表示から抜ける
                    →再ゲームへ
            C       :"Again?" 表示から抜ける
                    →ゲーム選択画面へ

4-3-2.モンテカルロ
  カードを用いた一人遊びのモンテカルロです。スーツは無関係なので、数
 字しか表示しておりません。モンテカルロは隣り合った(上下、左右、斜め
 上下)同じ数値のカード2枚を取り除いて行く一人遊びです。

   キー操作
   ・ゲーム中・・・・・・・・←, →,↑, ↓ :カーソルの移動
            OK      :カードを選択または選択解除する
                    2枚選択するとそのカードが消える
            .       :カードを詰め、ストックから補充
                    する
            C       :ゲームを中止する
                    →再ゲームの選択へ
   ・解決した時・・・・・・任意     :"Solved" 表示から抜ける
                    →再ゲームの選択へ
   ・再ゲームの選択・・OK      :"Again?" 表示から抜ける
                    →再ゲームへ
            C       :"Again?" 表示から抜ける
                    →ゲーム選択画面へ

4-3-3.ゴルフ
  カードを用いた一人遊びのゴルフです。スーツは無関係なので、数字しか
 表示しておりません。通常のゴルフは横7列ですが、画面サイズの関係から
 横6列にしてあります。これによる難易度の変化は経験的にはほとんどあり
 ません。ゴルフは一番下の台札の上に差が1のカードを積み重ねて行く一人
 遊びです。

   キー操作
   ・ゲーム中・・・・・・・・←, → :カーソルの移動
            OK   :カーソル位置のカードを台札の上に置く
            .   :ストックから新しい台札を出す
            C   :ゲームを中止する
                →再ゲームの選択へ
   ・解決した時・・・・・・任意  :"Solved" 表示から抜ける
                →再ゲームの選択へ
   ・再ゲームの選択・・OK   :"Again?" 表示から抜ける
                →再ゲームへ
            C   :"Again?" 表示から抜ける
                →ゲーム選択画面へ

4-4.テキスト・ベース・アプリ
  簡易出納帳、簡易エディタ、各種電卓の3種のテキスト・ベース・アプリ
 ケーションがあります。

   キー操作
   ・アプリ選択画面・・・・・・↑, ↓ :アプリを選択する
              OK   :アプリを確定する

4-4-1.簡易出納帳
  ごく簡単な出納を記録するプログラムですので、出先でのメモ程度に利用
 できます。画面には、データ番号、表題、金額、合計が表示されます。同梱
 されているサンプルを CCPIM.PSA の後からロードして、元になったテキス
 トと比較し、試用してみて下さい。
  個別の金額は -99999 から 999999 までの整数が入力できますが、合計が
 負数になるようなデータを入力してはなりません。表題は6文字以内の
 ASCII コードのみで構成されなければなりません。入力可能なデータ数を越
 えると "Limit!" と表示され、入力できません。

   キー操作
   ・ビュー・モード・・・・・・・・・・・・↑, ↓ :新規入力、修正する項目(表題、
                     または金額)を選択する
                 ←, → :既存データを閲覧する
                 OK   :入力、修正モードに移行する
                 C   :アプリ選択画面に戻る
   ・入力、修正モード(表題)・・・・簡易エディタの文字表を参照
   ・入力、修正モード(金額)・・・・カーソルが表示されるので金額を入力し
                 OK で終える

4-4-2.簡易エディタ
  文字表から文字を選択する方式で入力する ASCII 可読文字限定のエディ
 ターです。入力方式としてはましな方であると考えますが、多量の文章を打
 つのには向いていません。筆記具を持ち合わせていない場合のメモと考えて
 下さい。

   キー操作
   ・ビュー画面・・・・・・・・・・↑,↓,→,← :カーソルの移動
              OK     :挿入(文字表)画面へ
              .      :文字削除
              C      :アプリ選択画面に戻る
              0〜9    :数字を直接入力
              X,+,-,%   :四則(*,+,-,/)を直接入力
   ・挿入画面(文字表)・・・・↑,↓,→,← :カーソルの移動
              OK     :文字の選択と挿入
              C      :ビュー画面に戻る

4-4-3.各種電卓
  年号変換、時間(60進)、16進の3つの電卓を選択します。

   キー操作
   ・電卓選択画面・・・・・・↑, ↓ :電卓を選択する
             OK   :電卓を確定する

4-4-3-1.年号変換
  キリスト教暦(西暦ともいう):C、今年との差:Y、明治:M、大正:T、昭和:S、
 平成:Hの相互の関係を表示します。最初に表示されるのは今年です。

   キー操作
              ↑,↓    :年を10年単位で増減する
              →,←    :年を1年単位で増減する
              C      :アプリ選択画面に戻る

4-4-3-2.時間(60進)電卓
  60進3桁の加減ができる電卓であり、答は10進数とともに表示されます。
 3桁が時、分、秒に該当するとすれば、10進数は、分を示します。おもちゃ
 と考えて下さい。

   キー操作
              0,・・・,9   :数字の入力
              +,-,=    :計算
              C      :次の順序でクリアし、最後にアプ
                     リ選択画面に戻る
                      A.入力中の数値
                      B.演算子
                      C.表示中の答

4-4-3-3.16進電卓
  16進4桁の加減ができる電卓であり、答は10進数とともに表示されます。
 おもちゃと考えて下さい。

   キー操作
              0,・・・,9   :数字の入力
              ↑      :Aの入力
              ←      :Bの入力
              →      :Cの入力
              .      :Dの入力
              ↓      :Eの入力
              %      :Fの入力
              +,-,=    :計算
              C      :次の順序でクリアし、最後にアプ
                     リ選択画面に戻る
                      A.入力中の数値
                      B.演算子
                      C.表示中の答

5.CFG4CPP.COM
  CFG4CCP.COM は各データのサイズを設定し、 PSA 形式のプログラムを出
 力する DOS 汎用コマンドです。PC/AT 互換機の場合は矢印キー等が使用で
 きます。ビュア・データのサイズは 864BYTE 4頁単位で、出納帳データの
 サイズは 320BYTE 32項目単位で、変更することができ、エディタ・データ
 のサイズは結果として決まります。

   コマンド・ライン
   >CFG4CCP [/?|/H] [/D]
   :出力する PSA 形式の CCPIM プログラム・ファイル名
         通常は CCPIM.PSA
   /?, /H   :ヘルプを表示する
   /D     :DOS 汎用で使用する(デフォールトはPC/AT対応)

   操作法(IBM PC/AT)
   →, ←   :設定する項目(TEXT1, TEXT2, TEXT3, BUDGET, EDITOR)を
         選択する
   ↓, ↑   :メモリー・サイズを増減させる
   ESC    :作業を中止する
   ENTER   :決定したメモリー・サイズで CCPIM.PSA を出力する

   操作法(DOS 汎用)
   R, L    :設定する項目(TEXT1, TEXT2, TEXT3, BUDGET, EDITOR)を
         選択する
   D, U    :メモリー・サイズを増減させる
   Q     :作業を中止する
   G     :決定したメモリー・サイズで CCPIM.PSA を出力する

6.CFG4NAM.AWK
  CFG4NAM.AWK はビュアの表題名を変更するための PSA を出力する DOS 汎
 用のコマンドであり、利用のためには JGAWK.EXE が必要です。CFG4NAM.AWK
 により作成された PSA は CCPIM.PSA の後から TC-100 にロードします。

   コマンド・ライン
   >JGAWK -f CFG4NAM.AWK >
   :出力する PSA 形式のファイル名

7.TXT2CCP.COM
  TXT2CCP.COM は CCPIM で使用するためテキストから TC-100 にロード可
 能なS2フォーマットのテキストを作成する DOS 汎用のコマンドです。 以下
 の5つのデータを作成することが可能です。

   ユーザー・プログラム1の1用のベタ1(スケジュール)
   ユーザー・プログラム1の2用のベタ2(メモ)
   ユーザー・プログラム1の3用のベタ3(時刻表)
   ユーザー・プログラム4の1用の出納初期値
   ナーザー・プログラム4の2用のテキスト・エディタ用データ

  メモリーは 200Kb ほど使用しますが、メモリ・チェックを行っていませ
 んので、これ未満のコンベンショナル・メモリーしかない場合は使用しない
 でください。データが制限容量を越える場合は、後続するデータが無視され
 ます。
  コマンドは 4x8 ASCII フォントとともに、8x8 の恵梨沙フォントを内蔵
 しています。内蔵している恵梨沙フォントは、オリジナルに対し、縦横を反
 転し、さらにハイ・ロー・ビットを反転していますが、それ以上の改変は加
 えておりません。

   コマンド・ライン
   >TXT2CCP [/?|/H] [/S|/M|/T|/B|/E] [/P] [/Cc]
       
     :入力テキスト・ファイル名
    :出力 PSA ファイル名
   :PSA形式のCCPIMプログラム・ファイル名(通常 CCPIM.PSA)
         (データのアドレスの参照のために指定する)
   /?, /H   :ヘルプを表示する
   /S     :ベタ1(スケジュール)としてテキストを変換する
         (デフォールトである)
   /M     :ベタ2(メモ)としてテキストを変換する
   /T     :ベタ3(時刻表)としてテキストを変換する
   /P     :ビュア用のデータを作成する場合に、はみ出す桁の折り返
         しを指定する(デフォールトでははみ出す桁を無視する)
   /Cc    :ビュア用のデータを作成する場合に、桁数 c を指定し、
         横スクロール対応のデータを出力する
         c は 19 以上、256 以下でなければならない

           例 /C80:通常の画面幅である、80桁のテキストとし
                てデータを出力する

   /B     :出納帳用データとしてテキストを変換する
         この場合、入力フォーマットは下記の通りの1行1件のデ
         ータを連続させる
         表題と金額は0個以上の半角スペースで区切ることができ
         る

           カラム 1・・・・6:表題(2バイト・コード不可、6文字固定)
               7・・・・ :金額(-99999〜999999)

           例  123456789*12(カラム)
              テモチノカネ100000
              コズカイ 50000
              タバコ -220
              BOOK  -1000

   /E     :エディタ用データとしてテキストを変換する
         この時 009H    は 01EH に変換される
         また、 00DH + 00AH は 08DH に変換される
         また、 末尾に     01CH が付加される

8.BMP2CCP.COM
  BMP2CCP.COM は CCPIM で使用するためビット・マップから TC-100 に
 ロード可能なS2フォーマットのテキストを作成する DOS 汎用のコマンド
 です。以下の3つのデータを作成することが可能です。

   ユーザー・プログラム1の1用のベタ1(スケジュール)
   ユーザー・プログラム1の2用のベタ2(メモ)
   ユーザー・プログラム1の3用のベタ3(時刻表)

  メモリーは 200Kb ほど使用しますが、メモリ・チェックを行っていませ
 んので、これ未満のコンベンショナル・メモリーしかない場合は使用しない
 でください。左上を起点とし、データが制限容量を越える場合は、後続する
 データが無視されます。
  2色(白黒)、16色、256色の無圧縮 BMP に対応しています。パレットは無視
 し、ビットが多く立っているピクセルを白、ビットがあまり立っていないピ
 クセルを黒として2値に変換します。

   コマンド・ライン
   >BMP2CCP [/?|/H] [/S|/M|/T] [/Xx] [/Cc] [/R]
       
     :入力ビット・マップ・ファイル名
    :出力 PSA ファイル名
   :PSA形式のCCPIMプログラム・ファイル名(通常 CCPIM.PSA)
         (データのアドレスの参照のために指定する)
   /?, /H   :ヘルプを表示する
   /S     :ベタ1(スケジュール)として BMP を変換する
         (デフォールトである)
   /M     :ベタ2(メモ)として BMP を変換する
   /T     :ベタ3(時刻表)として BMP を変換する
   /Xx    :データの横幅(bit) x を指定する。はみ出す部分は無視す
         る
         指定されなければ、BMP の横幅を 4bit 単位で切り上げた
         再度になる
         x は4bit単位で、最少72、最大1024である

           例 /X640:一般的なバソコンの画面幅である640ドット
                を横幅とする

   /Cc    :白と判断する立っている最少のビットの数を指定する
         デフォールトでは
           2色:1bit中1bit(不変)
           16色:4bit中2bit
          256色:8bit中4bit
         であるから、例えば、256色で、11010011bなるピクセルが
         あれば、5つのビットが立っているため白になる
         当然ながら、例えば、16色の場合、0を指定すると真っ白に、
         5を指定すると真っ黒になる

           例 /C5:5つ以上のビットが立っている場合に白と判断
               する

   /R     :白黒を反転する
         出力イメージが逆転している場合に指定する。

9.CCP2TXT.AWK
  CCP2TXT.AWK は TC-100 で作成された簡易出納帳、簡易エディタのデータ
 について、そのバックアップの PSA より通常のテキストを再生します。利
 用のためには JGAWK.EXE が必要です。

   コマンド・ライン
   >JGAWK -f CCP2TXT.AWK [/B|/E] [/S|/N] [>OutputTXT]
    :対象となるバックアップ PSA
   [>OutputTXT]:出力先のテキスト
          指定されなければ、画面に表示する
   /B :簡易出納帳データの再テキスト化を選択(デフォールト)
   /E :簡易エディタ・データの再テキスト化を選択
   /S :高速検索
     PSAが、1)1行 32byte で構成され
         2)行の先頭データのアドレス末尾が 00H,20H,・・のみであり
         3)文字がすべて大文字である
     場合に利用可能
   /N :通常検索

10.謝辞
  恵梨沙フォントPJの皆様に、まず、お礼を申し上げます。CCPIM 自体に
 フォントが内蔵されていないとはいえ、恵梨沙フォントは CCPIM の前提と
 なるものでした。
  諸藤豊さんには、UniGraph を提供いただいたお礼を申し上げます。
 CCPIM は恵梨沙フォントと UniGraph が一体となって初めてつくることがで
 きました。
  相田泰志さんには、コンパスという ChipCard に最適なアイデアお示しい
 ただき、お礼申し上げます。この素晴らしいアイデアを CCPIM のような貧
 弱な形で再実現したことについて、お詫びいたします。

11.著作権、転載等

11-1.著作権者
  恵梨沙フォントは恵梨沙フォントPJが著作権を所有しております。
  UniGraph は諸藤豊さんが著作権を放棄しているプログラムです。
  その他の部分については、守屋正平(NIFTY-Serve CXE03706)が著作権を
 保持します。

11-2.著作権
  このプログラムはフリー・ソフトウェアであり、著作権は上記著作権者が
 有します。

11-3.免責条項
  このプログラムを使用して発生した損害について、著作権者は一切の責任
 を負いません。

11-4.転載/配付
  恵梨沙フォントは恵梨沙フォントPJが著作権を所有しておりますので、
 本アーカイブの使用条件、再配布条件、転載条件もまた、オリジナルである
 ELISA100.LZH に準じます。同梱の ELISA100.DOC をお読みいただいてから、
 本コマンドを利用して下さい。ただし、TXT2CCP.ASM、TXT2CCP.COM 以外に
 ついては自由な改変を認めます。再配布、掲載については、著作権者への事
 前の連絡を条件に許可します。

12.サポート
  本バージョンは実質的に CCPIM の最終バージョンです、コードの中に冗長
 なもの、反復して現れ、サブルーチン化可能であると考えられるものも散見
 されるのは事実ですが、ほぼ TC-100 のメモリーの限界に達しており、これ
 以上の拡張は困難、かつ見苦しいと考えます。なお、バグ(あれば)・フィッ
 クスは引き続き行い、マイナー・バージョン・アップを行います。感想、バ
 グ・レポートをお待ちしております。


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